英語が苦手なのは私だけじゃない。そう思うと気楽になれた

お名前:斉藤友希(サイトウ ユキ)さん

留学先:William Angliss Institute

斉藤友希さん

斉藤友希さん

日本の大学で観光学を学んでいたのですが、授業でオーストラリアの観光学が進んでいることを知り、ぜひ現地で学びたいと思いました。英語力もアップできることが魅力でした。社会人になってからではなかなか留学できないので親を説得し、大学1年を終えた時点でこちらに来ました。William Angliss Instituteを選んだのは、大学の留学センターで、オーストラリア内でも観光・ホスピタリティの分野で名門の学校と聞いたからです。

 

留学前はオーストラリアは白人の国だと思っていたのですが、全然違いました。とくにメルボルンは移民大国で、タイ、ベトナム、クウェート、さまざまな国の人がいて本当にびっくりしました。違いに戸惑うというよりは、毎日それを楽しんでいましたね。
英語力はTOEIC600点くらいで、会話力は全然だめでしたが、留学生同士ならお互いネイティブではないのでなんとか会話ができました。メルボルンという街自体が移民に寛大なので英語力がなくても萎縮することなく話せたのはよかったと思います。

 

TAFEに入学するにはIELTS5.5以上の英語力が必要なので、最初の4カ月は語学学校で英語を学びました。一般英語ではなく、TAFEや大学の授業で必要とされるアカデミックスキル、レポートの書き方や英語でのプレゼンテーションの仕方などを学びました。

 

TAFEで学んだのは、観光学。旅行学、ホテルでのブッキングシステムや接客、経理・予算といったお金に関することなど、学ぶことは幅広かったですね。日本と違うと思ったのは、サステナビリティ(持続可能)の授業。観光と自然をいかに共存させるかということに対し、オーストラリア人はすごく意識が高いのです。風力発電などの代替エネルギーにお金をかけたり、自然への影響に配慮して大型バスでの観光旅行を減らすなど、日本ではあまり意識しないことにすごく力を入れています。とても勉強になりました。

 

授業は最初の2、3カ月はついていくのが大変でした。生徒はほとんどがローカル生(地元の学生)。先生も、語学学校のときと違って早口で、知らない単語ばかり。観光業界の専門用語は全くわからなくて苦戦しました。でもローカル生に教えてもらいながらなんとかついていきました。

 

中でも苦労したのはプレゼンテーションです。ローカルの学生は小学校の頃からプレゼンテーションに慣れているので、もうプロ級。身振り手振りを交えて人の心をつかむのが上手なのです。カンペを見ながら棒読みなんてありえない。全部暗記するのは当たり前で、聴衆とアイコンタクトをしながら身振り手振りで伝える。それが最初は恥ずかしくてなかなかできませんでした。「声が小さい!何をいっているか聞こえない!」と言われながら何度も練習しました。

 

毎日がチャレンジの連続でしたが「えー、無理」とか言っていられなくて乗り越えるしかなかったですね。そのおかげで、英語ができない、恥ずかしい、という気持ちはなくなりました。
ここは移民大国なので、英語に苦手意識があるのは私だけじゃない。そう思うと気楽になりました。海外の人は日本人に比べて自己主張が強く、口に出して言わないとわかってくれない。察してくれることはないので、がまんしないでとにかく口に出して言うことが大事だと思います。

 

学校のカリキュラムの一環として、インターンシップがあります。英文で履歴書を作り、面接をしてJTB Melbourneのインターンシップが決まったときはとても嬉しかったです。
仕事内容は日本に旅行に行くオーストラリア人のサポートというもので、全く実務経験はありませんでしたが、授業で行った接客ロールプレイがとても役立ちました。オーストラリア人相手に英語での対応をスムーズにこなせたのは大きな自信につながりました。

 

2020年の東京オリンピックのときには帰国して、観光の仕事をしたいです。多国籍社会のメルボルンで学んだ、各国ごとの文化に合ったおもてなしを提供できるといいなと思います。

 

留学は英語を学ぶことも大事ですがそれ以上に異文化を知ることが大事。別の国の人に出会えるだけでも素晴らしい経験です。実は私、外国人の彼氏ができたんです。日本にいたら絶対に外国人の彼氏なんてできなかったでしょうね。これも留学のおかげだと思います。

この方が利用した会社/学校

留学手配会社名 William Angliss Institute / ウイリアム・アングリス・インスティテュート
所在地 〒 Melbourne
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