留学について
※本記事は、谷島さんの留学スタート時(2014年9月19日)の為替レート、1NZドル=90.66円で計算しています。
30歳の時に、ニュージーランド・オークランドへ。
ニュージーランドで保育士の資格を取るにはIELTSが必要不可欠だったため
AEA English school 語学学校のIELTSコースに 6ヶ月通う。
朝9時から3時までのレギュラーコースそして、午後に1時間希望者が参加できるキャッチアップクラスに参加しIELTS対策を行う。
カティカティという場所でキウイフルーツの収穫、包装、出荷の仕事を4ヶ月行い、その後、
“オークランドの保育園” で働く。ワーキングホリデービザが切れると同時に学生ビザを取得。
将来、日本または海外で自分の園を持つという夢のために、学校はビジネス学校
“Edenz CollegeのDiploma in Business Level 7 へ入学。
リーダーシップ論、リスクマネージメント、人事などビジネスについて学ぶ。
ニュージーランドでは学生ビザを持っていると週20時間働くことができるため、そのまま保育園で働く。現在はワークビザを取得し、保育園で保育士としてフルタイムで働く。
留学タイムライン
◯2013年4月~2014年3月:(日本の英語学校に通う)
◯2014年9月~2015年3月:語学学校(AEA English school)でIELTS対策
◯2015年4月~2015年7月:果樹園でキウイフルーツ収穫、包装、出荷の季節労働
◯2015年8月~2015年11月:オークランドの保育園でフルタイム勤務
◯2015年11月:Edenz College Diploma in Business Level 7に入学
さらに同時期に保育園で週20時間働く
◯2016年11月:学校卒業後、ワークビザ取得
谷島さんのニュージーランド留学費用の内訳(費用合計:約414万円/1年6ヶ月間)
【費用合計:約414万円/1年6ヶ月間】
【授業料総計:約168万円(18,5000NZドル)】
語学学校:約59万円(6,500NZドル)/6ヶ月
ビジネス学校:約109万円(12,000NZドル)/1年間
【生活費総計:約246万円/1年6ヶ月間】
1ヶ月の生活費: 約136,800円(1,520NZドル)
【生活費内訳】
◯家賃:約72,000円/月(800NZドル)
◯食費:約27,000円/月(300NZドル)
◯光熱費:0円(※家賃に含まれていた)
◯交通費:約0円/月(徒歩だったのでなし)
◯交際費: 約36,000円/月(400NZドル)
◯携帯電話料金: 約1,800円/月(20NZドル)
◯インターネット代:0円(※家賃に含まれていた)
※渡航費、留学中の旅行代金を含まず。
「留学しよう!」「ニュージーランドに行こう!」と思った理由
私は、大学1年の時に大学主催の1ヶ月オーストラリア幼児教育研修に参加しました。その経験から「海外で保育士をしてみたい」という気持ちが芽生えました。
その後、2007年にニュージーランドの保育園でインターンシップを1ヶ月行いました。なぜなら、ニュージーランドの保育カリキュラムは世界的にも有名だったので、ニュージーランドで保育士として実践し、もっと深く学んでみたいと思いました!ニュージーランドでは「現地の保育がどう行われているのか」ということを体験しました。この体験によって「私がニュージーランドで実際に保育士になったら、、」とイメージしやすかったです。ニュージーランドの保育園でのインターンシップ後、日本で7年間保育士をしていました。ですが、、、「やはりニュージーランドで保育士をしたい」という気持ちが強く、ワーキングホリデーにチャレンジしようと決意しました。また、ビジネスを勉強しようと決めたのは、将来「日本または海外で自分の園を持つ」という夢のために、海外でビジネスを勉強したいと思ったからです。
留学費用を貯めた方法
まず、日本で仕事をして貯めました。200万をニュージーランドに送金し、学費、保険、IELTS受験料等々を払いました。ところが、最初の6ヶ月で半分以上なくなったため、季節労働をすることに。。さらに、車を買ったりしたので、ビジネス学校の学費は賄えなかったので、追加で日本からお金を送金しました。日本への送金方法としては、中国の会社の”KVB Kunlun”を利用しました。手数料1,000円くらいでしたが、レートが良く、日本の銀行からKVB Kunlunへ日本円で送金し、現地のその日のレートで換金できたのでとても便利でした。
谷島さんが教える!留学費節約の3つのポイント
休日にて谷島さんが実践された留学中の節約術をご紹介します!
1.自炊が一番!
オークランドは
物価が高く、外食をするとランチで約1350円(15NZドル)。ディナーで約2250円(25NZドル)くらいが相場です 。そのため、アジアンマーケットなどで安く野菜を手に入れ自炊していました。
さらに、
シェアハウスに住んでいたからこそ の節約術もあります!
シェアハウスでは、食事のシェアから食材のシェアまでしていました。
私が韓国人と住んでいた時は、10キロのお米を一緒に買ってシェアをしたので節約になったと思います。
オークランドでは、「お米は1キロずつ買うより、10キロまとめて買った方が安いんです!」さらに、韓国料理と日本料理で使う調味料も似ているのでそれもシェア!
また、ヨーロッパ出身のフラットメイトと住んでいた時は、彼らは飲食系でアルバイトをしていたので、よく廃棄される前の食べ物を持ってきてくれました。
カフェで働いていた人は、サンドイッチやパイ、ベーカリーで働いていた人はパン。
レストランで働いていた人は、ワインのメニューを変えるからというお店の理由でボトルのワインを持ってきてくれたこともありました!!!
2.交通費を節約!
シティセンターに住むことで、交通費を節約していました。
家賃は高かったですが、休みの日もシティセンターで遊ぶことが多かったので、交通費を節約することができました!
3.バーより家で飲む!
飲むときは家で飲む。私たちのフラットはみんな仲が良かったので、事前にパーティーをしたい日を相談しておけばできたので、よくパーティーをしました。
「バーに飲みに行くよりもずっと安い」です!
谷島さんが行なっていたアルバイト
キウイフルーツ収穫
1.キウイファームでアルバイト
◯収入
・キウイフルーツ収穫は、週で約36,000円〜72,500円(400~800NZドル):週の天気によるため不安定
・キウイフルーツ包装は、週で約54,000円〜63,000円(600~700NZドル)
◯アルバイトの詳細
キウイフルーツ収穫は、天気がいい日のみ。雨が降ると仕事が無いので収入は安定しませんが、歩合制の契約の場合かなりいい値段の給料でした。
キウイフルーツの包装は朝6:45〜夕方の5:30まで約10時間を週5~6日しました。
2.保育園でアルバイト
◯収入
・保育園のアルバイトは週20時間で約25,000円(270NZドル)
◯アルバイトの詳細
保育園のアルバイトは1日に6.5時間を週3回行い、保育士としての経験を積んでいきました。
オークランドの物価について
「物価は高いので、季節ものを購入!」
職場の先生達と焼肉レストラン
オークランドは、
物価が高い と思います。平均で、だいたいランチで約1,300円(15NZドル)。ディナーで約2,250円(25NZドル)です。
しかし!
季節ものの野菜や果物は安い ので、それらを良く食べていました。
例えば、キウイフルーツは季節だと安くて1キロ約180円(2NZドル)とかだったので、出費を押さえることができました(1個約40円)。
留学生活について
「平日はIELTS、週末にはニュージーランドの雄大な自然を体験!」
最初の6ヶ月は、
週5日IELTSのコースを受け 、週末はフラットメイトとテニスをしたり、ビーチに行ったり、カフェに行ったりしてなるべく英語に触れるようにしました。
そして、車を持っている友達に、「素敵なトレッキングコースを見つけたから行こう」と誘ったり、レンタカーを借りたりして、1日旅行などもしたりしました。
さらに、オークランドはニュージーランドで1番大きい都市ですが、自然に囲まれていて、ビーチにすぐに行くことができ、さらにピクニックを手軽に楽しむことができます。そのうえ、車で1時間も行くとすごくきれいなトレッキングコースに着いたりするので、アクティブな方に特におすすめです!
また、オークランドだけでは、ニュージーランドの良さを体験するのは本当に難しいので、是非オークランドの外に出て、現地の人々に保護されているニュージーランドの雄大な大自然を体験してほしいです!
留学してよかったこと
「自分の世界観が変わった!」
私は留学してよかったと思うことがたくさんあります。
やはり、英語を使って日本人以外の人と話すということはとても大きなことでした。
自分の価値観を大きく変え、知識も増え、さらに相手の文化を知ることで、異なる人々の考えまたは宗教などを受け入れやすくなると思います。
そして、「日本の良さ」も分かることができました!
しかも、英語以外の言葉も覚える機会もとても多いので、自分の世界観が本当に変わりました。
また、世界中に友達ができるので、会いに行けるということも楽しみの一つです!
私からのアドバイスとして、もし海外に興味があるなら「ぜひ短期でも経験した方がいい」と思います!!!
もし、ニュージーランドに住んでみてとても心地よければそれもいいですし、日本の方が好きだなと思えばそれはそれでいい発見!
なぜ留学を勧めるか、それは英語を話せるようになると、それを道具に自分の行動、知識が爆発的に広がるということが体験できるようになるんです!
例えば、日本に帰った時に道に迷っている外国人の人に声をかけたりしてみることも良いと思います。そこから友達になって一緒に食事に行くような仲になったり。。私は、日本でイタリア人と仲良くなってサッカーを一緒にしたこともありました!
また、知識が爆発的に広がるということは、英語の記事を読む、英語のニュースを読む、英語で書かれた人のSNSを読む等も知識が広がると思うし、日本だと海外の情報は翻訳されないと読めないので、どうしても偏ってしまうと思います…。
次に、「自分の英語の発音をあまり気にしない方がいいということ」に気づきました!
私もそうだったのですが、英語を話すなら、「ネイティブのように話さなくてはいけない、そうじゃないと恥ずかしい」みたいに感じていました。
ニュージーランドに住んで約3年たちましたが、残念ながら日本語アクセントが抜けません!
そして、世界中で英語を第二外国語として使って活躍している人たちにも、英語を話すとき、ほとんどと言っていいほど彼らの国のアクセントがある。例えば、サッカーのインタビューとか、ビジネス番組のスピーチ…。
私は、それは個性であり、そんなに「恥ずかしがるものでもない」と思うようになっています。
なぜなら、、「言いたいことを伝える」ために言葉を使っているので、私は「是非積極的に学んだ英語を使って、いろいろな人とコミュニケーションを取ってほしい」と思います!
私は、現在保育士として、オークランドで働いていますが、文化、週間、教育観が日本と違う同僚の先生と子どもたちと働いていくことで、学ぶことが本当に多いです。
この海外で生活した人ではなくては得られない経験、知識はお金に代えられないもので「とても価値あるもの」だと思います!
これから留学する人への金銭面でのアドバイス
「現地の物価をしっかり確認!」
現在はニュージーランドで保育士として働いている谷島直樹さん
現地の物価はしっかりと確認してから出発した方がいいです!また、現地の医療費も場所によってはとても高かったりするので、保険の内容を確認して自分の予算と相談することが大切だと思います。
しかしながら、物価が高いということはお給料も高いので、現地で働こうとおもっている人はとりあえず、当面生活できるお金を用意しておけばいいと思います!
今回の体験談提供者:谷島直樹さん
今回Study in New Zealandに体験談を提供していただいたのはニュージーランド在住で保育士の谷島直樹さん。
ご自身でブログ「
オトメン保育士のニュージーランドライフ 」をされています!
谷島さんのニュージーランドでの生活の日々や様々な情報を綴ったブログ、ぜひ訪れてみてください!
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