学業だけでなく、 学びも遊びも全力を尽くす生き方を教えてくれた

お名前:斎藤雅樹さん

留学先:オタゴ大学

英語力を上げたい一心で留学を決意

 

英語は大の苦手でしたが、外国人とスラスラと英語で話せる人を見て強い憧れを感じ、大学は英語に強い所を志望していました。でも英語の点数が一向にあがらない。心配した親が紹介してくれた人から、英語が全くできないのに高校留学して、今はシドニーの大学に通っているという娘さんの話を聞き、「留学すれば英語ができるようになるんだ! 」と。半年間の短期留学の後、帰国してから大学を受験しようと、留学を決意したのです。
イギリスやカナダが希望でしたが、調べていくうちに、治安がよくて比較的費用が安いことからニュージーランドに決めました。留学エージェントにも相談し、日本人の少ないダニーデンへ。オタゴ大学付属の語学学校に入学しました。

 

みんなと仲良くなりたいその気持ちが英語力アップに

 

初めてニュージーランドの空港に着いた日のことは忘れられません。英語が全くわからなくて、徒歩10分ほどの国内線の搭乗口に着くことができず、さまよいました。ここならなんとかなるだろうと入ったマクドナルドでは、うまく注文ができず。空港に迎えにきてくれたホストファミリーは、英語のできない留学生に慣れていたようで、「日本人は話せないけど書けるから」と、すぐに筆談用のペンとノートを渡されたのには驚きました。でも、3週間もすると、筆談が面倒になり、片言でも英語で話したほうがマシだと思うように。クラスでも早くみんなと仲良くなりたい一心で、文法が間違っていようが気にせずどんどん話していましたね。人が話すフレーズを聞いて「な
るほど、そう言えばいいんだ!」とすぐにまねをして、生きた英語をどんどん吸収していきました。無理して英語を学ぼうと意識したことはなかったですが、力はついたみたいです。
語学学校の終わりに、先生に勧められて、大学進学準備コース( ファウンデーションコース)へのブリッジコースの試験を受けたら合格。帰国して日本の大学を受験するつもりでしたが、大学留学をしてもいいかもと思い始めました。

 

メリハリのある生き方 ものの考え方に多くを学んだ

 

帰国後、やはり大学留学をしたいと思い、自分で学費や生活費を調べたら日本の私立大学に通うのとそれほど変わらない。それで親を説得し、ちゃんと合格できたらという条件付きで留学を許してくれました。
最初の1年間はファウンデーションコースに通い、その後、オタゴ大の商学部(コマース)に入学しました。このときのTOEICのスコアは、留学前350だったのが940になっていました。
大学の教授陣は、国籍がインド、マレーシア、ベトナムなど多彩で、なまりの強い英語には衝撃を受けました。学生は6割近くがアメリカ人、次に多いのが中国人とアラブ人、日本人は数人しかいませんでした。
留学経験で学んだことは、学業的なことよりも、モノの考え方や生き方のほうがずっと大きかったと思います。彼らはすごく勉強するのですが、試験が終わった瞬間、思い切り遊ぶ。メリハリがすごいのです。だらだら勉強ばかりするのでもなく、バイトや遊びにかまけるのでもなく、やるときは一生懸命やる、という生き方は心地よかったですね。

 

就活に乗り遅れたものの留学時代の学びが評価され内定

 

卒業してそのままニュージーランドで就職し永住権を取るという選択肢もありましたが、祖父母の介護を手伝いたいと思い、帰国を決意しました。すでに12月で、就職活動には完全に乗り遅れていましたが、日本式の履歴書の書き方や面接など留学エージェントのサポートも受けながら30 社を受けました。英語力というよりも、大学で学んだマーケティングや統計学の知識が評価され、今の会社に就職しました。留学して強く感じたことは、「日本」というブランドの強さです。電気製品でも自動車でも、日本製品は海外で絶大な信頼がある。これを世の中にもっと広めたいと思いました。実は、数社内定をいただいた中から今の会社を選んだのは、そういう私の考えに共感し期待してくれる会社だったから。今、自社製品の国内のプロモーションを担当していますが、日本の中小企業をITで元気にすることによって、世界に向けて「日本」というブランドを発信していきたいですね。

この方が利用した会社/学校

留学手配会社名 University of Otago / オタゴ大学
所在地 〒 Dunedin
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