世界一周の旅　北米編：ニューヨーク州人種のるつぼ・大都市・ニューヨーク②

ニューヨークというと記憶に新しいのが9.11.テロ（アメリカ同時多発テロ事件）、あの大惨事を決して忘れることはできません。かつての崩壊したワールドトレードセンターの2つの建物跡地は、底に水が流れるプールとなっています。場所は、地下鉄のワールド・トレード・センター（World Trade Center）駅からすぐです。

今ではここを「グラウンド・ゼロ」と呼んでいます。もともとは広島や長崎の原爆投下爆心地、ネバダ砂漠での世界初の核兵器実験場跡地、核保有国で行われた地上核実験での爆心地を「グラウンド・ゼロ」と呼んでいたそうですが、このアメリカ同時多発テロ事件の報道の過程において、このワールドトレードセンター崩壊後の跡地が、そのような爆心地を連想されるとして、「グラウンド・ゼロ」と呼ばれるようになったそうです。

側面から中央に水が流れてホールに落ちていく形状になっており、その側面の大理石に亡くなられた方全員のお名前が刻まれています。この四角いプールそのものが慰霊碑として祀られています。平日にも関わらず世界中のたくさんの方が追悼に訪れていました。

マンハッタンを自由の女神像があるリバティ島からも見ましたが、こんな密集した場所にビルめがけて飛行機が2台突っ込んできたなんて信じられないですよ。想像するだけでぞっとします。この悲劇は未来永劫絶対に忘れてはいけない出来事であることを、この慰霊碑が示しているようでした。

ちなみにこの「グラウンド・ゼロ」の慰霊碑の建設が始まったと同時に、新しいワールドトレードセンターの再建も始まり、7つのビルが既に完成したようです。

そのうちのひとつがこの1WTC（ワン・ワールド・トレード・センター）で541mあります。アメリカ合衆国独立の1776年にちなんで1776フィート（541m）の高さで建設されたそうで、ニューヨークで一番大きな建物となっています。

さて、続いてですが、ブルックリン橋に向かおうと思います。せっかくなので、歩きでウォール街を寄り道しながら向かってみます。

ウォール街は、マンハッタンの南端部に位置する細い通りの一つで、ニューヨーク証券取引所をはじめ米国の金融史とゆかりのある地区です。このニューヨーク証券取引所なんかはよくテレビで見たことがありますよね。何かここが一番ニューヨークらしい場所のような気がしました。歩いているだけでそれぞれのビルが高く忙しない感じ。   そのまま東に進んでいくと、イーストリバーに出ます。このイーストリバーにかかるレトロな大きな橋がブルックリン橋です。実際に徒歩で渡ってみます。

ブルックリン橋は、イーストリバーに架かるマンハッタンとブルックリンを結ぶ橋で、マンハッタン橋と並ぶように位置しています。もともとの名称はイーストリバー橋なんて呼ばれていたらしいのですが1915年に今の名前になったそうです。アメリカ合衆国で最古の吊り橋のひとつです。この橋は2層構造となっていて、下の層に三車線の車道が通っており、上の層に人や自転車が通ることができるようになっています。

マンハッタン側から徒歩にて歩いてみますが、結構自転車で走行する方やランニングされる方が多く、双方通行ではあるものの注意しないとぶつかります。また、足元は木の板で組まれているので隙間から真下が見えたりしてちょっとした恐怖感もありますが、橋の真ん中から振り返ってマンハッタンを見ると、それはもう素晴らしい景色でした。

立ち止まって写真を撮りながら進んでいたので、なんだかんだで渡るのに1時間はかかりました。水分補給のために水は是非持参してくださいね。さすがに往復をしようとは思いませんでした。片道で十分です。

と言うことでまだまだニューヨークは続くのですが、ここで今回のニューヨークでのステイ先のご紹介！今回もやっぱりユースホステルです。 と言うのも、マンハッタンでホテルに泊まろうとするならば最低でも一泊US$100は覚悟した方が良いと思います。はっきり言ってメチャクチャ高いです。今回はまたリーズナブルなステイ先を探そう、と言うことでマンハッタンを離れて、ブルックリンの「ニューヨークムーアホステル（NY Moore Hostel, Brooklyn）」を予約。

ブルックリンのフラッシングアベニュー（Flushing Av）駅から徒歩15分くらい。一泊US$53.5。ニューヨークだったらこれは安い方です。基本4人部屋で二段ベッドではないので結構くつろげました。ただ、駅からちょっと遠いのと、ホステルから飲食店やスーパーがちょっと遠いのでそこが難点。ちなみにマンハッタンまで地下鉄で45分くらいです。まあニューヨークですので、リーズナブルだと思いますよ。 

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