失敗が成功への通過点だと 思えるようになった

お名前:村上 凜(ムラカミ リン)さん

留学先:Henry Wise Wood High School

海外に旅行に行った時に、兄が英語を使って現地の同い年くらいの男の子と友達になっていたのを見て、英語が話せたら、繋がれる人が世界レベルに広がるんだなと思いました。外国映画みたいに、英語でスラスラ話せたらかっこいいなと、留学のできるプログラムがある高校を探しました。進学した高校では、カナダかイギリスへの留学が選択できたのですが、移民が多く、留学生を受け入れてくれやすい、人々がオープンで優しいカナダを選びました。そして、中でも都心と自然の両方が楽しめるアルバータに行きたいと思いました。  

 

カナダの高校では(卒業のための必須以外)自分の取りたい授業が取れるので、興味のあることを学べ、逆に自分が選んだ教科なので責任を持ってPASSしないといけません。   私の学校にはいろんな国から来た生徒がいて、少し話すだけでたくさんの文化の違いを知ることができて面白いです。例えば、ある文化の根本的な理由などの細かいことや、恋愛観についても国によって全く考え方が違うので、そう言った話は留学ならではのことだなと思います。  

 

日本との違いの一つは、教科の種類の多さです。私の学校の場合だと、スタジオフィルム、ヨガ、ドラマ(演劇)、フォトジェッティックなどの、日本にはない教科があります。もう一つは、先輩後輩という概念がない事です。部活でも授業でも生活でも、違う学年の人と喋っていても立場が対等なのでラフに話せます。また、そんな対等でいる文化の中で、日本特有の「尊敬」という文化も美しいと改めて感じました。  

 

一番驚いたことは、いろんな行事を全力で行うところです。例えば、クリスマスは二ヶ月くらい前から大きなツリーを飾ったり、ハローウィンだと、朝から仕事場や学校に仮装をして行きます。カルガリーには「パジャマデー」というのがあって、パジャマを着て登校したり、他にも、ホッケーのユニフォームを着て行く日だったり、ヒッピーデイだったり、そんなたくさんの行事があることにも驚きました。私の感覚だと家から仮装して行くのは勇気がいることも、みんな全力で準備をして楽しんでいて、驚きました。  

 

初めの一ヶ月は自分の英語に全く自信がなく、話しかけることもできずに、目標だった友達作りにも積極的ではありませんでした。しかし、このまま残りの期間を過ごすのは嫌だという「よい焦り」が、行動に変わっていきました。初めは恥をかきたくなかったり、人前で失敗したくなかったりと行動しませんでしたが、「何もしなかったら成功すらできない」ということに気づきました。そこで、どうせできないから…とシャットアウトするのではなくて、「できないから失敗して学ぼう」と思うようにしました。それでも一歩踏み出すのには勇気がいったので、私は、毎回何かするたびに、「もうこれが最初で最後だ」と思いながら、友達に喋りかけたりしていました。そう思うことでこれが最後だからどうせなら思い切りやろうと思えました。どうせやるなら全力で、やらない後悔よりやった後悔と言いますが、その通りです。失敗が成功への通過点だと思えるようになりました。  

 

英語の勉強法として実際にやったのは、私は海外の映画が自分が英語を話せるようになりたいと思ったルーツなので、海外の映画やドラマを、英語版字幕付きで見て、初めて聞く単語やわからなかったことを小さな手帳にとって、使い方や意味を調べています。一回調べただけではすぐに忘れるので、使うシチュエーションを想像したり、たまに見返したりしています。映画やドラマだと楽しく見れるし、友達と話していても単語の重要さを日々痛感しているので、ボキャブラリーは大切だと思います。  

 
 

 

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