留学は自己分析をし、 自分を知るチャンス

観光で成功している オーストラリアに学びたい

高校１年生の夏休みに、単身でイギリ ス留学をしました。英語という共通言語 によっていろんな国の人と意見交換でき、 自分の常識をさまざまな角度から見つめ 直すことができました。いつかもう一度 海外で英語を使って、もっと新しいこと を発見したいと思っていたことが留学の きっかけです。 観光に興味があったので、観光を主要 産業の一つとしているオーストラリア で学びたいと思いました。留学先のWilliam Angliss Institute（以下WAI）は 飲食業、サービス業、旅行業に特化して いて、政府や実業界とも緊密に連携して います。前半で、実社会で即戦力となる スキルを学び、後半で理論を学べる、私 にとってはとても理想的な学校でした。

WAIの修学旅行でグレート・オーシャン・ロードへ。ダイナミ ックな自然の風景に圧倒されました。

業界で働くプロが講師 即戦力を育てる実践的な授業 　

１年目は、一般的なビジネススキル や観光業界の基礎的なことを一通り学び ました。文化や性別、国籍などの異なる 多様な職場環境でのマネージメントやリ ーダーシップのあり方、人材育成や会社 経営の方法なども学びました。現地企業 でのインターンシップもありました。

２年目は、会社の経営の仕方、ビジネ スに関する法律などを学びました。選択 科目では、ワインの勉強をしました。WAIは学校内に、実習の場として本物の レストランを持っているので、そこでフ ルコースの料理を食べながらいくつかの ワインをメニューごとに合わせたり、校 外学習で車でワインの産地に行ってテイ スティングをしたり。経験から学べるこ とが多くとても充実していました。

２年目後半からは大学レベルの理論的 な教科が多くなりました。論文の書き方 やディベート、プレゼンテーションの仕 方などのほか、マーケティングの授業で は、実際にある企業の広告方法を研究す るなど、ケーススタディーを中心に授業 が行われました。 WAIの最大の特徴は、授業内容がと ても実践的なこと。講師は実際に業界で 働いている人達なので、授業内容は常に 最新情報。実際の事例を用いての説明は 興味深く、わかりやすかったです。

英語の授業に苦戦するも、あきらめず オールＡの成績を得る

クラスに日本人は私一人。留学生すら いませんでした。当然ながら授業は英語。 ネイティブのスピードについていくのが 大変で、一学期目は予習、復習でいっぱ いいっぱいでした。思い切って先生に相 談し、追加授業や同じ授業を２回受けさ せてもらったり、ESLクラスの先生に は、英語の課題を添削してもらいました。

どんなに授業が難しく宿題が多くても、 あきらめずに授業には毎回出て、課題は 期限内に出すようにしました。一学期間、 がんばったおかげで後の勉強は余裕を持 って取り組めるようになりました。二学 期やその後の勉強で、オールＡが取れた ことは自分でもがんばったと思います。

ハロウィーンパーティでクラスメイトと仮装。オーストラリアの 学生の積極性には影響を受けました。

自分で決断したことだから、 あきらめずにがんばれた

留学をしたことで、責任感と自立心が 身についたと実感しています。居心地の よかった日本から離れて、銀行口座の開 設も、アパートの契約も携帯電話の契約 も、自分で一つひとつこなしていきまし た。自炊も慣れるまでは苦労しました。でも、すべて自分で決断したことだから こそあきらめずにがんばれたと思います。 異なる文化・世代の友達に出会えたこ とで得るものも多かったです。彼らを通 して、自分でも気づかなかった長所や短 所、得意なことなどが見えてきました。

今は、学校に通いながら現地の旅行代 理店で働いています。WAIでの勉強が とても実践的だったので、すぐに仕事に 慣れることができ、とても助かりました。 また、仕事での経験によって授業の理解 も深まり、課題にも実感を持って取り組 めるようになりました。

今後は、WAIで学んだ観光マーケテ ィングの知識を活かして、観光の知識プ ラスαのスキルを身につけたいです。就活で は、日本でもオーストラリアでも働ける 仕事を見つけたい。広い職種の選択肢を 持ち、最も自分が活躍できる職場に就職 できるよう自分を磨いていきたいです。

カレッジで専門スキルを磨きながら就労経験も

高1の時にイギリス留学
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関東 国際高校を卒業
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メルボルンへ
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働きながら 在学中

留学の目的

• ・英語力を伸ばす
• ・親元を離れて自立する

留学で得たもの

• ・責任感 
• ・自立心 
• ・忍耐力
• ・自分の長所、短所、得意 なことが理解できた

＼Tips／私の英語勉強法

出かけるときは常に現地の人 の会話をよく聴いてフレーズを メモしていました。ビジネス英 語を習いたいときは、スーツを 着た、いかにもという感じの人 の話し方をリスニングして、使 えそうなフレーズをさっと携帯 にメモして、別の機会に使っ てみる、などを続けていました。 参考書にはない、生の表現を 得られるのは留学ならではの 勉強法だと思います。表現だ けでなく、どういう場で使うの か、シチュエーションも同時に 理解できるのでおススメです。

オーストラリアはワインでも有名。ワインの生産者を訪ねて、 料理に合わせたワインをテイスティング。