費用は奨学金で。ダブルディグリー留学で日本とアメリカの学位を取得予定

お名前:荻野 響希さん

留学先:アメリカ・オレゴン州・セーラム市・Wilamette University

留学期間:2年間

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中央が荻野さん

 

2017年:東京国際大学(TIU)に入学
2018年:TIUの留学制度 American Studies Program(ASP) に参加し、姉妹校のWillamette Universityに1年間留学
2019秋(9月)〜:TIUのダブルディグリー制度を利用し、Willamette Universityに転入
2021年5月:卒業予定

興味があったアメリカ。海外で働く夢を実現させたかった

高校生の時から洋楽などを通して、英語に関心が強く、将来英語を使う仕事や海外で仕事をしたいと思い、大学生のうちに留学をしようと思ったのがきっかけです。アメリカを選んだのは、テイラースウィフトとアメリカのドラマ、ゴシップガールが好きで、とにかくアメリカという国にすごく興味があった為です。

留学中には英語力をあげることはもちろん、留学そのものを通して自立心やリーダーシップ力、コミュニケーション力(人と関わる力)の向上と、異文化理解を目標としていました。

現地で日本との違いを実感しながら努力し学んでいる

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2018年に行った1年間の留学では、語学留学ということもあり、英語に集中して学んでいました。しかし今回のダブルディグリー留学では、実際にWillamette Universityに編入をしているので、現地生と同じように授業に参加し学んでいます。前学期ではメディア系と経済系の授業を履修していました。今学期は自分の学部、ジェンダー学の授業を中心に履修しています。

 

日本との違いは、特にWillamette Universityは少人数制を全授業に採用しているので、授業内ではレクチャーよりもディスカッションがメインとなっている点です。当たり前ですが全て英語なので、苦戦しました。克服するために、宿題のリーディングを毎回しっかり注意深く読み、その内容についてノートを書いて授業に臨むようにしました。また、授業によってはチューターの人にサポートしてもらうこともありました。

 

他にも、日本のTIUと違い、キャンパス内に寮があり、多くの生徒が共同生活をしているところが違います。また、宿題の量、授業外でのサポート(チューター制度等)、図書館が深夜まで開いている、マイノリティーグループ(LGBTQIA、人種、国籍)の理解が進んでいるなど、多くの点で違いが感じられます。

 

普段の生活で感じることは、アメリカ人は雨が降っても傘をさす人が少なく、フードをかぶったりして歩いています。シャワー後に髪を乾かさないのも個人的にはびっくりしました。また、パジャマのまま授業に参加する人もいます。そういうのに慣れていないのでびっくりしますが、現地の学生はよくあることなのかあまりリアクションしません。授業中の飲食もみんな普通にしています。少人数制を取り入れているWillamette Universityならではなのかもしれませんが、毎学期、授業初日では必ず全員自己紹介を行いますね。

学習面だけではない、現地でしか学べないことを経験できる

自分の勉強の他に、学内にあるOIE(Office of International Education)で留学生をサポートしたり、毎月一つの国に絞って、その国についてのプレゼンテーションを他の学生に向けて行ったり、その国の有名な物(主に食べ物や独特の文化)を使い、イベントを開催するアルバイトをしていました。

 

また、ボランティア活動のひとつとして、1週間の春休みを利用してボランティアトリップ、TaB Trip(Take a Break Trip)に参加しました。自分たちのグループはサンフランシスコに行き、ImmigrationとPrison systemについて学び、ボランティアに参加しました。その中で、アメリカ国内(今回の場合特にカリフォルニア州)が直面している、メキシコからの違法移民、また移民後の違法移民の対処やそこからの刑務所の関係など、普段の日常生活では得ることができないことを学ぶことができました。

 

部活動では、バレーボール部に所属しています。この部活動を通して沢山の友達ができ、やはりスポーツに言語は関係ないということを身を持って感じました。

留学してみて実感したセルフスタディーの大切さ

実際に留学を経験して嬉しかったことは、長期留学生としてWillamette Universityに戻ってすぐの学期や、2018年にASP生として試しに大学の授業を受けた際に授業のディスカッションについてくのに必死で大変でしたが、最近では授業内のディスカッションに躊躇することなく参加し発言できるようになったことです。英語で自分の考えを伝えられる力が付いていることを実感でき嬉しかったです。

 

逆に悲しかったことは、2018年のASP留学中に3回受ける機会があったTOEICで、アメリカに着いてから2カ月後に受けた1回目のTOEICのスコアが、留学前より下がっていたことです。いくらアメリカにいて、現地の大学生と毎日英語で会話をしていても、やはりセルフスタディーも大切なんだと再認識しました。文法や語彙力、読み取る力などは意識して学習しなければと感じました。下記がTOEICのスコアです。

ASP留学中 TOEIC

495(一回目)
745(二回目)
835(三回目)

ASPから帰国後 TOEFL ibt

58
79

効果があったと思う英語学習法

・洋楽を聞く。
・ひたすらネイティブの友達と話す。
・アメリカの大学の教科書を読む。

 

◾️使用した参考書など
・TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ
・TOEIC L&R TEST パート6特急
・TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング
・新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 7 読解)
・TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
・ETS公認ガイド TOEFL IBT 第4版 CD-ROM版
・【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略))
・TOEFLテストリーディング問題270 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)
・【CD3枚付】TOEFLテストリスニング問題190 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)

 

他にも、初対面の人に対して英語で話しかけることに躊躇しなくなったことや、失敗することに対して恥ずかしいと思わなくなったことも留学を通して身についたことです。そしてLGBTQIA+について、自分の周りの環境で知り、学び、理解できたことや、さまざまなことに対して自分の考え方が、よりニュートラルになってきたこと (Openness, Gender-neutral, Social-neutral)は大きな収穫です。

コンタクトレンズは多めに持って行くべき

コンタクトレンズを使う人にですが、アメリカでコンタクトレンズを購入するのは大変なので、沢山持っていくことをお勧めしたいです。海外保険にはさまざまな種類があるので全てとは言い切れませんが、基本的に視力検査やコンタクトレンズにかかる費用は保険ではカバーされません。そのため視力検査代などは実費になります。トータルの費用も日本より高くなるので、留学中に必要なレンズは持っていくのが一番だと思います。

 

日本ではまだあまり使う人は少ないのかもしれませんが、デビットカードを持っておくと便利です。海外=クレジットカードと考えがちですが、すぐに引き落とされるデビットカードを使うと、残高がわかりやすく使いすぎを防げます。また、留学前にその国や地域の文化を知っておくといいと思います。勉強も大切ですが、せっかく留学をしているので遊びも楽しんでください!前にも書きましたが、傘をささない人が多いので、傘よりもレインコートを持っていくことをお勧めします。

 

荻野さん体験談画像2

給付型奨学金を得て留学費用を捻出

留学の費用は、給付型奨学金を日本の大学とアメリカの大学から貰っているのでそれを利用しています。大まかな費用は、

 

・学費:約300万円/1セメスター
・滞在費:約30万円/1セメスター
・食費:7万円/月
・その他:2〜4万円

 

といった感じです。
学校で日本語のクラスのチューターをしています。時給は1,300円で、月に15,000円くらいの収入があります。

留学とは

私にとって留学とは、自分を言語力だけでなく精神的にも、一人の人間として成長させてくれる機会です!
今では、駅前留学やネットフリックス留学なんて言葉もあるくらい、日本国内で言語を学ぶとこもできますが、実際現地に住んでみないと手に入れることができない経験も沢山得ることができるのが「留学」です!

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