留学は、自分の視野を拡げ可能性を限りなく広げてくれた

 
世界を舞台にスポーツビジネスの世界で活躍したいと、15歳でカナダの高校に留学した中村新太さん。
John Barsby CommunitySchool（ジョーン・バーズビー高等学校）を卒業した後早稲田大学国際教養学部へ。
現在はカシオ計算機株式会社（CASIO）に就職した中村さんが留学中のさまざまな出会いを経て、選んだ道とは。
 

留学人生すごろく　中村新太さんの場合

START!

中学生の頃、留学を決意

『サッカーでメシが食えるか？』いう本の中の「サッカー業界で働きたい人はとにかく語学を学んで国際感覚を身につけるべき」という言葉に影響され留学を決意。海外を舞台に活躍する父にも憧れていた。
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カナダの高校に留学意

都会よりも費用が少し安いこと、治安がいいこと、日本人が少ないことから、カナダのナナイモという小さな町の高校に留学を決める。
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授業についていけずピンチ！

英語での授業についていくことが思った以上に難しく、また自己主張の強いカナダ人学生に圧倒され自信喪失。ディベートやプレゼンテーションの多い授業に慣れるのも大変だった。
 

 
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サッカー部に入り、友達ができた！

サッカーは人気がなく部員探しからスタート。練習を通じて現地の生徒と仲良くなり、勉強やカナダ文化も教えてもらった。急速に英
語力が伸び、留学が楽しくなってきた。
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東日本大震災でチャリティイベントを主催

たくさんのカナダ人に協力してもらい、集まった募金を全額宮城県の高校に寄附。カナダ人の温かい心に触れ感動する。
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ボランティアで、進路を決める出会いが

日本文化を広めたいと、町で唯一の日本食レストランでボランティアをさせてもらう。店長を通じて、日本の食材を輸出する商社の存在を知り「日本の良いものを海外に伝える」仕事に興味を持つ。
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高校を2年半で繰り上げ卒業

最初は3年で卒業できるか不安だったが、成績優秀者として繰り上げ卒業。
 

 
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大学進路で迷う

カナダで進学か帰国するか迷う。ブリティッシュ・コロンビア大学と早稲田大学国際教養学部は、高校の成績と課外活動重視という入学条件が似ているため同時並行で対策。結局、早稲田大学に進学。
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日本の大学でも英語力をキープ

留学生が集まるサークルに入る、なるべく留学生と話す機会を作るなどして英語力をキープ。
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就職活動では留学経験をアピール

15 歳で未知の世界に飛び込み、異なる背景を持つ人たちと過ごしたこと、勉強もがんばって繰り上げ卒業したこと、さまざまな活動も率先して取り組んだことをアピール。数社から内定を得た。
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GOAL!

日本企業に就職

2018年4月からCASIOで社会人生活がスタート。Made in Japanの優れた製品を自分の手で世界に届けていきたい！
 

あきらめず自分から行動する

スポーツビジネスの世界で生きていきたい、そのためには語学を学んで国際感覚を身につけなければと思い、高校からカナダに留学。留学したのは、ナナイモという小さな町の高校。日本人が少ないことからここに決めました。
 
英語の授業についていくことが思った以上に難しく、３年間で卒業できるのかと一時はすごく不安になりました。でも、好きなサッカーを始めたことで友だちができ、彼らが勉強やカナダの文化に溶け込むことを助けてくれました。急激に英語力も伸びましたし、留学生活が楽しくなっていきました。
 
留学時代に得たことは、あきらめず自分から行動するということ。私はもともと積極的なほうではありませんでしたが、15歳でカナダという外国に１人で飛び込み、自分から行動しなければ何も始まらないと実感しました。
 
実はカナダではサッカーは人気がなく、サッカー部もありませんでした。そこで友達と部員集めから始めました。あのとき、サッカー部がないからとあきらめていたら、今の自分はなかったかもしれません。
 
日本食レストランでのボランティアも、アポなしで店長にやらせてほしいと直談判したことから始まりました。このときに、商社という存在を知り、「日本の良いものを海外に伝える」ことに興味を持ち始めました。それが結果的に、今の仕事につながりました。
 
留学は、自分の常識が通じない中でもがくことによって、自分の視野を拡げ、可能性を限りなく広げてくれる貴重な機会だと思います。
 
 
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