世界一周の旅　北米編：カリフォルニア州西海岸の人種のるつぼ・ロサンゼルス

テメキュラを離れて車で約1時間走ると、ロサンゼルスです。サンディエゴからだと2時間くらいと結構近いですね。

こんな道をひたすら真っ直ぐ走っていく訳ですが、やはりアメリカは車社会。西海岸は特にですが、車がないとどこも行けないですし、車での移動が日常茶飯事であることを痛感します。ましてやロサンゼルスと一言で言ってもものすごく大きい都市ですので、交通機関を利用するよりも車での移動の方がおススメですね。  

ロサンゼルスはアメリカ合衆国カリフォルニア州の最大都市で、人口がアメリカ国内ではニューヨークに次いで2番目に人口が多い都市です。一般的に、我々は一言で「ロサンゼルス」と呼んでいますが、ロサンゼルスには「ロサンゼルス郡」と「ロサンゼルス市」があります。このロサンゼルス郡は88の市からできていて、ビバリーヒルズ、サンタモニカ、ロングビーチなどもこれに含まれます。ロサンゼルス郡だけで関東平野と同じくらいの大きさらしいです。  

ちなみにロサンゼルス（Los Angeles）という都市名の起源は、スペイン語の「天使」（男性名詞）を意味するangelの複数形angelesに、男性複数定冠詞であるlosを前置して、ロサンゼルスとなったそうです。サンディエゴと同様、もともとメキシコ領だったのでスペイン語地名が多く、ヒスパニック系もしくはラテン系の人種が半分くらいを占めています。よって使われている言語が英語だけでなくスペイン語も話されます。  

住んでいる人種も多様で、ヒスパニック系、ラテン系だけでなく、白人、アジア人、アフリカ系アメリカ人（黒人）、その他の人種が混ざっていて、ニューヨークと同様、「人種のるつぼ」と呼ばれています。よって地域ごとにエスニックタウンが存在します。例えば、ダウンタウン・ロサンゼルスの少し北に広がるチャイナタウン、ダウンタウン・ロサンゼルスにあるリトルトーキョー、ロサンゼルス・ダウンタウンの西に広がるコリアタウン、Fairfax沿いにあるリトルエチオピア、Artesia地区にあるリトルインディアなど。その他にも、リトル・アルメニア（アルメニア）、ヒストリック・フィリピーノタウン（フィリピン）、タイタウン（タイ）、テヘランジェルス（イラン、ペルシア各国）、ジャーマンビレッジ（ドイツ）、リトルサイゴン（ベトナム）などなど。ロサンゼルスも国際色豊かな街と言っても過言ではないと思います。

では、主要のスポットにいくつか行ってみたいと思います。まずはロングビーチ。

ロングビーチってビーチの名前を指していると思っていたんですけど、ただの都市の名前だったとは知りませんでした。しかしながら、やはりこのビーチはとっても広く綺麗で、白い砂浜が印象的です。ここロングビーチは港湾、油田、海軍基地、観光施設、交通の要所として栄えていて、航空機のボーイング社や外資系企業の本社機能も置かれることが多く、経済都市と言っても過言ではないみたいです。更には、ゲイやレズビアンも多いことで有名です。

続いて、サンタモニカ。

大渋滞です、この辺りは。。。いづれにしても、ロサンゼルスの西側から臨む太平洋の水平線は見物ですね。ここに来られる方は、海だけでなくサード・ストリート・プロムナードやオーシャン・フロント・ウォークでのショッピングがお目当ての方が多いみたいです。ここでサンセットが観れたら最高ですね。

続いて、ビバリーヒルズ。

ここも渋滞です。ロサンゼルスは渋滞は覚悟しないといけないですね。超高級ブランド店が立ち並ぶ、観光地としても有名なショッピング通り、ロデオ・ドライブです。

続いて、ハリウッド。  

みなさんご存知の映画産業の中心地です。ハリウッドサインが見れる場所でショッピングモールであるハリウッド＆ハイランドセンターが人気みたいです。3階の道側のテラスからアーチの中に見えるハリウッドサインがまっすぐ見えるのでここから撮影されている方が多かったですね。

最後に、夜景スポットで有名なグリフィス天文台。  

ハリウッドサインの東側に位置している天文台でロサンゼルスの街を一望できます。しかしながらものすごい人で、直接車で頂上に行けないので、山道の途中のパーキングで車を停め、シャトルバスに乗っていこうとしましたが、こちらも人でいっぱい。歩いて山頂まで向かいました。徒歩30分くらいですね。とっても綺麗でした。  

ロサンゼルスは本当に大きくて広いのでこの街を知るには相当な時間が要しますが、基本人もフレンドリーで治安も良いと感じます。ただ、場所によっては危険なところがいくつかあるので、そこだけは要注意です。

では、今度はロサンゼルスを北上してデスバレーに向かいます。    

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