お名前:高橋夏実さん
留学先:University of Sydney
高校一年生の頃からずっと海外大学で勉強することを夢みていましたが、親と相談した結果、資金面の関係で留学は断念しなければならなくなりました。そのため、日本の大学受験に向けて勉強に励んでいました。
そんななか、高校2年生の秋に、父親のシドニー転勤が決まり、それから親と共にシドニーへの留学を考え始めました。
高校生の時、国内と海外のメディアで日本に対しての印象が非常に違う気がしていました。そのため、日本が世界情勢の中でどういう位置付けなのかを俯瞰的に見たくて、留学しました。
日本国内では、平和で比較的安全な良い国という印象をうけるニュースが多かった一方で、海外のニュースでは地震や原子力発電所の被害、国際的に否定されている捕鯨活動の積極的な取り組み、近隣諸国と議論が絶えない国というネガティブな印象をうけるものが多いと感じていました。
なぜこのバイアスが生まれてしまうのか、日本国内の人々は世界から本当はどう見られているのか知らないのではないか、世界情勢が著しく変わっていく中これからの日本はどうなっていくのか、知りたくなりました。
日本の大学で国際関係学を学ぶのでは、私が懸念している国内のバイアスが掛かってしまうと思い、地域的には近くて世界情勢に敏感なシドニー大学で国際関係学と政治経済学を勉強することに決めました。これらの学問で、今世界はどう動いていて、日本はその中でどう対応していけば良いのかを研究すると言う目標を掲げていました。
大学で学んだ知識を持ち帰り、日本という国を世界に発信し国内外での「印象の差」と言うものを徐々に縮めたいと思っていました。
学業面では、国際関係は政治学の思想に基づいて動いていることを学びました。各国の政府が掲げている思想が異なったり変化することで、国際政治は根本的にうまくいかないということを学びました。しかし、うまくいかないからといって関わることをやめてしまうのではなく、違うからこそお互い歩み寄ることが国際関係なのだと学びました。
また、日本とシドニーで勉強する政治経済学は全く違うと感じました。日本では資本主義の中で政治学と経済学を勉強するという印象を受けますが、シドニーでは新自由主義の経済動向を資本主義、マルクス主義やケインズ主義など多方面から考えることができました。自分のクリティカル・シンキング力(批判的思考力)がかなり鍛えられたと思います。
また、学業面だけではなく、大学生活全体を振り返ると、私は自分の考えを自分で考えてそれを発信する力を得ました。日本で高校生をしていると、ただ教わるものをテストで答える、という機械的な勉強方法を学びます。
オーストラリアでは大学で友達と話している時も、自分の興味本位で調べてきたものをシェアして、みんなでそれについて議論するということが多かったです。テストのために勉強するのではなく、普段から学びを得る環境が整っている大学生活でした。
大学での授業を理解するため、一回も授業を休みませんでした。図書館に深夜までいて、次の日の早朝にはまた図書館に戻る、という生活が数ヶ月続き、バイトと勉強を両立することが不可能になってくる時もありました。しかし、課題がどんなに忙しくても、絶対に授業についていけるようにしていました。
さらに、授業後はその日の授業で分からなかったこと、また課題をするにあたって難しいことを相談しに行っていました。それを繰り返していると、教授も自分の頑張りを認めてくれて、勉強に対してアドバイスをくださるようになり、助かりました。
また、留学中ジュネーブ大学に交換留学したのですが、その資金調達から留学のオーガナイズまで在学中に全部自分でやりました。このことは、学業面のほかで個人的に頑張りました。

ジュネ―ブ大学へ交換留学していた時に出会った現地の友達とスキーに。

全豪模擬国連大会の活動、参加はずっとしていました。
大学のクラスだけではなく、もっと他の知識を学びコミュニケーションしたいと思い、ソサイエティ(部活動やサークル)に一時期8つも入っていました!人文科学学部のソサイエティ、国際関係学のソサイエティ、写真部、模擬国連ソサイエティ、ビジネスソサイエティ、ビーガンソサイエティなど。それらを通じて私は今まで関わったことのないような人々と話すことができました。自分と全く違った考えを持つ人でも、話すことによってどんどん理解が深まったり、さまざまな経験をシェアしてくれたりするので、自分の知識がさらに深まりました。
私は現地大学生と仲が良く、国際生としてはたった一人だったのですが、大きな違いを感じ一旦社会人になり、新人社員として経済に貢献するということが自分の役目に感じているのですが、友達たちは違います。私の周りではまだまだ社会人がいません。みんな勉強を続けていたり、海外旅行をしていたり、自分の道を探していたり。もう少しスローで自由な人生を歩んでいて、よく羨ましいなぁ、と思っていました。
私は留学を通して、自分の考えをちゃんと持ち、相手の価値観を分析し、その人と良好な関係を築くことができるようになりました。また、環境問題に真剣に向き合うようになったのも、留学で得た大きな収穫です。

校舎を背景に、授業最後の日に学科の仲間たちと記念撮影。

卒業式
4年生の夏に日本に帰ってきて一ヶ月就職活動をしてから、シドニーで開催されたキャリアフェアでコンサルティング会社から内定をもらいました。
就職活動では、自分の強みはバイタリティーと国際的な思考だと思っていたので、それをなるべく表すようにしていました。留学経験はそれを裏付けるものになりました。
仕事はまだ始まって間もないのですが、英語を話せるだけではなく幅広い知識を持っていることが今後役に立って行くと思います。
留学ではさまざまな楽しいことや辛いことを経験すると思います。それらを忘れないために、一言でもいいから毎日日記をつけることをお勧めします。自分ではわからない日々の成長を記録することができます。それと、身体を壊すことが一番虚しいので、それだけには気をつけでください。
「本当の自分を教えてくれた、思考の成長期」でした。

誕生日にはたくさんの友人が一緒にお祝いしてくれました。
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