滞在期間や留学先によっては必要のない場合もありますが、留学やワーキングホリデーなどにはビザが必要になります。では、ビザとはそもそも何なのでしょう。「海外に行くときに必要なもの」漠然と思っていませんか?ビザの役割と渡航先別、必要なビザについてご紹介します。
海外に行く場合に必要となるもの。多くの人が「パスポート」を最初に思うのではないでしょうか。しかし、パスポートを準備したから安心ではありません。特に長期の場合には「ビザ」が必要な場合もあるからです。
ビザを取得するためにはパスポートが必要になります。パスポートは自国の政府が発行しているもので、渡航中の身分証明証になります。
ビザは、留学先となる国の大使館や領事館から発行されるもので、一時的(もしくは永久)にその国に滞在することを許可された証明になります。ビザはパスポート上にスタンプとして押されたり、貼り付ける形で発行されます。また、渡航目的によって観光、商用、就労、留学(学生)などさまざまな種類がありますので、自分が取得しなければならないビザを把握しておきましょう。
ビザが必要なく渡航できる国であっても、電子渡航認証の手続きが必要な場合があります。これは比較的新しいもので、アメリカではESTA(Electric System for Travel Authorizationの略)と呼ばれ、カナダではeTA、オーストラリアではETA(S)と呼ばれていますが、どれもElectric Travel Authorizationの略です。必要とする国はアメリカ、カナダ、オーストラリアです。(2019年現在)
全てオンライン上で申請、手続きが可能で、申請にかかる費用などの支払いもクレジットカードででき、とても簡単です。
申請方法などについてはそれぞれの国のビザページから確認して下さい。
留学先として、旅行先として人気のアメリカ。滞在期間や目的によって取得しなければならないビザが細かく分かれています。電子渡航認証ESTAについても。
治安がよくなまりの少ない英語が学べるカナダ。世界的にも住みやすいと評価される都市が多くあるカナダは留学にも人気の国です。学生ビザ、ワーキングホリデービザ、そして電子渡航認証eTAについても。
留学やワーキングホリデーで多くの日本人が毎年訪れるオーストラリアは、温暖な気候と少ない時差で人気の国です。学生ビザやワーキングホリデービザ、ガーディアンビザや電子渡航認証ETA(S)についても。
自然豊かで特に中高生の留学先として人気のニュージーランド。国によって管理された高い教育の質もその人気の理由のひとつです。
ブリティッシュイングリッシュを学びたい人、イギリス文化が好きな人の憧れの国イギリス。王室のニュースも日本でよく見かける、距離は遠いですが身近な国ではないでしょうか。
語学を学ぶだけでなく、イタリア文化を学ぶためのおけいこ留学や専門留学でも人気のイタリア。居住地によって申請場所が異なるので注意が必要です。
マンツーマンレッスンとスパルタ式勉強法で、短期間でしっかりと英語が学べるフィリピン。ワーキングホリデーでオーストラリアやニュージーランドに行く人が、英語力をアップさせるためにまずはフィリピンで語学学校へ通うことも増えてきています。
他のヨーロッパ諸国でも第二言語として使われるドイツ語は、話せるとさらに世界が広がります。長期滞在ビザの場合、日本国籍を持っていればドイツ到着後に申請が可能。
北欧は美しい自然と歴史ある建物、治安のよさから人気の国です。デンマークの公用語はデンマーク語ですが現地では英語も広く通じます。また、デンマーク語はスウェーデン語やアイスランド語、ドイツ語やオランダ語とも親戚関係にあるので、修得すると他の言語にも役立ちます。
食文化、ファッション、芸術の分野で多くのファンをするフランスは言語だけでなく、その文化に魅力を感じる多くの人が留学やワーキングホリデーで訪れます。ワーキングホリデーのビザを申請するときにはその動機をエッセーとして提出しなければいけません。
政府が教育に力を入れており、語学学校では教育のクオリティが保証されています。日本人が少ない環境でしっかりと英語を身に付けたい方にぴったり国。ワーキングホリデーでの長期滞在もおススメです。
スペインは日本とは2017年にワーキングホリデーの協定国になったばかりです。スペイン語は世界20カ国以上で公用語として話されている言語。語学留学やワーキングホリデーで滞在すれば、言語も身につき、またスペインの歴史的芸術的文化にもふれられます。
日本に一番近い隣国韓国は、その文化ア日本に大きな影響を与えています。韓流ドラマやKポップグループから興味を持ち、韓国へ留学、ワーキングホリデーで行く人も増えています。3か月以内であればビザ不要で行けるのも魅力です。
3か月(90日)以内であればビザ不要で行けるマレーシアは、ロングステイ先として人気の国です。インターナショナルスクールも多くあり、授業料や滞在費も安くすむためアジアのほかの国々から多くの留学生が集まります。
1955年に独立した永世中立国のオーストリアの公用語はドイツ語ですが、英語も広く使われています。音楽の都ウィーンがある国として有名で、音楽家を目指す多くの若者が世界中から集まります。
教育水準が高く、アジアのビジネスの中心地でもあるシンガポールは親子留学の場としても人気です。日本との時差も1時間で生活もしやすい治安のよい国です。しかし、物価が高いので、その点はよく知っておきましょう。空路で入国した場合と、陸路で入国した場合ではビザなしで滞在できる期間が異なるので注意しましょう。
1949年から中国の統治下になった台湾には中国各地から移り住んだ人や原住民など、さまざまな民族が生活しています。そのため多様な文化が共存していて、なかでもその食文化は素晴らしく、さまざまな民族の料理を楽しむことができます。
温暖な気候と美しいビーチのあるポルトガルは、公用語のポルトガル語だけでなく英語やスペイン語、フランス語も通じる環境は、西ヨーロッパ諸国の中では一番物価が安いと言われています。
1964年に独立するまで150年にわたりイギリスに統治されていたマルタは、日本人の少ない環境で英語が学べるおススメの国です。治安もよいので女性に特に人気の留学先です。
バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の一番南にあり、3つの国の中では一番大きい国。他のヨーロッパ諸国と比べて比較的よい治安なので安心です。
中国は日本に近く、文化や風習など日本と似ている部分も多くあります。人口が多い分中国語を話す人は多く、また民族によって話される中国語も異なるので、留学前には確認しましょう。
日系企業が多く進出しているベトナムは、日本人インターンシップの需要が高くなっています。
特にヨーロッパからの観光客が多く訪れるスリランカでは「連結語」として英語が広く使われています。英語を使ってインターンシップが可能な国です。
世界遺産、アンコール遺跡を有する、ASEAN加盟国の東南アジアの国、カンボジア。その成長を支援するためのインターンシップが多くあります。
インダス文明の栄えた地、ガンジス川で人々が祈りをささげ、訪れた人はインドに魅せられると言われています。日本とは全く異なる文化の中で成長してみてはいかがですか?
南太平洋のほぼ真ん中にあるフィジーは、年間を通して約30℃前後という常夏の熱帯性気候。サンゴ礁でのダイビングや白い砂のビーチ。ウェディングやハネムーンにも大人気で、家族全員で楽しめるリゾートです。
南太平洋のほぼ真ん中にあるフィジーは、年間を通して約30℃前後という常夏の熱帯性気候。サンゴ礁でのダイビングや白い砂のビーチ。ウェディングやハネムーンにも大人気で、家族全員で楽しめるリゾートです。
日本とも強いつながりのあるブラジルには多くの日系人が暮らしています。また、日本で生活するブラジル人の数も増え、地域的にブラジル人が身近だという人もいるかもしれません。サッカーとカーニバルの国ブラジルでポルトガル語を学びましょう!