〜編集長対談〜 新規開校「インフィニティ国際学院」の大谷学院長に聞く 国際社会に必要とされるグローバル人材とは

公開:2019-02-06 更新:2019/07/30

その場限りのテストや受験に、貴重な時間を費やしたくない。今すぐにでも国際社会の現実をこの目で見て、自分にできることを探りたい。そんな鋭い問題意識と感受性を持つ10代の読者に朗報です! 学習指導要領に縛られず、英語習得・国際経験・世界全体を視野に入れた進路選択に3年間をムダなく使える新しい高校「インフィニティ国際学院」がいよいよ開校!学院長の大谷真樹さんに、国際社会に必要とされるグローバル人材像について、お話を伺いました。

 

インフィニティ

 

変化を楽しみ、変化を起こせるイノベーターを育てたい。

 

天野:この春、インフィニティ国際学院がいよいよ開学しますね!本日は、応募者選考で大変お忙しい時期にありがとうございます。

 

大谷:おかげさまで、全国各地から最優秀の学生たちがエントリーしてくれています。

中には、インターナショナルスクールを途中退学して、当学院で高1から再スタートするという学生もいます。

 

天野:定員は……

 

大谷:40名ですが、第1期は最大20名に留めます。

 

天野:かなりの少数精鋭ですね。どのような人物を育てたいとお考えなのでしょうか。

 

大谷:一言で言うなら、10年後の未来を変えるイノベーターです。自ら問題を発見し、自ら解決していく人間を育てたい。

 

天野:2014年に開学した世界最難関のミネルバ大学をはじめ、世界の英才たちがいま、実社会に直結するプロジェクト型の教育機関に続々とエントリーしているようです。

 

大谷:当学院のキャリア構築アドバイザーとして、ミネルバ大学の日本連絡事務所代表を務めてきた山本秀樹さんに加わってもらっていますが、やはりミネルバ大学のような創造的学びを志向する人材を育てたいですよね。座学は最小限にして、できる限りPBL(問題解決型学習)に費やしたほうが絶対良い。

 

インフィニティ

ミネルバ大学 公式サイト https://www.minerva.kgi.edu

 

天野:カーネギーメロン大学を訪問した折、机上の講義はほとんど行われておらず、企業と学生が一緒になってプロジェクトに取り組む光景が広がっていたのを思い出します。

 

大谷:インフィニティ国際学院も、3年目はそのような学習スタイルになっていく可能性が高いです。

 

天野:1年目は、CNE1(フィリピンの全寮制語学学校)でみっちり英語を学ぶのですよね!

 

大谷:はい。週末には香港、深圳、クアラルンプールなどにも行く機会を設ける予定です。

 

天野:2年目は、本格的に世界各国をまわってフィールドワークを行うということですが、訪問先はどのように選定するのですか?

 

大谷:僕が現地視察に飛び回っているところです。先日はカンボジアに行ってきました。サムライカレーってご存知ですか?

 

天野:森山たつをさんが始動した実践型の海外インターンシッププログラムですね!

 

大谷:あのように受け入れ体制の整っている団体等を厳選しているところです。現在挙がっている候補は、インド、ネパール、ルワンダ、ケニア、タンザニアなど。各国2、3週間ずつ滞在して、現地のNGOや企業で働かせてもらうインターンシッププログラムなどを検討中です。そのほか、エストニアのタリン大学も訪問先としてラインナップしています。

 

 

教養が感受性を育み、感受性が質のよい問題意識を生む。

 

天野:大谷さんが「世界」を意識し始めた原点は、どこにあるのですか?

 

インフィニティ

 

大谷:フジテレビの制作会社で働いていた時に紛争地担当でね、60カ国以上を取材して歩いたんです。その影響はものすごく大きいです。それまでは何の疑問も持たず、日本で生活してきたのですが、海外で真逆の価値観に触れて初めて、「えっ!?」と気づくことがたくさんあった。国内の報道と国外の現実とのギャップも思い知りました。学生たちにも是非、そういう経験をさせてあげたいです。

 

天野:僕は高校から海外に出たのですが、いま振り返ると、もっと早く、小・中学校の頃から、そういう経験をしておきたかったです。

 

インフィニティ

 

大谷:確かに高校では遅いくらいなんですよね。現在、プリスクールとの連携も検討していますが、そのあたりから考えないと……。

 

天野:大谷さんが考える良質な問題意識とは、どのようなものですか? 何を「問題」とするのかという着眼点は、幼少期や10代の頃からの価値観も影響してきますよね。

 

大谷:そこは感受性の問題でしょうね。ベースとしての教養がすごく大事だと思います。

礼儀正しさ、優しさ、時間を守る律儀さなど、日本の教育が育んできた良い面もたくさんありますが、記憶力よりも、教養にもっと力点を置くべきではないでしょうか。

 

子どもたちは「答えがない世界」でリーダーになっていかなければならないわけですから。自分で課題を設定し、チームワークで解決していく力を育むのは、感受性、協調性、教養に他なりません。

 

天野:そうした内面的な心を育てるには、どういう教育が望ましいのでしょうか。

 

大谷:心というのは、「教育」するものではないと思います。多様な出会いや経験の中で自然に育まれていくものではないでしょうか。

 

天野:インフィニティ国際学院では、まさに世界各地で教養を深めてきた多様な方々との出会いが待っていますね!

 

インフィニティ

 


大谷:ナビゲーターは、これからもどんどん増える予定です。

 

天野:このような教育が日本全国に広がっていくことを心から願っています。本日は、大変にありがとうございました!

 

【第一期生は2019年3月まで募集!】

インフィニティ国際学院の第一期生は3年間授業料(研修費は別途)免除されます。

詳細・お問合せはコチラ

https://infinity-gakuin.org

 

 

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