恋い焦がれたアフリカで

お名前:横尾 優里(ヨコオ ユリ)さん

留学先:タンザニア イリンガ州イルーラ ボランティア

留学期間:2014年2月~2015年2月

参加プログラム費用:1,100,000円

滞在方法:ホームステイ

「もっと長く住む!」タンザニアを初めて訪れた時にできた夢を実現中!

 

私はタンザニアの南に位置するイリンガ州の小さな村イルーラにあるILULA YWCAで女性支援のお手伝いをしています。ILULA YWCAはノルウェー人が設立した孤児の女の子たちが共同生活をするセンターと併設していて、普段はそのセンターのスタッフと同じオフィスで働き、そちらの仕事もしているので、実質二つの団体でボランティアしていることになります。現在自分が立ち上げたプロジェクトも2つになり、毎日色んなプロジェクトを手伝いながら少しずつ進めています。

 


イリンガ州は、私が訪れたタンザニアの地域の中で最も住みやすく、お気に入りの地域で、本当にここでボランティアができて幸せです。と言っても、特にイルーラでは水道が通っていないので、風呂、洗濯、料理などは基本的に貯めた雨水(ボウフラも余裕で浮いてます)を使う生活だし、何でも手に入るような便利な場所では決してなく、日本では到底考えられないほど質素な生活なのですが、息を飲むほど自然がとても美しく、高い建物が一つもないので大きな空で綺麗な夕日と天の川がこれでもか!と言うほど見られます。そして何より、一緒に働くスタッフ、村の人たち、子どもたちがとても良い人たちばかりで本当に大好きです。

 


スワヒリ語も、日本である程度勉強していたことが役立っていることもありますが、みんながスパルタで教えてくれるだけあって、かなり話せるようになってきました。こっちへ来てからイリンガ州に多く住むへへ族のへへ語も新たに勉強し始めています。

 


やはり観光とは違い、同じ場所で長く滞在して一緒に仕事や生活をすることで、本当に色々なモノが見えてきて、初めて受けた印象を毎回大きく塗り替えられています。それは良い意味でも、悪い意味でも。やはりしっかりとその国について知るには本当に時間がかかるし、たとえ何年いても全部は分からないのだろうなというのが今の思いです。

 


自分の感じる感覚や価値観は、自分が「日本人」として生まれ育った環境が大きく影響していて、タンザニア人の価値観に寄り添うことはできるけれど、完全に日本人の感覚を失うことができないからです。時にはそれがこちらで生活する際に、とても邪魔をしているように感じます。これが当たり前だと思っている価値観が、こちらでは全くそうではないからです。その度に喧嘩したり言い合ったりしてしまうのですが、果たしてそれで良いのか、価値観の押しつけになってはいないかと考えてしまいます。

 


そんな答えのないことをくるくる考えるとき、センターでボランティアをしている他のヨーロッパ人の友達と相談しあったり、週末にはイリンガ州の他の地域で働くアメリカやヨーロッパ出身の長期ボランティアのお兄さん、お姉さん達やJICAの隊員さん達とも会い、オールで飲みながら意見交換や話し合いをしたり、タンザニア人自身に正直に話しています。どこの出身でも価値観は違えども、やはり悩むことはだいたい似ていて、こう思っているのは自分だけじゃないとお互いに励まされ、それも大きな支えになっています。悩んだり、落ち込んだりしたときに、いつでも誰かに悩みを打ち明けられるこの環境も、私のイリンガが大好きな理由の一つかもしれません。

 


これから、自分のプロジェクトを持続可能なものにすること、そしてしっかり成果を出し、大好きな人たちに喜んでもらうことを目標にし、毎日新しいことにチャレンジしていきたいと思います。そして、こちらに来てから身近に起きるジェンダーの問題についてショックを受け、考えさせられることが多いので、これもしっかり自分の中で噛み砕いて理解し、自分にできることを探したいと思います。

この方が利用した会社/学校

留学手配会社名 NPO法人 ICYEジャパン
所在地 〒169-0074 東京都新宿区北新宿1-7-21 高澤ビル901号
営業時間 10:00~18:00(火~土)
定休日 日・月・祝日
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