EFエデュケーション・ファーストのカウンセラーに聞いた！ワーホリ体験談カナダ編

カナダの大手銀行でのインターンは、 人生で最もがんばったことのひとつ。

大学生のときにカナダのトロントに短期留学をしたのですが、帰る頃には「もう一度来て勉強したい！」と思うようになって、帰国して半年足らずで休学し、ワーキングホリデーで渡航しました。渡航先にカナダを選んだのは、高校時代にオーストラリアで短期留学をしたので、行ったことのない国へ行きたいと思い、北米に興味を持ったのがきっかけです。カナダは治安がよく、移民の国で外国人を受け入れやすい環境であること、アメリカにも旅行に行きやすいことが決め手になりました。滞在都市もいろいろ調べるうちに、トロントが多民族都市として有名で、そういう環境も体験してみたくて。それに、バンクーバーより日本人が少ない点もよかったです。  

渡航後は語学学校とビジネス英語学校に通った後、銀行の投資信託部門で1カ月間インターンをしました。この銀行はカナダ5大銀行のうちのひとつで、いい企業でインターンをしたいと思っていた私は、学校のリストを見て先生に「ここに行きたい」と交渉したんです。そうしたら、いまの語学力では難しいと言われて……。それで、学校とアルバイトの時間以外は図書館に通って猛勉強しました。  

その甲斐あって先生のOKも出て、無事にインターンできることになったのですが、いざ働き始めてみると、社会人経験も金融業界の知識もなかったので大変でした。日本語なら難しくはない雑務も英語ですし、まわりが何を言っているのかわからなくて、最初の1週間は辞めたいと思ったほど。でも、就職活動のためにもインターン先の推薦書がどうしても欲しかったので、インターネットを利用して英語ではわからなかった金融業界の用語を日本語のサイトで勉強しながら、慣れない仕事に取り組みました。  

なかでも困ったのは、株価の売値を電話で聞く仕事。ただでさえ聞き取りは難しいのに、金額を間違えてはいけないので必死。いま思い返すと、インターンは私の人生でがんばったことのひとつといえますね。インターン修了後は、社会人経験を積み、推薦書をいただくという目的も達成できたので、アルバイトしながら楽しく海外生活を満喫しました。

外国人を受け入れる移民の国だから、 ワーホリメーカーが暮らしやすい！

カナダの魅力は多民族国家であること。アジア人もいるため、日本人が「外国人」としてまわりから浮かないので生活がしやすいですね。留学生が多いので、地元の人にわからないことを聞いてもイヤな顔をされることがありません。アメリカほど大きくなく、イギリスほど歴史はないけど、治安もいいですし、ワーホリで暮らすのにとても優しい国だと思います。また、滞在中にインターンも経験したいなら、カナダには企業がたくさんあり、職種も多いのでおすすめです。  

アメリカに行きたい人にとってもカナダは人気の渡航先です。距離も近いですし、航空券が日本の国内線よりも安く、気軽に遊びに行けるからです。私はトロントに滞在していたので、ニューヨークや、ワシントンDCへ行きましたし、渡航前から見たかったナイアガラの滝へも行ってきました。なかにはトロントを拠点に、ヨーロッパへバックパッカーに行く人も。西海岸側のバンクーバーなら、アメリカのシアトルやロサンゼルスにも行きやすいと思いますよ。  

あと、食事もおいしかったです。中華街、リトルイタリー（イタリア料理）、コリアンタウン（韓国料理）、グリークタウン（ギリシャ料理）などでいろんな国の料理が楽しめますし、それぞれの街で食材も売っています。日本では食べられない料理はもちろん、食材もぜひ試してほしいですね。