少々のことでは焦らない寛容な心が育ちました

お名前:津久井瑛子さん

留学先:Linguadue

私は日本の音楽大学で声楽を学んでいました。声楽を学び始めた時、将来は必ずイタリアに行って、勉強したいと漠然と憧れを抱いたのをいまでも覚えています。その後、長期休暇期間にお試し留学をしにミラノに来て、ここで勉強する意思が固まりました。それから音楽大学大学院を修了し、すぐイタリアに来ました。

 

短期でお試しとしてミラノに1カ月半来たとき、日本のコンビ二の便利さを痛感しました。食べ物・飲み物・文具・切手何でも買うことができますし、コピーだってできます。しかし、イタリアではコピー1枚取るのにコピー屋さん、切手1枚買うのにタバコ屋さん、お水を買うのにBarや自動販売機などいろいろなところに出向く必要があり、時間がかかります。また、コピー屋さんはほとんどの場合、本からのコピーはさせてくれません。短期で来ていた私はプリンターを買うこともできないので、これには驚き、ちょっと困りました。あとは、銀行への振り込みです。イタリアの銀行に口座がないとイタリアにいても直接振り込ませてもらえないことも。初めての手続きをする場合は、少なくとも平日に3日の余裕を見てやっています。

 

留学中に一番嬉しいのは、勉強してイタリア人の人たちと会話ができるようになることで、イタリアの伝統や習慣、考え方などを知ることができることです。短期留学に向けてイタリアに向かう飛行機で、イタリア語のアニメを観ていたとき、全く意味がわかりませんでした。ですが、Linguadueで毎日授業を受け、ホームステイ先の奥さんと積極的に話し、テレビも子ども用のものから奥さんが毎日見ていた連続恋愛ドラマ、そして日本のアニメ映画(ジブリ)やディズニーなどのストーリーを知っているDVDを、辞書片手に観ました。そして帰りの飛行機で行きに見ていたアニメをもう一度観たのですが、自然に笑えたんです。その瞬間、すごく嬉しかったですね。今ではイタリアのコメディー映画を探してみるのが趣味になっています。
語学をある程度習得できた今、さらに深く音楽も語学も学んでいきたいです。

 

イタリアに留学して、心がとても広くなりました(笑)。よく言われることですが、イタリアの事務手続きはとても大変です。待たされるし、たらい回しだし、人によって言うことが違うし、やってくれる人のご機嫌にもよりますし。しかし、ご機嫌な人に対応してもらえた場合、手続きしてもらいながら世間話が始まります。日本のことや、イタリアに来た理由、一番多いのは、「寿司!寿司!美味しい日本食レストラン教えてー!」ですかね。初対面でこれなんですから、名前や顔を知っている人が来れば当然お話も長くなります。その結果、他の人は待たされるというわけです。そんなこんなで大抵のことには焦らず、寛容な心が育ちました。

 

休日は、友達とご飯に行ったり、一人で散歩をするのも大好きです。歩いているだけで楽しい街です。もちろん、家でぼーっとすることもあります。特急の電車も25歳以下だと安いので、近くの街にふらっと行って美味しいものを食べるっていうのも幸せです。

 

最初の数か月はホームステイで朝・夕の食事付きを選んでいたため、美味しいイタリアの家庭料理を食べていました。今は引越し、自分でご飯を作って食べています。パスタ料理はとても安く、短時間で簡単に作れます。アジア食品屋さんもあるので日本食を作る材料もだいたい手に入ります。ただ、特に調味料は高いです。
夜は特に外食が高いので、友人と出かけるときはアペリティーヴォ(飲みもの1杯の値段で前菜が食べ放題)をすることが多いです。

 

ホームステイ先は、学校に紹介してもらいました。最高のご家族で、ご飯も美味しく、家族のフェスタ(復活祭やクリスマス等)にも参加させてもらいました。とても貴重な体験で、生涯の思い出であり、宝物です。今は引越し、イタリア人の方とルームシェアしています。同居人のお友達など、また新しい友達もでき楽しいです。

 

私にとっての留学とは、次のステップへ向けての準備期間であり、将来的に人生の財産となる期間だと思っています。今の時間を大切に、一つでも多くのことを吸収し、経験できたらと思っています。

 

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