毎日が楽しくて仕方なかった!

お名前:藤木 亮(フジキ リョウ)さん

留学先:ニュージーランド タウポ ボランティア

留学期間:6ヶ月間

参加プログラム費用:1,000,000円

滞在方法:プロジェクト先に住み込み

大学生活最後の6ヶ月間
そこで得たものは…

大学院進学の予定を変更し、留年をして就職活動を行っていました。就職活動終了後、卒業までの時間を利用して海外に行きたいと考えて海外ボランティアを選択しました。ニュージーランドを選んだのは、英語圏であり、自然が豊富だったから。また、ラグビーが盛んだったことも理由の一つです。

 

■ボランティアの内容
タウポというニュージーランドで一番大きな湖のほとりにあるクリスチャンキャンプでスタッフさんのお手伝いを何でもやっていました。
ボランティアに割り当てられる仕事は
①Hosting(宿泊者のお世話全般、アクティビティ含む)
②Maintenance(施設全体の整備全般)
③Housekeeping(宿泊施設の掃除)
④Catering(料理補助)
の4つです。

私は主にMaintenanceを担当し、大きなグループが宿泊したときはHostingを手伝っていました。
週5日平日8:30~16:00を基本として働いていましたが、10:30にモーニングティー、12:30からランチがそれぞれ30分強あったので特に大変だとは思いませんでした。繁忙期には早朝から深夜まで働くこともありましたが、充実していたため特に不満は生まれませんでした。休みの調整を頼めばほぼ間違いなく要求が通っていたこともストレスなく働けた要因の一つだと考えています。

一緒に暮らしていたドイツ人4人が19歳で元気ハツラツだったので週最低2回はジムに通い、水曜日には隣町までサッカーをしに行っていました。
スタッフの方々もとても友好的な人達で色々な形でもてなしてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。

 


■一番よかったこと、感動したこと、日本に取り入れたい習慣
一緒に暮らしていたドイツ人たちとの日常生活が私の一番の宝物になりました。
もちろん最初からうまくコミュニケーションがとれていた訳ではありません。むしろ最初の2ヶ月は何言っても通じない、英語とドイツ語の区別もつかないくらい聞き取れないのひどい有様です。良好な関係が築けていたといえませんでした。

それでもどこかに出かけるときには必ず声をかけて連れて行ってくれた事にはとても感謝しています。お互いの話が少しずつ分かるようになってきてからは毎日が楽しくて仕方ありませんでした。誕生日プレゼントを貰いましたし、餞別にみんなのコメント付きのポロシャツを貰いました。貰ってばっかりです。別れ際にはお互いに涙が止まらず、本当につらかったですが三年以内に再会する事を誓い、別れを告げました。

日本に取り入れたい習慣としては、自分が楽しむために苦労を惜しまないところが気に入りました。休みの朝にはみんなで少し豪華な朝食を作り、わざわざテラスにテーブルを移動してゆったりと食事をとる、とてもすてきな習慣だと思いませんか?

 


■一番大変だったこと、悲しかったこと、恋しくなった日本のもの
一番大変だったのはやはり言葉の壁を乗り越える事でした。英語のシャワーを浴びればそのうち喋れて聞き取れるようにもなると高をくくっていた私でしたが、渡航直後にこれは勉強しないと無理だと悟りました。日本語と英語は根本的に違う言語です。発声方法も違えば、聞いた事もない音なので正しく聞き取る事も出来ません。毎日必死に勉強しましたが、それでも結局ニュージーランド人と変わらない生活を送るのに十分な能力は得る事が出来ませんでした。

悲しかったことは、やはりアジア人に対する冷たさを感じる事があったことです。

恋しくなった日本のものは間違いなく日本の食事です。もちろんニュージーランドの食事もおいしいのですが、とにかく脂っこくって2ヶ月で正直つらくなりました。多種多様な日本の食事は世界遺産に値します。

 


■得たと思うもの
ドイツ人の友達
英語圏で生き抜くのに充分な語学力(現地の人曰く、Your English is good enough to survive.らしい)
外国人も日本人と基本は同じだという感覚
せかせかしない生き方もあるんだという知識

 


■未来の参加者へのメッセージ
私はこの6ヶ月間海外ボランティアという形でニュージーランドに行って本当に良かったと思っています。全く後悔はありません。でも正直言って私は周りの環境に恵まれすぎていたと思っているので、すべての人にとって海外ボランティアという選択が一番であるとは言いません。現地での活動報告会中に他の国から来られたボランティアの中にはそうではなかった人もいるのではないかと感じました。私も一歩間違えていたらこの6ヶ月どのように過ごしていたか分からないです。少なくとも、同じだけのお金があれば何が出来るのか、ほかに海外に行く方法は何があるのかを考えてから自分がやることを決めてほしいと思っています。何を偉そうに当たり前のことを言っているのかと思われるかもしれませんが、私はそれすら考えていませんでした。ただその浅はかさがこの出会いと経験を生んでくれたと考えればそれはそれで良かったのかもしれません。これから海外ボランティアに行こうと計画中の皆さんにも同様の幸運がある事を心より祈っています。

この方が利用した会社/学校

留学手配会社名 NPO法人 ICYEジャパン
所在地 〒169-0074 東京都新宿区北新宿1-7-21 高澤ビル901号
営業時間 10:00~18:00(火~土)
定休日 日・月・祝日
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