アメリカで1年間のオペア体験。子どもの気持ちをくみとれるようになった

お名前:久保純子さん

留学先:ヴァージニア州でのオペアプログラム

時間を見つけて話し合い 自分の気持ちを伝えた

大学で英語を専攻し、ホテルに就職。宿泊部でフロント業務や宿泊予約を担当していた久保さん。海外からのお客様の対応もあり、英語を使う機会はしばしばあったという。それでも自分の英語力の進歩が感じられず、とにかく英語をモノにしたいと思い、オペアとしてアメリカに渡った。

「オペアにした理由は、やはり滞在費を安くあげられること。それと、大学時代にホームステイをしてとてもいい思い出がたくさんできたので、もう一度と思って。帰国後の具体的なことはあまり考えていませんでした。オペアをやっている間に何か見つけられたらと思っていたので」。学生時代は西海岸に滞在したのに対し、今度は東海岸のヴァージニア州へ行くことになった。

滞在した家庭はインド人のシングルマザーと9歳の男の子の二人暮らしだった。生活習慣、考え方、食生活の違いに慣れるのに苦労した。ホストマザーは仕事が忙しく、子どもの世話のほとんどを久保さんが担うことに。朝起こすところから始まり学校の送り迎え、宿題の面倒を見て、簡単なおやつを作って食べさせ、その後は習い事への送り迎えなど、思ったよりも負担が大きかった。必然的に学校の担任の先生とよくコミュニケーションをとっていたのも久保さんのほう。 その上、ホストマザーと十分なコミュニケーションを取る時間がなく、ストレスもたまった。そんなときはそのつど話し合って解決していたという。「時間を見つけて話をして、お互いに自分の思っていることを伝えることでわかってもらえていたと思います。泣きながら家族会議をしたこともありました」。

さまざまな国籍、年齢の友達ができた

もちろん、楽しいこともたくさんあった。お世話している子どもの成長が見られること、自分の英語力の進歩が感じられるのはうれしかったし、週末はオペア仲間と買い物に行ったり、車で遠出したり。ホストマザーの両親も近くに住んでいて、ホストマザーは久保さんのことを自分の妹のように、両親は本当の娘のようにかわいがってくれた。

国籍や年齢を問わず、さまざまな人と友達になれたことで、いろいろ興味深い経験ができたという。 留学中は昼間の自由時間を利用して英語学校に通学。英語圏以外の人たちの英語に接することも多く、会話に不自由しない英語力がついた。 帰国後は英語を使う仕事がしたいと思ったこと、そして子どもの世話に自信がついたことから、児童英語教師に。「1年間オペア経験をしたことで、子どもの行動を見ていて何がしたいのか、どんな気持ちなのか、大人に何を求めているかがよくわかるようになりました。まだ始めて半年ですが、子どもたちがかわいくて、教えていてとても楽しいです。子どもたちの笑顔と、確実に英語を身につけていっている姿を見ると、とてもやりがいを感じますね」。

 

お世話していたArmaanと久保さん

お世話していたArmaanと

 

オペア・ミーティング

オペア・ミーティングで。左端の子はブラジルから、右端の子はフィンランドから来ていた。カウンセラー(左から2番目)は本当に親身になっていろいろ面倒を見てくれた。

 

久保純子さん

久保純子さん

大学で英語を専攻。卒業後はホテルに勤めていたが、英語をマスターしたいと、2005年7月から1年間、アメリカ・ヴァージニア州でのオペアプログラムに参加。帰国後ECCジュニアの講師として4~6歳の子どもたち延べ14人に英語を教えている。

久保さんが好きな仕事に出会うまで

〈留学前〉 大学で英語を専攻し、ホテルに就職。主にフロント業務で海外のお客様の対応など英語を使う機会は少なくなかった 〈留学〉 退職してアメリカ・ヴァージニア州でオペアに。日々の子どもの世話やさまざまな国籍、年齢の友達ができて英語力もグンとアップ 〈留学後〉 研修を経て児童英語教師に。4~6歳の子どもに教えている

留学して学んだアメリカのいいところ

「人のちょっとしたこと、いいところを心から素直にほめること、感謝の気持ちを素直に表すこと、Yes/Noをはっきり言ったりきちんと自己主張をするところなどを学びました。日本人はあまり気持ちを言葉にして出さないところがあるので、自分でもそういう部分が変わったと思います。今、子どもたちに接するなかで、自分でもそうしていますし、子どもたちにも伝えたいと思います」

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