世界各国の同僚たち、自然との出会いが本当の幸せとは何か気づかせてくれた

お名前:三浦愛実さん

留学先:アルバータ州バンフ →オンタリオ州トロント

高校で1年休学して留学、大学でも1年休学してワーキングホリデーに。価値観が大きく変わり、帰国して就活をするかワーホリで他の国に行くか悩み中。

2年の休学なんて何の問題もない

小さい頃から、海外ドラマを見て海外生活に憧れていました。思いが募り、高校の時に1年間休学し、ニュージーランドに留学。その1年間で日常会話には困らないくらいの英語力になりました。日本の大学に進学後、今度は長期留学をして、勉強よりも現地の生活に溶け込んで暮らしてみたいと思っていました。

でも、高校で1年休学し、大学でも1年休学すると合計で2年の遅れ。それが不安で、2度目の長期留学に踏み出せないでいたんです。そんな中、先輩たちからの「2年くらい遅れても就活で失敗することはない」という声に背中を押され、社会人になったら二度と留学ができない
という思いもあり、大学4年になる直前の2月に留学を決意しました。

インターン経験が魅力でバンフに

準備期間が短く、自分でビザの手続きなどをするのは不安だったので、留学エージェントを訪ねました。カナダへワーキングホリデーに行くことは決めていましたが、エージェントからインターンシップができるプログラムがあると聞き、それに参加することに決めました。何か目的があった方が有意義な留学ができると思ったからです。


インターンシップでは、バンフにあるホテルのハウスキーピングの仕事を行っています。住み込みで、ベッドメイキングや部屋の掃除などが主な業務です。滞在は従業員寮で、家賃は週300ドル。住み込みのため、あまりお金を使うことがなく、貯金はかなり貯まりました。


同僚は、フィリピン、ネパール、メキシコ、韓国、ヨーロッパなどさまざまな国から来た人たちです。それぞれに特有のアクセントがあり、最初は英語が聞き取りにくくて困りました。しかし、世界で働くには、こういった英語を理解できるようになった方が絶対良いと思い、今ではとても貴重な経験ができたと思います。また、国によって、きちんと仕事をする人、まじめに働かない人がいて、日本人はいつも怠けた人の分まで働かされているというネガティブな面を感じました。ですが、彼らにも彼らの言い分があって、これも異文化なんだなと受け入れられるようになっていきました。

 

study in Canada vol.1体験談三浦さん画像2

あんなに嫌いだった自然が大好きになった

最初は海外の都会でオシャレに暮らしたいと思っていました。インターンシップの場所がバンフと聞いてすごくがっかりしたのを覚えています。ロッキー山脈の麓の観光地で自然は豊かですが田舎町のバンフ。自然になんか全然興味がなかったので1週間で帰りたいと母に電話をしていました。「そのうち好きになるかも。もう少しがんばってみたら」という母の言葉で思いとどまりました。


仕事終わりには同僚たちと湖に行ったり、山に登ったり、ときにはオーロラも見に行ったりしました。今では自然ってなんて素晴らしいんだろう、母の言う通りにしてよかったと思っています。

 

study in Canada vol.1体験談三浦さん画像1

 

仕事は体力勝負で大変でしたが、仕事終わりに少し車を走らせるだけでこんなに素晴らしい自然に浸りながらのんびりできることに、なんて贅沢な毎日なんだろうと思っています。どこを歩いても景色がきれいで、ただ買い物に行くだけでも楽しい。生きていること自体が幸せと感じています。

ワーホリは一生に一度の特別なこと?

あと1カ月ほどで帰国し就活をする予定ですが、もう一度ワーキングホリデーでどこかの国に長期滞在したい気持ちもあります。カナダに行く前は、ワーキングホリデーはすごく特別なことで、一生に1回行けたらいいほうだと思っていました。カナダですでに何カ国もワーキングホリデーで訪れているという人に出会い、思いが広がりました。日本にいる頃は道を踏み外したくないという気持ちが強かったんです。でも海外で生活してみて、日本では出会えない人、知らなかった経験がたくさんあって、自分の知らなかった面にも気づきました。


以前は、日本の大企業に勤めて、バリバリのキャリアウーマンになることが幸せだと思っていましたが、それってもしかしたら本当の幸せではないかもしれないと感じ始めています。しっかり働いて仕事終わりには自然の中でゆったりと暮らすことこそが自分に合っていると気がつきました。


ワーキングホリデーは、自分の本当の幸せとは何かを考え直す期間だったのではないかと思います。

 

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