「Study in the Philppines」第2弾に向けてGo!⑤

公開:2017-06-21 更新:2019/02/20

昨夜は、マニラから高速道路を使って車で約20分のモンテンルパ市のアラバンにある、PICOという語学学校の寮に泊めていただきました。寮は学校から少し離れているので、朝7:50に学校のバンに乗って学校へ。

picoのおしゃれな部屋
PICOのちょっとお高いコースの宿泊施設。学校のすぐ近くのホテルを利用しています。

生徒さんたちと朝食を食べて、校内を見学させていただきました。PICOは、受講前にスカイプで1時間程度の面接があり、それをもとに生徒さん一人ひとりに合ったカリキュラムを作ってくれるのが特徴。先生はベテランの方が多く、学士以上。生徒さんは企業から派遣されてくる方が多く、校内は大人の雰囲気。会社のお金で来るだけに真剣度も高いそうです。

PICOでの朝食
PICOで朝食をごちそうになりました。左奥はフィリピンのお粥。

 

picoのマンツーマンレッスン
PICOの個人レッスンの様子。

日本人スタッフの香(かおり)さんに、近隣のレストラン街なども案内していただき、その後は初のUBERを使っての移動。空港をはさんで北側のケソン市に向かいます。フィリピンでは、Uberがとても人気。タクシーより安全だし料金も明快なので現地の人もUberを強くすすめるほど。日本の感覚だと、クシーは安全で明朗会計が当たり前なので、Uberのほうが不安に思いますが、こちらでは真逆なようです。

uber
Uberを使ってPICOから、ケソン市のCNNへ。ドライバーさんの顔写真が出るので安心。

さて、Uberの移動はトラブルもなく快適。目的地のCNNには余裕を見て早めに出たのですが、ぴったり12:30に到着。学校があるケソン市は、近隣に名門大学など学校が多い学園都市。ここ16年は犯罪も起こっておらず、とても治安はいいそうです。CNNの一番の特徴はスパルタコース。スタンダードコースは夕方7:30まで、1日5時間の授業ですが、スパルタコースは夜10:30まで授業があり、学生寮では先生が同室のシェアルーム。24時間英語しか話すことが許されていません。格段に英語力が上がるのはもちろん、先生&シェアメイトたちとはとても仲良くなれることも利点。

CNNの日本人スタッフ
CNNの日本人スタッフ、谷口さん

 

フィリピンの地元バーガー屋さん
CNNのすぐ向かいにあるエンジェルバーガー。安くておいしいらしいです。

CNNのあとは同じ市内にあるC21という学校を訪問。地図で見たら徒歩で行けそうなのですが、歩ける距離ではない、とのことでCNNのバンに乗せてもらいました。マニラの交通渋滞はとてもひどいと聞いていましたが、全くその通りで、「車なら5分」と言われた距離が30分ちょっとかかりました。それでもギリギリ約束の14時に到着。ここでは、学校や寮を見せていただいたあと、韓国人の学長さんが親切に学校周辺のカフェとかスーパーとかもいろいろ回ってくれました。C21も特徴はスパルタ式で、滞在は先生とのシェアルーム。English Only Policy が徹底していて、違反すると罰金。5回の違反で退学という厳しさ。設立は1999年で、約20年にわたり、メソッドを充実させてきたそうです。

C21学校外観
同じケソン市にあるC21。スパルタ式で、English only Policyが徹底しています。 1999年開校の老舗の学校です。

さて、このあとは、クバオバスターミナルから、ターラックのCNE1に向けてバスの旅です。所要時間が4時間くらいかかるので、あまり夜遅くならずに着きたい。が取材が長引き、16時発のを逃してしまいました。次は17時しかないし、直行のバスがないと聞いてどーんと凹んでいたのですが、実際にバスターミナルにいってみると、16:30発の直行便があるというではありませんか。出発まであと5分! ラッキーとばかり乗り込みました。 バス内で居眠りしたら身ぐるみはがされるのでは…とか思っていましたが、そんな心配はありませんでした。乗っているのはみんなローカルの普通の人たちばかり。マニラに着いて、まだ48時間経っていませんでしたが、マニラ=治安が悪い=怖い、というイメージはすっかりなくなっている私でした。もちろん、油断は禁物ですが。

バスに乗って移動
Victory Linerというバスに乗って、ターラックに向かいます。

ところで、バスなんですが、大きなバスターミナル以外は、決まった停留所があるのかないのか、手を挙げてどこからでも人が乗ってきます。降りるところも、口頭で何やら車掌さんに言っているだけのようす。車掌さんが忘れたらアウトでは? 不安なので何度も車掌さんに、行き先の住所を見せ、着いたら教えてね、と念を押しておきました。だいたい4時間かかるから、20:30頃には着くはず、と時間を気にしていましたが、つい居眠り。隣に座っていた若くてカワイイフィリピン人の女性が、「そろそろ降りるところよ」と教えてくれました(現地の言葉だったのでわかりませんでしたが多分そう言ってくれたのだと思います)。 降りると、そこは真っ暗闇。学校らしき建物が見当たりません。本当にここでいいの!?とめっちゃ不安になりましたが、大きなゲートの前に建っている守衛さんに住所を書いた紙切れを見せると、そこで間違いない様子。学校は、真っ暗な渡り廊下をだいぶ歩いた先にあったのでした。 とりあえず、着いた!!!お待たせCNE1!! 時間は夜8:30を少し過ぎたところ。お昼抜きだったので腹ぺこ。近所には夕食を食べるところもコンビニもなさそう。バスでは途中、トイレ休憩があり、食べ物も買おうと思えば買えたのですが、何分とまるのか、いつ発車するのか全然わからず不安なので乗ったまま。今日の夕食はカロリーメイトでいいやと腹を決めました。 が、校舎に着くと、なんと学食を1食分、キープしていてくれたとのこと! ありがたや!!!! 学校の代表の井坂さん、スタッフの伊奈崎さん、インターンの窪さんとおしゃべりしながらいただきました! 井坂さんのお話が熱くて聞き入ってしまいました。 ここ数年ブームになっているフィリピン留学ですが、もともとは2000年頃から韓国人が英語学校を作り始め、2008年頃から日本も進出、という話は聞いていたのですが、日本人経営による語学学校の草分けと言えるのがCNE1。井坂さんが、マンゴー畑を切り開いて学校を作り、最初はたった一人で生徒の送迎から教材作り、広報宣伝までやっていたそうです。 井坂さんは7カ国の語学学校で留学経験をし、自分がこういう学校があったらいいなと思うような学校づくりをしてきたとか。リーズナブルに、短期間で格段に英語力を向上させるのがフィリピン留学の最大の魅力ですが、CNE1がユニークなのは、英語力向上だけではなく、バリスタコース、ITコースなど、英語で専門スキルを学ぶコースを新設し、これに力を入れようとしていること。 バリスタコースは、フィリピンで語学力をアップした後、オーストラリアに渡り、バリスタの世界選手権に5年連続入賞している下山修正氏から直接、バリスタに必要な専門スキルを学べるというもの。ちなみに下山さんは『Study in Australia』2017年版に掲載されています! 井坂さんの熱いトークを聞いたあと、同じ敷地内の学生寮へ。快適な広い4人部屋を一人で使わせてもらいました~! 明日もまたがんばりまーす!

CNE1の4人部屋
ターラックのCNE1の学生寮に泊めていただきました。4人部屋を独り占め。

 

Tomorrow 石井栄子

 

この記事を書いた人

香川県生まれ。京都精華大学美術学部洋画科卒。アパレル商社、企画会社、教育・IT系、編集プロダクション等で働いた後、出産を機に売り込みを経てフリーライターとなる。子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行う。編集を手がけたメイツ出版発行の『中学生の成績が上がる教科別ノートの取り方最強のポイント55』は、20刷りを超えるベストセラーとなっている。編集講座、ライター講座の講師も務める。3児の母。趣味はボルダリング、HIPHOPダンス、登山(ただし低山専門!)。

Official Website:ishiprox.com

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