世界一周の旅 北米編:アメリカで最も深い湖・クレーターレイクと聖なる山マウントシャスタ

公開:2017-11-28 更新:2018/12/04

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カリフォルニア州北部を目指し、車を走らせます。ヨセミテ国立公園からサクラメントを経由して車で約8時間半のロングドライブ。カリフォルニア州を抜けてオレゴン州のクレーターレイク(Crater Lake)に到着です。

 

クレーターレイクはオレゴン州南部に位置する国立公園で、1902年にアメリカで5番目に国立公園として設立されたカルデラ湖です。マグマ山の噴火活動によって形成され、水深は597mとアメリカで一番深く、世界で7番目の深さの湖です。ここは車でしか来れないのでまず日本人には知られていないポイントです。

 

 

 

 

巨大なカルデラに雨水が溜まっただけで形成された湖なのですが、一見すると水深が600mあるとは思えない湖で非常に神秘的です。この時ちょうど夕日が落ちるタイミングでこれもまたとっても綺麗でした。マウントシャスタに行く前にちょっと寄り道しただけなのですが、意外と遠くてびっくりでした。

 

さて、マウントシャスタに向かいます。クレーターレイクから約2時間半南下するとマウントシャスタのエリアに入ります。

 

マウントシャスタ(Mount Shasta)はカリフォルニア州の北にある標高4317mの山で聖なる山と呼ばれています。日本ではミネラルウォーターのクリスタルガイザーとして知られている場所でこのマウントシャスタが源泉です。世界ではエベレスト、キリマンジャロ、マチュピチュ、シナイ山、富士山、セドナと並ぶ世界7大聖山と呼ばれているパワースポットとして有名です。

 

このマウントシャスタには世界中のリピーターが多く居て、一回来てからハマって何度もここに来ているという方が結構います。その理由は山、森、川、滝などの広大な自然そのものなのですが、ヨセミテ国立公園と大きく違い、全く観光地化されていないというところですね。トレイル自体も舗装されていないですし、トレイルで人とすれ違うことも少ないです。手つかずの自然がそのまま残っているところに魅力を感じて来られるみたいです。それがパワースポットと呼ばれている所以ですね。

 

 

 

 

 

このマウントシャスタを見ていると不思議となにか引き寄せられるパワーを感じます。手つかずの自然に囲まれ真っ青な空の下に佇むこの山に惹かれて来られる方の理由がなんとなくわかります。まるで天孫降臨のような風景です。   そして、マウントシャスタは山そのものにも魅力があるのですが、その周辺にある森、緑、湖、滝が至る所にあり、それ自体がパワースポットです。まずはキャッスルレイク(Castle Lake)。

 

 

 

 

標高約1660mに位置する湖です。とにかく水の透明度が半端なく綺麗。そして何もノイズのない世界が広がり、聞こえるのは水の音と虫の音だけ。何も考えずにずっと湖を眺めているだけで癒されます。   そして、このキャッスルレイクの向こう側にあるのが、ハートレイク(Heart Lake)。

 

 

 

 

 

その名の通りハートの形をした湖です。キャッスルレイク脇からスタートするトレイルを登って約45分で到着します。ちなみにトレイル自体が整備されていないので全く案内板がなく、たどり着けずに断念する方も多いらしく、「呼ばれた人だけが辿り着ける」なんて言われていたりするそうです。

 

この湖先に見えるマウントシャスタの景色は最高です。そしてこの山の上にかかる雲がなんとも幻想的。時間とともに雲も形を変えていくので、まるで自然のいたずらのように感じます。これぞまさにパワースポットっという感じです。

 

ここも同じく聞こえるのは風の音、水の音、虫の音だけ。ここに来たら言葉を発するのが勿体ないです。何も言葉にせず、ただ黙って自然を感じる、それだけで癒されます。岩の上に寝そべって空を見ながら1時間くらいは空を見つめていました。   最後に、フェアリーフォールズ(Fairy Falls)。

 

 

車を山道の途中に停めて、川の上流を目指して約1時間。滝の目の前に到着です。とにかく水が透明で綺麗。そしてこの滝の音が何とも言えず心地良いのです。大自然ってやっぱり素晴らしい!

 

マウントシャスタはもともと来てみたかった場所の1つだったのですが、ここに来るとリピーターになる理由がよくわかります。何か都会の雑踏から離れて自然と一体となれる場所ってなかなかないので、ここに来るだけできっと癒されると思いますよ。そして、マウントシャスタ自体も「呼ばれた人が来る」場所らしいので、きっとご縁あってここに来ることになったような気がします。

 

では、次はサンフランシスコの方を目指し、ナパバレーに訪れたいと思います。

 

 

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この記事を書いた人

大学卒業後、上場企業にて法人営業・人事採用・教育分野でキャリアを積む。
29歳のときに会社を辞め、ワーキングホリデビザを握りしめカナダに渡航。バンクーバー・トロントで
海外生活を送る。現地企業数社での就業を経験。31歳で帰国し、再就職した後、旅人として世界一周。
現在はフリーのキャリアコンサルタントとして外国人及び日本人海外生活経験者のキャリア支援に従事。
渡航国は26か国。

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