ドイツ留学の体験談(広島県教育委員会)

お名前：柳川かえでさん

留学先：ドイツ

◆参加プログラム：YFU 高校生交換留学プログラム５３期生
◆留学期間：平成２２年７月～平成２３年７月

異国の地ドイツは、高校生の私にとって目にするもの全てが新しく、まさに別世界と言ってもいいものでした。そこで暮らす内、私の中に昔からあった常識や先入観はことごとく取り払われ、全く違う形に再構築されたように思います。挨拶のしかたから食事のしかたに始まり、日常のほんの些細なこと、果ては街と社会の構造まで、どれひとつとっても新鮮で、毎日新しい発見が尽きず、「質問のしかた」が私のドイツ語で真っ先に上達したものでした。この新しい環境があらゆる分野において私を成長させてくれました。私の留学の成功は、私のドイツの家族みんなの理解と協力なしにはありえなかったことです。特に、言葉もろくに喋れず、勝手も判らなかったドイツで、私が頼みにしていたのは人々の親切でした。語学研修のときに最初に私を受け入れてくれたPeche さん一家には、ドイツで生活することの喜びをしっかり教えてもらいました。

体験談ドイツ

そして、Luanaが毎晩くれるハグは、自分がそこで歓迎され、愛されているということを、目に見える形で教えてくれるものでした。残りの９ヵ月を共にした Nina とChristina。みんな私の大切な家族です。他にも本当にたくさんの人たちのおかげで、とても貴重な経験を高校生の間にすることができました。あの１年で私が学んだこと、それは、とても言葉や文字では言い表せないものです。皆さんもぜひ、高校生の間に自分にしかできない経験をしてみてください。それはきっと、大事な、大事な、宝物になると思います。

出典元：広島県教育委員会「ホットライン教育ひろしま」

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