家族のように接してくれた ホストファミリーに心から感謝

留学のきっかけは、祖母が「国際学科の日本の高校に行くくらいなら留学してみれば？」と話したことです。もともと国際学科の高校を目指していたのですが、海外で仕事をしたいという夢の近道になると思いました。  

今はChemistry、BiologyとArtのコースを高校でとっています。  

カナダを選んだ理由としてはカナダの公立高校が留学生を受け入れている事と、他の国に比べて平和なイメージがあったからです。それと個人的に自分の叔母が大学時代にカナダに留学していたこともあって親近感がありました。アルバータ州を選んだ理由は海洋側の都市と比べてアジア人が少ないイメージがあったので自分の英語力のためにはいいと思いました。寮というシステムにも少し憧れていましたね。  

教育面ではそれぞれの先生がしっかりと伝えたいことを伝える努力をしてくれるところがよい点です。ただプリントを配られてそれをやるのではなく、生徒に考えさせるような授業をしてくれ、アルバータの授業をとても気に入っています。 生活面では、とても裕福な州なので街に出かけても、危なくて汚い路地なんかはどこを歩いても見当たりません。本当に安全な州だと思います。  

私の通っている学校は田舎の学校ですが、これといって目立った差別もなく平和に過ごせます。校風は何と言っても真面目、 ですかね。留学生も現地の生徒もとにかく真面目で勉強熱心な生徒が多い印象です。  

三年間の留学で一番印象に残っているのは、一年間一緒に過ごしたホストファミリーです。私のホームステイ先はシングルマザーの家庭で、私と同い年の娘さんがいました。私のことを本当に家族のように扱ってくれて、本当に感謝しています。今でも連絡を取っていて時間が合うと食事に招待してくれます。  

寮はいろんな国の人と交流ができるのでとても楽しい環境だと思いますし、ホームステイはカナダ人と同じ生活ができるのでとても勉強になり、英語力の向上には最適だと思います。個人的には、少なくとも一年はホームステイをするべきだと思います。  

苦労したことは数え切れないほどありますが、なんといっても生徒会での活動だと思います。勉強面もかなり苦労はしましたが、生徒会は違う意味でとても苦労しました。言語も違う、考え方も違う人たちと一つになって何かを作り上げていくのはとても苦労します。それでも努力して副会長まで上り詰めれたことには自信を持っています。  

留学で得たことはたくさんありますが、まず第一に英語力。それとコミュニケーション能力。そしてここまでやってきたんだから最後までちゃんとやらなくてはという緊張感と、それをやってきた自分への自信だと思います。  

私は将来心理学を学びたいので、留学経験で得た英語力を使って日本ではまだ学べないようなことを世界で学べたらなと思います。そして留学中に得た積極性と行動力をこれからもなくさずにアクティブに生きたいと思います。