美しいシチリア島で学び、今はイタリアで働いています

お名前:アサダさん

2012年6月から半年間、イタリアのシチリア島にある小さな町、ミラッツオにある語学学校Labolingに留学しました。留学をこの学校に決めた理由は、福岡にあるイタリア会館の先生の勧めでした。イタリアに留学を決めた際、学校選びの基準としていたのが、留学費用が安くすむ所、日本人がいない所の2点です。
最初の1カ月は、ホームスティをしながら学校に通い、残りの5カ月は学校が所有する他の学生とのシェアアパートに滞在しました。
最初にシチリア島に着いた時は、全然イタリア語がわからず、とまどうばかりでしたが、ホームスティの家族がとても親切で、ジェスチャーも交えながら、なんとか意志疎通を行なっていました。

 

学校初日はレベルチェックテストがあり、私は一番下のクラスからスタート。英語もわからない私は、一番下のクラスで先生とマンツーマンで絵やジェスチャーを駆使して、基本からレッスンを始めました。この学校は少人数のクラス編成のため、多くても8人くらい。Labolingは、期待通り日本人は0。欧州からの学生が多く、アジア系の学生も0。

 

この町は、世界遺産にも登録されているエオリエ諸島に行くための船が出ていることもあり、夏はバカンスついでに学校に通う欧米人で一杯になります。海に囲まれ、人口約3万人の小さい町ですが、生活に必要な物は揃っています。夏はエオリエ諸島に行く外国人で活気づき、冬は人も少なくなり落ち着いた雰囲気が漂います。シチリア3番目の都市のメッシーナまでも、バスで約30分なので便も比較的いいです。町の一番高い所にはお城があり、眺めも抜群。砂利浜のビーチも学校から徒歩で行け、レッスンが終わった後、午後は海岸沿いで透明度の高い海を眺めながら勉強することもしばしば。

 

午前中のレッスンの後は、学校主催のレクリエーションもあり、半日で行ける範囲で、ギリシャ劇場があるティンダリや、リゾート地のタオルミーナに先生と一緒に訪れ、歴史や、観光名所について、先生が説明してくれます。夜はホームスティ先の娘さんと一緒に出かけたり、勉強に明け暮れる暮らしを続け、2カ月目になって、学生アパートに引っ越しました。最初のホームスティのおかげで町にも慣れ、スムーズにアパートの生活を始めることができたと思います。また、学校は外国人ばかりなので、ホームスティ先の娘さんとアパートに移った後も、一緒にでかけ、イタリア人のグループの中にいたことは、イタリア語の上達を早めてくれました。

 

アパートは、自分専用の部屋以外は共同。初めての共同生活でしたが、この学校は年齢層が結構高めのため、ハウスメイトも落ち着いていて、私も落ち着いて生活できたと思います。困ったことやわからないことがあっても、学校のアパートのため、すぐに先生に相談でき、すばやく対応してくれました。1週間に1回は掃除もしてくれます。日本人がいなかったので、理想通りのイタリア語漬けの生活ができました。最初はイタリア語がわからず落ち込む事もありましたが、少人数制の学校のため、先生が時折声をかけてくれ、励ましてくれたので、頑張れたと思います。先生の勧めで、イタリア語試験のCILSのB1に挑戦すると決めてからは、宿題+過去問+作文と午後は勉強漬けになりましたが、12月に試験を受けて、無事に合格することができました。

 

これも、時間外でも熱心に指導してくれた先生方と、ホストファミリーのおかけだと思います。その後も、この留学時の縁で今の会社に出会う事ができ、幸運なことに今シチリアで仕事をしています。イタリア語を短期間で集中して勉強したい方にはおすすめの学校です。

 

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