南の島セブ島でマンツーマン英会話

公開:2013-06-18 更新:2019/02/19

大学のゼミで国際政治学を勉強中の田中さんにとって、英語の文献や国際的な時事問題などの情報を得る上で英語力を身につけることは必須。小学生から英会話を習うなど英語に親しんできたが、大学生活の中では英語力を向上させる機会を得られずにいた。

そんなときに目にしたのが「あの国」特派員募集の記事。彼女にとって今回は初めてのフィリピン滞在ではなく、以前NGOのボランティア活動に参加し、フィリピン人家庭にホームステイをした経験がある。明るく人懐っこいフィリピンの人々が好きになり、その思い出の地で英語を勉強したいというのが応募のきっかけだ。

自習室、PCルームなどが充実。英語を学ぶのに最適の環境

他の留学生との交流も楽しみなキャンパス併設の寮

フィリピンで語学留学というと少し不安な面もあったけど、その先入観は到着後にすぐに打ち消された。

学校のセキュリティーは万全で、入口には警備員が2名常駐し、入学後に登録される指紋認証によってのみ校内に入れるシステムになっている。 元々セブ島を代表するホテルを利用した学校だけあって校内は広々としており、中庭にはリゾートホテルを思わせるプール、1日3食バイキング形式で食事ができる食堂、食品や日用品が購入できる売店、 使い放題のPCルーム、自習室、医務室、卓球台やビリヤード台などの娯楽施設などが備わっている。 学生寮も学校に併設されていて、留学生活には最高の環境だと思った。

 

大学のキャンパスを思わせる雰囲気の校舎 そこで同じ日に入校した生徒は「バッチメイト」と呼ぶ同窓生であることを教わった。

また校内は一部を除いてイングリッシュオンリーのポリシーが貫かれており、違反するとイエローカードによって処罰されるということも告げられた。

フィリピン最大規模を誇るCPILSは講師の質が高い

他の留学生との交流も楽しみなキャンパス併設の寮

留学先として今人気が高まりつつあるフィリピンにおいて最大規模を誇るCPILSの魅力は、何といってもマンツーマンレッスンが標準プログラムで受講できること。

先生は大学などの高等教育を受けた人たちばかりで、試験を6回もパスしないと講師になれないらしく、教え方もプロフェショナル。 発音もフィリピン訛りがあるのかと心配していたけど、むしろスラングが少ない分ネイティブスピーカーよりもきれいな話し方で聞き取りやすかった。 1対1なのでどんなテーマで勉強しても良く、今回は発音を徹底的に鍛えられたことやトピックに対しての質疑応答、自分の意見を述べることなどを勉強し、思ったよりハイレベルな内容と感じた。

たった1日で自然と英語で話している自分にびっくり

カリフォルニア出身のニコラス先生による1対8のクラス

クラスメイトとの会話も弾ませながら少人数で英語を勉強する1対4のクラスでは、最終回の授業で10分間に及ぶプレゼンテーションをすることに。

急いで資料を作り、自分の故郷の伝統的文化「ねぶた」について説明した。 緊張したが、クラスメイトや先生が高い評価をしてくれ、ほっと一安心。 ネイティブの先生が教えてくれる1対8のクラスでは、英語圏の文化や言い回しなどを教えてくれてためになった。

それら各レッスン100分、1日5時間の授業以外にもスペシャルクラスとしてTOEIC対策クラスや映画英語クラス、ビジネス英語クラスなどがあり、無料で受講できるというからすごい。 授業が始まった1日目には韓国人留学生のスティーブと仲良くなり、お互いの文化のことなどを時間が経つのを忘れるほど話し合った。 そのせいもあってか、学校の雰囲気に早く打ち解けることができ、自然と日本人の留学生仲間に対しても、英語が口から出てくるようになっていた。

この学校はフィリピン特有の明るさや楽しさに溢れていて、英語を話す以前にコミュニケーション能力がみるみる向上していくような実感が湧いた。 そして先生からは手紙やメールの文の書き方を教わり、以前フィリピン滞在中に知り合った友達に久しぶりにメールを送った。

週末は南の島をエンジョイ!忘れられない一生の思い出

ボホール島から船で訪れたバリカサグ島のあまりの美しさに思わずみんなでジャンプ!

平日はまさに英語漬けの生活なので、週末はリゾートでリフレッシュ! 今回は土日を利用してボホール島へのショートトリップだ。 フェリー乗り場から1時間半もすれば、エコツーリズムの盛んな魅惑の島へ到着。 島内では円錐形の小高い丘が1268も点在する不思議な景観のチョコレート・ヒルズやフィリピン最古の教会などを訪れ、地球のパワーを感じるロボック川でのクルーズ、世界最小の原始猿ターシャとの出合いなど感激の嵐が次々とやってくる。 翌日は船に乗って世界的に有名なダイビングスポット「バリカサグ島」へ。

シュノーケリングをして海の中をのぞくと、色鮮やかなサンゴや魚たちがいっぱい! 夜も寝る間を惜しんでまでバッチメイトたちと語り合い、楽しく過ごした贅沢な時間は、一生忘れられない良き思い出となった。

 

幅広い年代の方との交流は自分を見つめ直すきっかけに

今回の英語研修の時間があまりにも楽しく、もっともっと英語力を伸ばしたいと強く感じた。

フィリピン人の先生はもちろん同じ留学生仲間にも刺激を受け、これからいろいろな人とコミュニケーションがとれるといいなと心から思ったのだ。 またこの学校ではあらゆる年代の方が英語を学んでいる。

彼らから、楽しく英語を学ぶ姿勢と継続して英語を勉強することが大事だということを教わった。 私もできる限り、将来の仕事や人生をより充実したものにしていきたい。

 

(撮影/Motohisa Yasuda 文/Motohisa Yasuda)

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