公開:2017-10-25 更新:2018/12/04
アリゾナ州ページの街から北東に位置するモニュメントバレーに向かいます。とその前にこのページにあるホースシューベンド(Horseshoe Bend)にも立ち寄りです。
ホースシューベンドとはこのページの街の南にある峡谷で、岩の形が馬の蹄鉄の形に似ていることから「馬の靴」という呼び名がついています。アンテロープ・キャニオン同様、コロラド川によって浸食されて作り出された岩です。ちなみにここは全く整備されていない自然がそのまま残っているところなので、目印がほとんどありません。道に看板が立っているだけなので、走行中よく見ていないと見過ごす可能性がありますので要注意です。
しかも駐車場から歩いて片道約30分かかるので、ちょっとしたトレッキング気分ですね。そして奥まで歩くといきなり目の前にホースシューベンドが現れます。
こんな綺麗な曲線をよく大自然が作り上げたなぁっと感心してしまうくらいの180Rです。早朝に立ち寄ったので太陽の光の角度により影が写ってしまいましたが、時間帯によってはこの岩と川が綺麗に見れると思うので、昼ぐらいがちょうどいいかもしれませんね。ちなみに柵は全くありませんので、油断すると600m下に真っ逆さまです。しかしながら自然の力は本当にすごいの一言です!
そして、このホースシューベンドに流れるコロラド川の上流にレイク・パウエルがあります。
このレイク・パウエルはアメリカで2番目に大きな人工湖だそうです。大きさは琵琶湖と同じくらいらしく、人の手で琵琶湖と同じ大きさの湖を作ってしまったということになります。このあたりの都市の電力不足と水不足を補うためにこの土地に目をつけてコロラド川を堰き止めるグレンキャニオンダムを建設し、それによりこの広大なレイク・パウエルが出来上がったみたいです。この湖とダムによって、アリゾナ州、ユタ州、ネバダ州、カリフォルニア州などの電力と水の供給を賄っているらしいです。
現地の方からすると、これが日常の景色なのでしょうが、我々からするとこの光景は何とも壮大に思えますし、こんな大地に湖を作ってしまう発想がそもそも凄いと感じてしまいます。
さて、それでは、モニュメントバレー(Monument Valley)に向かいます。アリゾナ州ページの街から車で2時間くらいですね。 モニュメントバレーはアリゾナ州北部からユタ州南部にかけて広がる岩山が点在している地域を指します。ここ一帯はモニュメント・バレー・ナバホ・トライバル・パークと呼ばれており、アメリカの政府からは独立しており、アメリカの国立公園として運営されているわけではなく、先住民族であるナバホ族が管理しているらしいです。
メサと呼ばれるテーブル状の台地やメサがさらに浸食され細かくなったビュートと呼ばれる岩山がまるで記念碑のように並んでいることからモニュメントバレーと呼ばれています。そして、ナバホ族の聖地であり、ナバホ族の生活の地でもあります。
このモニュメントバレーに観光客が入るようになったのは、映画撮影に使われるようになった1930年代とのことです。映画監督のジョン・フォードが撮影のためにこの土地に道路をしいたらしいです。現在このあたりに通る道路のほとんどが映画撮影のために作られたもので、走行している確かにその面影を感じとることができます。
この地を舞台に撮影された映画は色々とあるみたいですが、中でも有名なのがジョン・ウエイン主演の「駅馬車」、「黄色いリボン」、「捜索者」などの西部劇や、その他有名なところで「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」や「フォレスト・ガンプ」など。確かにこの風景を映画のワンシーンで見たことがある、そんな風景が一面に広がります。まさにここも大いなるパワースポットの1つですね。特に日の出やサンセットをここで見れたら、また感動しそうな気がします。
さて、それではこのモニュメントバレーを抜けて、更に更に北上、アーチーズ国立公園があるモアブに向かいます。
この記事を書いた人
大学卒業後、上場企業にて法人営業・人事採用・教育分野でキャリアを積む。 |
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