留学は夢実現への通過点。先生にもらった言葉で変わることができた

お名前:大路菜々海さん

留学先:Inlingua

カナダに着いてから2週間ほどしてから、私の20歳の誕生日で、ホストファミリーがお祝いしてくれました。

カナダに着いてから2週間ほどしてから、私の20歳の誕生日で、ホストファミリーがお祝いしてくれました。

小学生の頃から通訳者になることを目標にしている私にとって、海外へ留学することはその目標への通過点だと考えていました。クリアな英語を話すカナダは、実践的な英語を学ぶ上でベストな環境だと思いカナダへの1年間の留学を決意しました。
また学校だけではなく社会の一員として仕事をするインターンシップを通して、心も大きく成長できたらと思いました。

 

カナダに着いてまず驚いたことは、カナダという国の想像以上の多文化性です。最初に滞在した場所がバンクーバーだということもあり、道行く人たちを見ても、お店やレストランにしても、いろいろな文化が混ざり合っている場所だと感じました。日本を含むアジア系の文化も根付いていて暮らしやすく、英語オンリーの生活に大きな期待を抱いていた自分にとっては衝撃でもありました。

 

学校に通いはじめてすぐは、授業で自分が思うように発言できなくて苦戦しました。授業を止めてでも、いくら間違えても、自分の意見に自信を持ってはっきりと発言する子がたくさんいましたが、失敗することが怖くて主張する力に欠けていた私は、尚更その雰囲気にのまれていきました。でも、担任の先生にもらった「mistakes are my friends」という言葉で自分の気持ちと、授業に対する姿勢が変わりました。


カナダでできた最初の友達で、大親友です。
韓国人の子で、ホームステイ先が一緒でした。毎晩2人で英語の勉強を一緒にしました。



 



Language schoolに通っていた時、クラスメイトの誕生日パーティーを開きました。
韓国人、日本人、ブラジル人、メキシコ人、スペイン人、世界のいろんなところからの友達です。




日本にいるときは、英語力の向上が明確にわからずもどかしく思っていましたが、カナダでは英語が生活の一部となっているので、毎日の積み重ねの成果を、ふとした会話の中や友達と遊ぶ時間の中など、感じられるタイミングが多かったです。これは自分のモチベーションを高めてくれたし、英語を学ぶことの楽しさを再確認できるポイントでした。また、Inlinguaの授業ではいろんな国からそれぞれの文化、考えを持つ友達と勉強したので新しい価値観を生み出すことができました。

General Englishのクラスの修了後に、Business Englishのクラスに参加したのですが、この1ヶ月は1番勉強し、常に必死でした。クラスメイトたちは私よりも年上で、社会経験のある人達ばかりでした。その中で私一人、大学生で社会経験なし。Businessに関するボキャブラリーも少なければ、Businessについての知識もなく、先生の言っていることが全く理解できないこともありました。みんなの倍やっても3倍やっても、まだ同じラインにも立てなくて、毎日その日の内容を何度も復習して、次の日の予習を入念にする日々を繰り返しました。最後の最後まで、必死に食らい付かないと置いていかれそうになっていたけれど、あのクラスで1番多くのことを吸収して、伸びしろが1番大きかったのは、私だと胸を張って言えます。

 

留学での進歩の1番はもちろん英語力の向上です。最初は相手の話を理解することに必死になっていたけど、今では相手にどうやって自分の意見を納得させるか、場面ごとで表現の幅を広げたりすることを目標にしています。
英語力のほかでは、内面の大きな変化ですね。最初はミスを恐れたり周りの目を気にして自分を表現できずにいたけど、クラスメイトの積極的な姿勢や、先生言葉や、仕事を通して、いつも必ずしも100%完璧でいる必要はないと気付きました。ミスから学ぶことは多いですしね。こんな気持ちの変化から、何事にも前向きに積極的に取り組めるようになりました。

 

学校以外の勉強では、コメディーショーを見て使える表現やidiomsの意味を掴んだりしていました。1回目はただ流して動画を見る。2回目は会話によく耳を傾けて聞き取りに集中しながら見る。その後にネットでスクリプトを拾ってきて、意味がわからないところを確認する。4回目は動画を見ながらshadowingに挑戦してみる。そんなことを何回も繰り返し、いろんな表現を実際の会話で使ってみていました。これが私には1番楽しく、実践的な表現を増やす勉強方法ですね。実際に会話の中で使えたときは嬉しいし、使えば使うほど頭に定着していきます。

 

バンクーバーからジャスパーに移ってからの休日は、綺麗な自然を楽しみました。湖や川、ロッキー山脈の周辺を友達とハイキングしたり、大自然の中で写真を撮ったり。バンクーバーに比べたらお店やエンターテイメントは全然ないけれど、ダウンタウンから少し歩けば、ポストカードの中にいるような綺麗な景色でした。そんな大自然の中でキャンプをしたり、ハイキングをしたりしました。日本ではハイキングなんてしたことはなかったのですが、このジャスパーの綺麗な自然に魅了されて今では趣味の1つがハイキングです。


ジャスパーに来てすぐ、同じ職場の人たちとwhistler mountain に登りました。
今でも連絡を取り合って、遊んだりします!



 

職場の人たちは常に仲が良くて、仕事終わりによくご飯を食べに行きました!



食事は、なるべく自炊をしています。手に入る食材で、完璧ではないけれど日本食を作ったり、時々友達と外食もします。また職場にはいろんな国籍の人がいるので、みんなで自分の国の料理を持ち寄りパーティーなどもします。
バンクーバーでは、Top of Vancouver (the revolving restaurant)というレストランへよく行きました。360度回転式のレストランで、夜はバンクーバーの街の夜景を見渡すことができます。
ジャスパーでは earl’sがオススメです。値段は少し高めだけど、お寿司や韓国料理や、イタリアンまであり、種類豊富なメニューを楽しめます。

 

バンクーバーではホームステイをしていて、ジャスパーでは仕事先からスタッフアコモデーションを借りています。また時々house sitter を任されて、これはその家の人が旅行などで家を空けるときに、ペットの世話や庭の手入れをする代わりにただで部屋を使わせてもらうシステムです。どのアコモデーションにも自分の部屋があったのでとても快適でした。

 

インターン先はエージェントと決めました。大きなキャビンがたくさんあるホテルのハウスキーパーでした。正直、希望ではなかったし、働きたい場所もジャスパーではありませんでしたが、大きな都市を離れてネイティヴの人たちと働きたいと考えていた私にはとてもいい選択でした。その後は、自分で働きたいお店にレジュメを持って行き、今はそこで働いています。

私がジャスパーではじめて就いた仕事を離れる時に同僚のみんなと。



私にとっての留学は、なりたい自分に、将来の目標に、少しでも近づくための通過点。留学が目標ではなく、ここで学んで身につけたことがこれからの目標実現に繋がるものです。カナダに来て自分に起きた全てのこと、感じたこと、学んだこと全部が自分にとってプラスになるものでした。まだまだ現状に満足はできないですが、通訳者になるため、少しずつでも近づいていると感じることができた1年間でした。

 

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