「南の楽園」でリーズナブルにマンツーマンレッスン

公開:2014-06-19 更新:2019/02/15

日本からもほど近いビーチリゾートとして知られるフィリピンのセブ島。今回の読者特派員が通う語学学校はその中心セブシティにあるCPILS(Cebu Pacific International Language School)。 1レッスン100分の授業を1日3つ受講、しかも「1対1」「1対2」「1対4」「1対8」という徹底した少人数クラスでしっかりと勉強できる。希望者には夕方無料のTOEICクラスも!また、夜は友達と街に出かけ、地元の若者たちと交流。週末にはアイランドホッピングやスクーバダイビングなどで、セブの自然を満喫するのが普通というのがここでの生活だ。

今回の特派員である木村真美さん、実は昨年1カ月間カナダに留学の経験があり英語にもちょっと自信をつけたのだとか。ところが初日のレベル分けテストの結果は、総合的な英語理解がレベル4なのに対し、英会話はレベル2! 「本当に英会話は苦手なんです!でもマンツーマンの授業もあるし、今回は徹底的に英会話を練習して、上達するように頑張ります!」と話してくれた。そんな木村さんの1週間の留学生活はいかに?

週末はバッチメイトとアイランドホッピング!

スノーケルは初体験。マスクとスノーケル、そしてライフジャケットをつけていざ海へ!そこは自然の中の水族館でした……

海がこんなに気持ちいいものだなんて知らなくて、こんな広いなんて、深いなんて、きれいだなんて知らなくて……。

週末に訪れたボホール島。そこからボートで約50分の美しい小さな島でスノーケリングに初挑戦。そこはまるで小さな水族館のようで、いろんなお魚にも出合えて大感激でした。泳ぎの苦手な私ですがドロップオフ(浅地が続いて急に崖のように下へ下っていく地形のこと)まで行こうと頑張りました。ドロップオフはとても神秘的。そこに何があるわけでもないのに、吸い込まれそうなくらいずっと見ていました。 盆地で生まれ育った私にとって海は未知の世界。週末には気軽に海へ遊びに来られる、セブでの留学にはこんな魅力もあったんですね!

 

 

 

私の通った学校CPILSは毎週月曜日に新入生が入りますが、同時期に入学した仲間を”バッチメイト(バッチ)”と呼んでいます。同期生という感じで、アクティビティを一緒に計画したりしながら特別な仲間になっていきます!私もバッチのみんなには本当にお世話になりました。 もちろんボホールへのトリップもバッチメイトと一緒。総勢なんと16人の大グループだったけど、川くだりや市内観光も大勢だけに楽しい! 

 

韓国人のバッチも一緒だったので、英会話も必須です。 宿泊したホテルで働いている人たちはフレンドリーだったので、授業のおかげでちょっと自信をつけた英会話でさっそくコミュニケーションをとってみました。学校を離れたところでの時間は特別です。その土地の生活や習慣を知ること…… 留学で学べることは英語だけじゃない。貴重な体験のような気もします。

 

朝はリゾートホテルの小さなプライベートビーチをお散歩。白砂とおなじ白いカニも発見して大感激!

とにかく内容の濃い授業で1週間でメキメキ実力アップ

「1対8」はネイティブの先生に教わる。カナダに留学したときと同じような感覚でちょっと懐かしい。”円卓”でアットホームな授業

 

……と、初めに週末トリップについて話してしまいましたが、それが楽しいものになったのは学校の授業のおかげです。 私は「1対1(マンツーマン)」「1対2」そして「1対8」の3つのクラスで勉強しました。どれも私にとっては大切な授業。

 

 

マンツーマンでは苦手な英会話を徹底的に練習。とはいっても内容は授業というよりはおしゃべりって感じで、100分の授業はいつもあっという間。それにマンツーマンだから注意されるところも細かい! たとえば初日には、「えーーと……」「何だっけ?」と、会話がつまる度に思わず出ていた日本語を「それは『Let’s see』とか『How can I say…』というのよ」と指摘されました。そのおかげでだいぶスムーズに会話ができるようになった気がします。

 

 

 

「1対8」のクラスは先生がアメリカ人。「イギリスではこんな表現、でもアメリカではこうだよ」とネイティブならではの授業展開です。英語表現の”深さ”みたいなものを感じながら勉強しました。そして宿題もありました!

3つの授業で一番大変だったのは「1対2」クラス。クラスメイトのBJはヨーロッパのほうで大学教授をしているのだとか。だからもの知りだし、質問などもちょっとレベルが高い。ついていくのがやっとでした。でもそれだけに思い出は大きくて、一番印象的なクラスだったかな。

1対2」のクラスの最終日。書道について話しデモンストレーションしました。先生も習字に挑戦、とっても喜ばれました

最後の日には「プレゼンテーション」の課題も出て、何かの役に立つかも……と持参していた書道道具が大活躍。このときばかりは私が先生になって、みんなに書道を披露しました。

たくさんの仲間たちに出会えて。またここで勉強したい!

 

授業が終わってからはフリータイム。学校内に寮があるから、友達もどんどんできました。夕飯のあとには食堂で働くスタッフと一緒に飲みに行ったりも。そのとき「僕たちはみんなセブが好き。だからセブに来てくれたことに感謝するよ」と言われ、ちょっと感動。

日本に外国人が来たときに私もそう言えるようになりたい! たった1週間の滞在で授業を受けたのは4日だけ。それでもたくさんの出会いがあって、英語以外にもいろいろ学ぶことができました。最終日はなぜかスランプで思うように英語が話せなくなってしまったんだけど、日本に着いたとき、今度は日本語が出てこなかった。そして初めて「あ、英語漬けの生活だったんだ」と気づいて、笑っちゃいました。1週間でこれだから、もう少し長くいたらもっと上達できるはず。きっとまた来るぞ、セブ島!

 

1週間の滞在でも修了式に参加することができました

(撮影/Shoko Fukuda 文/Shoko Fukuda)

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