※本記事は、取材時の為替レート、1ユーロ=109.79円で計算しています。
留学について
大学4年の卒業間近の3月にマルタへ。
2週間語学学校でジェネラルコース(一般英語)を受講。
帰国後、すぐに大学卒業。
留学タイムライン
◯2011年4月:留学準備(英会話スクールへ通う)
◯2011年11月:留学準備(留学支援会社で留学契約)
◯2012年3月2日: マルタへ
◯2012年3月15日:帰国
牧田さんのマルタ留学費用の内訳(費用合計:約41万4240円/2週間)
費用合計:約41万4240円(約3,684ユーロ)/2週間
【授業料総計】
約35万円(約3190ユーロ)/2週間
【生活費総計】
約6万4,240円(約494ユーロ)/2週間
1週間の生活費:約3万2,120円(247ユーロ)
【生活費内訳】
◯家賃:約0円/週(※学費に含まれていた)
◯食費:約5,250円/週(約48ユーロ)
◯光熱費:約0円/週(※学費に含まれていた)
◯交通費:約0円/週(徒歩で通学)
◯交際費:約2万円/週(約182ユーロ)
◯携帯電話料金:0円/週
◯インターネット代(wifi使用料):約1,870円/週(17ユーロ)
※渡航費、留学中の旅行代金を含まず。
「留学しよう!」「マルタに行こう!」と思った理由
自然かたくさんあるマルタ
留学した理由は、
「社会人になったらまとまった時間を取るのが難しい」と思ったのが大きかったです。
私は、旅行が好きだったせいか、大学選択時は観光系の専門学校に進学を考えていて、当時から留学にも漠然と憧れを抱いていました。
ただ、結局、専門学校には行かずに違う大学へ進学したのですが、まだ英語も興味があり、なんとなく英会話教室にも通っていました。
しかし、部活・大学・アルバイトなど、とにかくやりたいことが多く、留学の機会を作れずに時が過ぎてしまってました・・。
でも、部活や卒業論文も終わり、就職先が決まると、「これからまとまった時間が取れないな」と思いに襲われてしまって。
「(とにかく)今しかできないことをやろう!」
と思い、ずっと憧れていた留学を決意する事ができました。語学留学を選択したのは、ただ単に海外旅行をするより、
「海外での生活を体験したかった」というのが大きかったです。
また、大学も実家通いだったのでその反動もあるかもしれません。
留学先としてマルタを選んだ理由は
◯せっかくだから聞いたことのない国にしたい
◯日本人が少なそうなイメージ
◯マルタでの環境は、嫌でも英語を使うだろうと思ったこと
が主なものでした。
留学費用を貯めた方法
当時は、学生だったので、祖母にちょうど50万円を返済する約束で借りて、留学することができました。
大学を卒業後、就職したと同時に積み立てを行い、約2年後に一括返済することができました。
牧田さんが教える!マルタ留学のお役立ち情報3つ!
1.3月のマルタは寒い!
3月のマルタは、普通に寒いので気を付けてください!
私の場合、ネットの情報から薄い服ばかり持って行ったので、向こうで風もしのげるダウンを買うはめになってしまいました。
さらに、雨の日の水はけもあまり良くないので長靴が必要だなと思ったりもしました。ちなみに、私はスニーカーが壊れてしまいました。
荷物の持っていける量にもよりますが、現地で買うより日本である程度気候の変化にも対応できるような、荷造りや準備をしていくことをおススメします。
2.現地のサンデーマーケットに行ってみよう!
マーケットで陳列されていた魚
日曜日には、サンデーマーケットといって、日曜日に市場が開かれてました!
私が行ったマーケットは「マルサシュロック」という漁村の町の市場で、マルタ島近郊でその日に水揚げされた新鮮な魚がたくさん売られていました。
さらに、マーケットには、魚だけではなく、生活用品から日常衣料品、加工食品、野菜など売られていて、品物によっては、
値段がスーパーより安かったりもするので、穴場かもしれません!
3.観光名所がたくさん!
私にとって、マルタの町並みはとても綺麗で素晴らしく、日本とはまた違った雰囲気がありました。
なので、
「現地に住みながら素晴らしい町並みを観光できるなんて贅沢!」
という感覚で観光していました。町並みなので、散歩がてら気軽にそして無料で観光できるのがいいところだなと感じていました。
ところで、写真は、バレッタという町にある聖ヨハネの大聖堂で観光名所の1つです。
入場料については、大人は約1,100円(約10.0ユーロ)、学生だと約820円(約7.5ユーロ)でした。
驚くことに、その大聖堂では、日本語オーディオガイド(日本語で説明してくれる音声ガイド)が無料だったんです。
私は、詳しく大聖堂を知りたかったので迷わず利用しました!
また、私が通っていた語学学校では、
観光ツアーの案内もあったので、そこで情報を得たり、利用したりしていました。
語学学校にあったコースのおかげだったと思うのですが、マルタを2週間で一通り観光することができたので、留学中に観光してみることは本当におススメです!
マルタの物価について「品物によっては安い!」
日本と比べ、
少し高いかなと感じることは多かったと思います。しかし、食事やカフェは量が多いので「日本でこの量ならこんなものかな」と思ったり・・・
物価で安いと私が感じたものは、
パイやパン、チーズ、ワインなど物によっては安いし質も良い!と感じるものもありました。
また、ベーカリーも町中いたるところにあって、そこでよくパイなどを買ってランチとして食べていました!
留学生活について「とりあえずやってみるという気持ちが芽生えた!
語学学校は、週5日、午前中のみ授業で、午後はマルタ島内を観光するような生活を過ごしていました。
私の場合は、日本人の友達と一緒に居る時間も多かったけど、
韓国やリビア、トルコ、ブラジルなど色んな国の人と繋がりを持つことができました。
語学学校のクラス分けでは、下から2番目の初級クラスだったけど、みんな我先にと自分の知ってる単語を叫ぶのが印象的だったのを覚えています。
一方で自分は何も話せなくて、クラスメイトに
「なんで話さないの?せっかくの授業なのに。」
と、つたない英語で指摘されて・・・
私はその時にふと、
「ああ、これがテレビとかでよく耳にしていた日本人のダメなところなんだな・・・」と思いました。
その授業では結局、話せる機会が少なかったんですが、家に帰る途中で迷子になり、交番で必死に伝えたらなんとか伝わったこともあり、
「必死に伝えようとすれば英語出てくるじゃん!」
と自分でもびっくりしたことを覚えています。
日本にいるときは自分のプライドなどが邪魔して失敗することを嫌がっていたけど、帰国するときには、
「とりあえずやってみる」
ことも良いものだなと考えさせられる良い機会になりました。
留学してよかったこと
「大人になっても勉強したいと思うものには挑戦するようになった!」
国も文化も違ういろんな世代の人と一緒になって勉強するというのはとても楽しかったし、今まで経験したことのないことでした!
例えば、最初に入ったクラスには、60歳くらいの方が居たり、最近子どもが生まれたばかりというお父さんが居たり!
日本に居る間は「大人になっても勉強し続ける」ということがピンとこなかったけど、
マルタに留学したことで、そのことを目の当たりにし、衝撃を受けました。
就職したら家庭をもったら休みなく働き続けるもの、勉強は嫌なもの、という固定概念みたいのが崩れた気がしました。
なので、いくつになっても
「勉強したい!」と思えるものには、どんどんチャレンジできたらいいなと思っています。
現在は、社会人になって営業職をしていますが、あの時のことを思い出し、行き詰まったときは
◯とりあえずやってみよう
◯断られると思うけど言ってみよう
の気持ちに戻って仕事をしています。
これから留学する人への金銭面でのアドバイス「早めの計画で費用を削減!!」
今から思うと、留学計画について、「もっとはやく計画作りを始めれば、いろいろな比較や情報収集ができたかなぁ。」と思います。
ですので、留学を考えている方には、
早めに計画を立てること、そこで情報収集や比較を行い、自分にベストな留学を選ぶことをおススメします!
あくまで私の考えや経験ですが
「
物は劣化するけど経験は劣化しない!」
ので、留学を悩んでいる方には、留学に挑戦して、今まで経験したことのない経験ができるように応援しています!
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