お名前:橋本紗莉菜さん
留学先:William Angliss Institute of TAFE
ホスピタリティやツーリズムで実績のあるWilliam Angliss Instituteに留学、ツーリズムのコースを選択しツアーコンダクターとして旅程表を作成しクラスメイトの前でプレゼンテーションをしたり 。 現地旅行会社を1つ取り上げ、その会社のマーケティング方法を調査したり、現地の環境や文化の持続可能性を考慮した観光のあり方=サステイナブルツーリズムについて学びました。
日本との大きな違いは発言量の多さで す。皆、臆することなく自分の 考えを自信をもって発言してい る姿が印象的でした。私は、初 めての留学、初めての完全英語 環境になかなか慣れず、先生の 英語が速くて最初はほとんど理 解できませんでした。他のクラ スメイトが笑っているのに、自 分だけ意味がわからなくて真顔 ということが多くあり、疎外感 を感じていました。でも、状況 をポジティブに捉え、やってや ろうの精神で、毎日数時間を費 やし復習し、少しずつ授業が理解できるようになりました。
学校の友達と、メルボルンで有名なスポーツであるFootyを観戦しに行ったとき。
せっかくの留学なので、さま ざまなことにチャレンジしまし た。ボランティアでは、市内のイベントをお手伝い。年に数回メルボルンで行われる日本文化を伝えるイベントでは、現地の子どもから大 人まで幅広い年代の方々に日本の折り 紙文化を伝えました。折り方などを英 語で説明するのがとても難しかったです が、一緒に一つの作品を完成させたときの感動は今でも鮮明に覚えています。また、想像していたよりも折り紙の認知度 が高いことに驚き、日本人として誇りに 思いました。
日本の旅行会社の海外支店でインター ンシップも経験。その頃には友達との会話は普通にできるようになっていましたが、仕事で使うフレーズには慣れていなくて最初のうちは苦労しました。仕事も初めは覚えることが多く、お客様の前でもうまく話せなくて落ち込んだり。でも、毎日一生懸命業務に取り組むうちにだん だんと慣れてきました。
この経験で、語学力が100%ではなくても、一生懸命さや熱意・謙虚さなどがあればそれは必 ず伝わると確信できました。日本食レストランでのアルバイトにも チャレンジしました。時給は 21 ドル。週に5日間働いて、月 14 万くらい稼ぐこと ができ、家賃や各種支払い、食費などにあてることができました。
留学中、最大にがんばったことは、人生初のフルマラソンへの挑戦です。留学当初、英語環境に慣れず、日々孤独を感 じていました。そんな状況を打破したか ったんです。
毎年 10 月に行われるメルボ ルンマラソンに向け、週3回、半年間の 練習を重ねました。最初は 10 分間走ることさえ辛かったのが次第に慣れ、本番で はみごと完走。我ながら「よくやったなぁ」と思いますが、絶対無理と思っていたことを成し遂げた経験は、今後の人生に大いに役立つと思います。
半年間の練習の末、メルボルンマラソンを完走しまし た。自分でもここまでやれるとは!
留学によって、いい意味で楽観的にな れたと思います。留学前は失敗すること に恐れて、慎重過ぎたり決断が遅かった り、最悪の場合はチャレンジさえせずに 物事をあきらめてしまったり。でも、留 学を機に、どんな環境でも、「なんとか なる」と思えるようになりました。そのおかげで今は「失敗するかもしれないけ どとりあえずやってみよう」の精神で物 事と向き合っています。
また、これまでの私は、実家暮らしで 両親に頼りっぱなしでしたが、留学中は、 日用品の買いもの、職探し、家探し、銀 行口座開設、学校の事務手続きなど自分 の身の回りのことすべて自分で解決せざるを得ませんでした。最初は英語にも自 信がなかったので、これらを自分でできるか不安でいっぱいでしたが、一つひと つ乗り越えていくうちに慣れていき、今 では何でもできそうな自信があります!
「留学に行く!」と決断するのはとても勇気がいること。不安もいっぱいありましたが、留学を終えた後の達成感や充 実感に比べれば、最初の不安なんてとるに足りないもの。世界は自分の想像以上 にとてつもなく広い、と留学を通して学びました。私にとって留学とは、人生の転機であり、これからの人生のベースになると思っています。
大学で 英語が 「弱み」に
↓
大学3年次 に休学
↓
メルボルンの TAFEに留学
↓
インターンシップ で実践経験
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帰国し、 就職活動中
・語学力の向上
・日本ではできない 経験をする
・積極的に挑戦する
・英語を学ぶのではなく 英語で何かを学ぶ
・TOEICスコア150点 アップ
・失敗を恐れなくなった
・自分のことを自分で できるようになった
友達がふざけたことを言ったり、おもし ろい行動をしたときに、「おばかさんだ なぁ、おもしろいなぁ」という意味でstupidを使っていました。でも、stupid は、「おばかさん」というよりは強い意味 で、相手の知能の低さや判断力を否 定するワード。あるとき友達から「私 たちはあなたの性格を理解しているか ら、あなたが本気でstupidと言ってい るとは考えてないよ。でも、この場合 はsillyのほうがいいと思う」と教えて くれました。辞書の言葉をそのまま使 う怖さを実感! 単語は、localの友達 にも確認し、ニュアンスに注意して使 いましょう!
メルボルンからシドニーへ一人旅に行きました。背景には有名なオペラハウスが。
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