どうする? 帰国後の仕事 留学経験はこう活かせ!

公開:2018-09-25 更新:2018/12/04

 

帰国後の仕事探しイメージ画像1

  就活で出遅れるのでは? 帰国後、仕事はあるの? こんな不安から留学に踏み切れない人もいるのでは? 海外生活経験のあるキャリアコンサルタント、武居裕介さんに、帰国後のキャリア形成について聞きました!  

帰国後のキャリア形成に重要なポイント

1.「留学=英語」という発想を捨てよ! 2. 「英語を使える仕事」にこだわるな! 3. 「留学してきました」と言うべからず! 4. 「雇ってもらう」発想を捨てよ! 5. 現地でしかできないことをせよ!  

英語以外に得たことに自信を持とう

帰国した留学生からよく聞くのが「英語は話せるようになったけれど…… 」。せっかく留学をしたのに自信がない人が多いのだ。確かに、半年や1年程度留学したくらいでは、通訳や翻訳は無理だし、バリバリ英語を使って仕事をすることはできないかもしれない。しかし、留学の成果は英語だけではない。まず、留学の成果↓英語という発想を捨てよう。  

やってきたことを紙に書いて視覚化しよう

たとえ短い滞在でも、異文化の中でさまざまな困難にぶつかり、乗り越えてきた「サバイバル力」はだれでも持っているはず。そのことに自信を持つべきだ。ほかにも、行動力、発信力、自己表現力、巻き込み力、柔軟性、ストレス耐性、異文化受容力・許容力などは、留学中に嫌でも身につく。そして、これからの企業はそういう人材を求めているのだ。   自分が留学中にやってきたこと、克服したことを、一度紙に書いてすべて洗い出してみよう。たいしたことないと思うような経験も、文字にして視覚化することで、「自分って案外がんばってきたんだな」と気付くはずだ。  

「英語を使える仕事」に執着しない

帰国した留学生からよく聞く言葉その2は、「英語を使える仕事はありますか?」だ。彼らの多くは、英語を使える仕事=外資系企業、商社をイメージしているようだが、これでは範囲が狭すぎる。しかも、ライバルには海外の大学を卒業してきたという人がごろごろいるはずだ。半年や1年くらいの留学経験では太刀打ちできない。もし好運にも採用されたとしても、その会社で英語を使う機会が多いとは限らない。   一度、「英語を使って働く」という発想を捨て、自分が本当にやりたいことを見つめ直そう。その上で、自分のやりたい業種・職種で、なおかつ、これからグローバル展開をしようとしている企業を狙うといい。その方が、はるかに英語を使う仕事に就ける確率は高い。中小企業やベンチャーにまで範囲を拡げれば、ライバルも少ないだろうしさらに採用の確率は高くなる。ちなみに、若いベンチャー企業のトップには海外経験者が多い。ゆえに同じ海外経験者のサバイバル力や課題解決力、すなわち英語力以外の強みをよく知っている。グローバル志向も強いはずだ。だからこそ狙い目なのだ。  

帰国後の仕事探しイメージ画像2

 

「海外生活をしてきた」と言う

就活をするときに留学経験をアピールしたほうがいいのだろうか。答えはNOだ。むしろ「留学してきました」とは言わないほうがいい。こう言われると相手は、「留学→英語」という発想から、「英語が使えるだけの人なら他にもいる」とか「とりあえず、英語力は今求めていない」と、即断してしまう傾向があるからだ。また「ワーキングホリデーをしていました」も言わないほうがいい。どんなに有益な経験をしてきたとしても、どうしても「ホリデー」にフォーカスされてしまうからだ。   ではどう言えばいいのか。 「海外生活をしてきた」と言うことをおススメする。こう言われると「どんな生活・経験をしてきたのか」と、英語以外に得てきたことに関心が向く。ちょっとした言い方の違いだが、印象やその後の会話の展開は大きく変わるのだ。  

人生のハンドルを握っているのは自分

留学経験者に限らないが、「企業に雇ってもらう」という発想は捨てよう。海外では、たとえ企業の人でも「雇われている」という発想はなく、「会社というフィールドを使ってどれだけ自分のスキルや経験値、そしてエンプロイアビリティ( 雇われる能力)を高められるか」を常に考えている。経験やスキルを身につけたらその会社は卒業して、よりよい条件の企業に転職するか、起業するのが一般的だ。   今のように、5年先、3年先のこともわからないほど変化の早い時代、大企業だからといって一生安泰な会社などない。人生のハンドルを握っているのは自分なのだと覚悟を決めよう。どんな時代でも求められる人材であるために、常に新しいことを学び続けよう。 留学で身につけた、「行動力」や変化に対する「柔軟性」はこういう場でも活かせるだろう。  

かけがえのない出会いを大切に

これから留学をするのであれば、心がけてほしいのは「現地でしかできないことをやる」ということ。せっかく海外に行っているのに、日本人同士でかたまったり、図書館にこもって勉強ばかりしているのではもったいない。TOEICのスコアアップなんて日本でもできる。   世界各国から来ている人と交流しよう。街に出て現地の人の生活を見てみよう。現地のスポーツクラブやボランティア活動に参加してもいい。働くなら日本食レストランではなく現地企業で働こう。100社も飛び込んでみれば1社くらい雇ってくれる企業があるかもしれない。行動あるのみだ。   留学中は、日本にいたのでは絶対に会えないような人たちに出会うことができる。一期一会の出会いを大切にしよう。帰国後も、SNSでずっと関係を続けることだ。世界中に友達ができるのは嬉しいことだし、将来どこで役立つかわからない。その人的ネットワークが、次のキャリアの道を拓く可能性も秘めている。  

留学で身につサバイバル力

・巻き込み力

・行動力

・柔軟性

・発信力

・ストレス耐性

・自己表現力

・異文化受容力

・許容力  

 

 

留学経験をした先輩の体験談:中村さん

留学経験をした先輩の体験談:齋藤さん

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留学経験をした先輩の体験談:安河内さん    

 

 

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この記事を書いた人

大学卒業後、上場企業にて法人営業・人事採用・教育分野でキャリアを積む。
29歳のときに会社を辞め、ワーキングホリデビザを握りしめカナダに渡航。バンクーバー・トロントで
海外生活を送る。現地企業数社での就業を経験。31歳で帰国し、再就職した後、旅人として世界一周。
現在はフリーのキャリアコンサルタントとして外国人及び日本人海外生活経験者のキャリア支援に従事。
渡航国は26か国。

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