10年後の自分に会うのが楽しみ

お名前:天川大勢(アマカワ タイセイ)さん

留学先:Shafston International College

天川大勢さん

天川大勢さん

「1、2年の遅れなんて取り戻せる」。父の言葉が背中を押してくれた
小中高大学まで野球部に所属し、野球中心の生活でした。高校のときには甲子園出場も果たししました。それに対して勉強のほうは全くだめ。自分の野球の能力を使って働く道を模索しましたがうまくいかず、一般企業に向けての就活もいい結果が出ませんでした。自分から野球を取ったときに、勝負できる能力は何もないんだと落ち込みましたね。

 

そんなとき、留学というアイデアが思い浮かびました。これからの社会、英語は絶対必要だし、英語を話すことができたらシンプルにカッコいいなと思ったのです。でも一方で、同期の友達はみな就職が決まっている。自分だけ取り残されるのではという不安がありました。
そこで家族に相談すると、父から「今まで野球しかしてこなかったのに、半年くらいで将来を決めるのは難しい。同期の人たちに今は負けているかもしれないけれど、留学して新しいことを学んで、将来その人たちを追い抜けばいい。1、2年の遅れなど一生という長いスパンで見れば大したことはない」と言われました。その言葉に強く感銘したことが最後の一押しとなりました。

 

留学先としてオーストラリアを選んだのは、週20時間以上学校で勉強している学生は就労が認められていること。働きながら学べるのがいいと思いました。ブリスベンを選んだのは都市のサイズが大きすぎず小さすぎず、治安がよく勉強に集中できる環境だと聞いたからです。

 

知識が全くないから吸収も速かった
来たばかりの頃は、初歩的な英語も全くできず、自己紹介もままならない。そもそも中学校英語からわかっていないことに気づきました。レベル分けテストの結果、クラスは一番下のLevel1からスタートしました。
でも、英語の知識がほぼ真っ白だったことが逆によかったのか、英語で英語を学ぶということに抵抗がなく、どんどん吸収できることが自分でも実感できました。1年後には、同じレベル1からスタートした人よりも早くクラスが上がっていました。

 

ただ、基礎が全くなかったので、隣のシェアハウスに住んでいた日本人留学生に1から教えてもらいました。彼らは、スポーツしかしてこなかった僕と正反対で、勉強しかしてこなかった有名大学の学生でしたが、お互いに自分にはない経験や考え方を知ることも楽しく、ためになりました。全然勉強のできない自分に自信を失っていましたが、自分の経験でも人に役立つことがあるのだと知れたこともよかったですね。

 

文化を知ると相手のことも理解できる
半年が過ぎる頃には、自分の言いたいことはだいたい英語で言えるようになりましたし、外国人との生活にも慣れてきました。

 

シェアハウスのシェアメイトだったある外国人が、冷蔵庫の僕の食べ物を勝手に食べるということがたびたびあったのですが、英語が話せないので何も言えずにいました。でも、だんだん英語が話せるようになると、「それは自分のものだ」と主張できるようにもなったし、彼も悪気があったのではなく、「友達のものは自分のもの」という文化からくるものだということもわかりました。そんなふうに、小さな違いを一つひとつ知って理解するようになりました。
日本人と外国人の一番の違いは、感情表現だと思います。日本人はシャイだと言われますが、感情もほとんど顔に出さないので、嬉しいのか悲しいのかわからない。でも外国人は常に明るく、ジェスチャーも大げさです。みんなフレンドリーで、見返りを求めず親切にしてくれる。日本人だと理由もなく親切にされたら「なにか裏があるのでは」と警戒しますが、そんな下心はいっさいない。そういうところは見習うべきだと思いますね。

 

留学は第二の人生
私にとって留学とは第二の人生。まだ24歳で第二の人生というのは早すぎるかもしれませんが、子どものときからずっと野球だけしかしてこなかったので、次は、本当にゼロから、生まれたばかりの気持ちで新しいことにチャレンジしたい。10年先の自分はどうなっているか、全く予想もつきませんが、今やっていることは絶対にすべて役に立っていると思うので、10年後の自分に出会うのが楽しみですね。

 

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