公開:2019-02-06 更新:2019/02/06
オークランドは、ニュージーランドの首都ですが、実は電車や地下鉄はあまり発達しておらず、バスが一番便利な移動手段といえます。電車の駅は、オークランド市内には1つしかなく、日にちや時間帯によってその本数が激しく変動するので、特定の時間に決まった電車に乗る人などには便利かもしれません。
そして、留学や旅行で頻繁にバスや電車を利用する時に便利でお得なのが「AT HOPカード」と呼ばれるチャージ式のICカードです。日本でいうSuicaのようなものですね。バスでの利用はもちろん、鉄道やフェリーでも利用できるICカードで、コンビニでも利用できるため、1枚あるととても便利です。オークランド市内に1つだけある電車の駅、ブリトマート駅(Britomart Transport Centre)で作ることができますが、その他にも観光案内所、コンビニエンスストア、またオンラインで申請、チャージすることもできます。オンラインではチャージの他、残高照会や盗難時の紛失届などが可能です。 乗る際にはカードリーダーにTag On(カードをかざす)、そして降りる時にもTag Off(もう一度カードをかざす)を忘れずに行ってください。
下記動画から「AT HOPカード」の使い方が分かります。
https://youtu.be/yXES04eYFX0 「AT HOPカード」の使い方 Auckland Transportより(英語)
オークランドにはMetrolink、Link、North Star、Birkenhead Transport bus service 、Waka Pacific、Go WestやRitchiesなど、多くのバスが行先に応じて運行しているので、目的地へ行くバスに乗ってください。今回は「Link」バスについて紹介しますが、乗り方などは基本的にどのバスも同じですので参考にしてみてください。 Link busは、Auckland Transportが運営していて、全部で3路線あります。
・赤いバスがシティリンクで、オークランドのシティの中心部を南北に通るバスです。このバスにはAT HOPカードがあれば無料で乗れます。
・緑のバスが、インナーリンク。シティリンクがシティ中心部を南北に走っていのに対し、インナーリンクはシティの周りを循環するバスです。オークランド・ドメインや、ポンソンビーなどの主要繁華街を訪れるのに便利です。
・黄色のバスが、アウターリンク。オークランドの中心部と郊外を結び循環しています。アウターリンクのルート沿いにはあまり観光地がないので、利用する機会は少ないかもしれません。
左:シティリンク 中:インナーリンク 右:アウターリンク
はじめに「AT HOPカード」について説明しましたが、もちろん切符を購入してバスを利用することもできます。その場合、バスの運転手さんから直接購入します。
1.バスに乗るときに運転手さんに行き先を告げます。
2.運転手さんが料金パネルに入力し、金額を教えてくれます。
3.料金を払うと領収書がパネルの横から出てきます。この領収書が切符ということになりますので、忘れないようにしてください。
基本的にバス停で待っているとバスは止まってくれますが、自分が乗りたいバスが来たら、手を上げて運転手に合図を送ると確実です。バスの扉は前と中央あたりの2箇所にありますが、乗車の時は前の扉から乗り込みます。
目的地に近づいて来たら、座席の近くにある降車ボタンを押して運転手に降車したいということを示します。日本のように、次のバス停を知らせるアナウンスはないので、初めての場合少し難易度が高いですが、心配であれば乗るときに運転手さんに降りるバス停についたら教えてもらうよう頼んでおくといいでしょう。また、親切な他のお客さんが助けてくれることもあります。降車口は前方の運転席の横とバスの中央にあります。基本的に降りる際には中央のドアからですが、実際みんな両方の出口から降りています。
Zoneとは、オークランド市内をZone1からZone8までの8つの地域に分けたもの。Zone間をどれくらい移動したのかで、支払う料金が変わってきます。Zoneについては下記よりご確認ください。 https://at.govt.nz/bus-train-ferry/fares-discounts/fare-zones-calculating-how-much-you-pay/
バスの料金、学割の料金については下記よりご確認ください。 https://at.govt.nz/bus-train-ferry/fares-discounts/bus-train-fares/
ブリトマート駅に停車中の車両と改札
オークランドのダウンタウンには、1つだけ電車の駅「Britomart Station」があり、始発駅になります。この駅を起点に、 西線(Eastern Line)/黄色のライン(路線図) 東線(Western Line)/赤色のライン(路線図) 南線(Southern Line)/緑色のライン(路線図) オネフンガ線(Onehunga Line)/水色のライン(路線図) の4路線が整備されています。 追加情報として、ブリトマート駅周辺には、長距離用のバス乗り場やオークランド市内や郊外まで行けるバス乗り場、そしてフェリー乗り場もあります。
オークランドの電車路線図
切符は駅員さんのいるチケット窓口、もしくは駅にある自動券売機で購入できます。最初に紹介したバスとフェリーでも共通して使えるAT HOPカードのチャージもこの券売機でできます。AT HOPカードがあれば自動改札にタッチするだけでOKです。
(写真:券売機)
画面表示にしたがってチケットを購入するだけです。
購入すると先ほどの機械の下の取り出し口から、切符が出てくるので、それを改札で駅員さんに見せます。出てくる切符は日本のとはだいぶ違いレシートのような感じですので、取り忘れないように気を付けてください。
改札を通る際には、AT HOPカードの人は日本と同じように改札にタッチして通れますが、券売機で切符を購入した人は、駅員さんが立っている改札からホームに入りますので、切符をを駅員さんに見せます。始発駅では出発時刻まで列車は待ちますが、それ以外の途中の駅では時刻表通りには到着しないことが多いです。 また、重要なポイントとして、オークランドでは電車の出発時間や発着ホームの番号が日本のように固定されていません。毎回発車場所が変わるのでホーム番号などの確認が必要です。
目的地の駅によっては、きちんとした改札がない場合があります。AT HOPカードの人は、乗車時と一緒でAT HOPカードを改札にかざして降車するのですが、簡易的なカードリーダーしか設置していない駅もありますので、改札が見当たらない場合には、そのカードリーダーを探してかざしてください。 切符の人は、出口に駅員が立っていたら渡します。もし誰もいない場合、または無人駅の場合は、切符は提示する必要はないので、破棄してもOKです。
小中留学
NZD6,759~~
小中留学
NZD4,270~~
高校留学
1,818,000円~
小中留学
NZD3,450~~