Text/Chiaki Ishii(KRess Europe) Photo/Ikuo Ozasa
ターンバイク・レーン駅周辺は、実はトルコ&ギリシャ人街。深夜まで開いているお店が多く便利だ。駅のすぐ近くには、緑の映える小さな公園がある。野村さんのフラットは駅から5分と地の利も良い。
毎日つけている日記に、収入と支出も記入している野村さん。これでお金の管理もばっちり。日記を見て、今日は使いすぎてしまったと反省したら、次の日は使わないように心がけることができるので節約にとても役立つ方法。
物価の高いロンドンでの生活費をアルバイトで支える
ワーキングホリデーでロンドンに滞在中の野村真理子さんは、英語学校に通いながら美容室で働く日々を送っている。日本語のフリーペーパーで見つけたというフラットは、スペースのわりに家賃が安く地の利もよいのだそう。
多忙ながらも節約のためにと、ほぼ毎日自炊をしている野村さん。しばしば仲良しのフラットメイトと一品ずつ料理を作り、おかずを交換することもある。「いろんなものが食べられて、材料費と時間の節約にもなるんですよ」と笑う。
美容室でのアルバイトは、日給30ポンド(約6000円)、週3~4日の労働だが、生活費を支えるのには十分。アルバイトを始めてから、貯金に手をつけなくてすむようになったとか。
倹約生活のなかで、野村さんが唯一自分に許しているのが、日本の漫画本。とはいえ、こちらも日本の古本屋などを利用して、賢く購入している。働きながら、生活を満喫……ワーキングホリデーの特権といえるだろう。
誰でもできる食品の冷凍保存
余ったご飯やおかずを冷凍保存し、次に食べたい時に解凍して食べる。節約はしたいが、毎日自炊するのは苦手という人は、1度にたくさん料理を作って保存しておく。忙しい人にも簡単な方法だ。
家にテレビがない人も意外と多い!
テレビを買わず、サッカーの試合をもっぱらパブで観戦するのもよい方法だ。イギリスではテレビを持つと受信料を払うのが義務。年間100ポンド(約2万円)の受信料を払わないと裁判所行きに!
プリペイド式の携帯電話で通話料金を抑える
学生の間では、プリペイド式の携帯電話を使うのが主流。毎月の上限金額を設定することができるなど、使い過ぎを防ぐのに有効だ。最近はATMでも追加チャージできるようになって、ますます便利。
ペットボトルに詰め替えて飲料水を持ち歩く
水を詰め替えたペットボトルを常に持ち歩き。外で飲み物を買わないよう工夫。スーパーでは1.5リットル6本入りのミネラルウォーターが2ポンド(約400円)で買えるので、これを詰め替える学生が多い。
「帰国売り」を利用し電化製品を安く購入
日本に帰国する人が不要になった生活用品を安く売る「帰国売り」を賢く利用。日本とは電圧が違うので、現地購入しなければいけない電化製品、特にテレビ、ヘアドライヤーや炊飯器は購入価値が大きい。
さまざまな工夫で交通費を大幅カット!
交通費を安く上げたい学生たちが、愛用しているのがバス。地下鉄を使うと初乗り3ポンド(約600円)のところ、バスは1.5ポンド(約300円)と半額で済む。また、ロンドン交通局によるプリペイド式のカード「オイスター」を使えば、普通のチケットを買うよりも地下鉄もバスも最大約50%もおトク。在住者のほとんどがこの カードを活用している。駅の窓口で簡単に購入できるので、長期旅行の人にもおすすめだ。ほかの節約方法としてキックスケーターで移動している人も。目的地に着いたら小さくたためるので便利。また、30分以内なら歩くという人もいる。交通費の節約法も、工夫はさまざま!
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