公開:2012-04-27 更新:2019/04/10
Let’s talk about Japan!! (パックンマックンと一緒に日本の文化を英語で紹介!)
せっかく海外に行ったら、日本文化のひとつも紹介したいもの。 私たちが子どものころから知っているおりがみが、海外では意外にも人気らしい。 特別な知識がいらず一緒に楽しめるから、相手との距離もグンと近くなる。 英語の決まり文句を覚えて、海外で日本文化を紹介してみよう!
パックン(以下:パ)
「うちのお母さんは小学校の先生で、毎年、子どもたちにおりがみを教えてたんだよね。おりがみはアメリカでも有名だよ」
マックン(以下:マ)
「え~っ! ほんとに? じゃあ、おりがみって英語でなんて言うの?」
パ
「なんて言うと思う?」
マ
「う~ん、おりが~み」
パ
「違う!」
マ
「ジャパニーズ トラディショナル カルチャー? 子どものときに遊んだ伝統的なものって言えばわかる?」
パ
「“A traditional paper folding art form from Japan”まあね。ちゃんと説明すると、(日本の伝統的な紙折り細工芸術)かな」
マ
「……」
パ
「実はおりがみは英語でも、そのままORIGAMIなんだ」
マ
「じゃあ、さっきので合ってたじゃんッ」
パ
「No! No! 発音が違うよ。オリギャ~ミじゃなきゃね」
パ
「Playじゃないよ。フットボールの試合じゃないんだからさぁ」
マ
「じゃあ、Let’s enjoy ORIGAMI !」
パ
「それダサいよ。日本人、エンジョイ使いすぎッ。そういうときは“make”を使う」
マ
「OK! Let’s make ORIGAMI! What do you want to make?(何をつくりたい?)」
パ
「おぉ、いい感じじゃない。えっと~、I want to make~」
マ
「オッケーッ! Let’s make しゅ・り・け~ん!!」
パ
「ボクに聞いてんじゃないんかいッ」
パ
「手裏剣って英語で言える?」
マ
「しゅッりけん?」
パ
「No!」
マ
「シュリケン?」
パ
「No!! ま・つ・け~ん!」
マ
「それ、サンバだろッ」
パ
「どうやって使うか、考えてみて? 投げるでしょ?」
マ
「Throw sword(投げる刀)?」
パ
「刀じゃない」
マ
「でも、剣じゃん」
パ
「手裏剣って、何に見える?」
マ
「う~ん、ヒトデ? 星? もしかして、スター? スローイングスター!!」
パ
「そう!“Throwing star”」
マ
「ロマンチックだなあ」
パ
「それは、流れ星(Shooting star)のことだろッ」
マ
「では、半分に折って……。ハーフ・アンド・ハーフで」
パ
「ああ、ニューハーフね」
マ
「……」
パ
「“half and half”じゃないよ」
マ
「う~ん。Cut this half?」
パ「
惜しい! half だけだと、『半分』を切るになっちゃう。“in half”で『半分に』という意味になるよ」
マ
「なるほど。“Cut in half”ね」
パ
「そう! 半分に折るだったら?」
マ
「Fold in half」
パ
「そうそう! で、ちゃんと言うと、“Cut the paper in half, then fold each half in half”(紙を半分に切って、それぞれをまた半分に折る)が正しい」
マ
「難しすぎだぁ!」
カラフルな色紙や千代紙は、お礼やギフトとして、海外でも喜ばれる一品
マ
「では、次に重ねてください」
パ
「Put them togetherね」
マ
「そうそう。Like this, like this」
パ
「ここでチェック! 自分でやっているのを見せる場合は“like this”(こんな感じ)、人がやっているのを指していうなら“like that”(そんな感じ)」
マ
「そうそう。Like this! Like that!! ん? 英語に気を取られて間違ったぁ。これじゃあ、完成しないよぉ」
パ
「マジで? そういうの“I messed up”(混乱してとっ散らかった状態)って言うんだよ」
これさえわかれば、一緒におりがみが楽しめる!
●Let’s make ORIGAMI together 「一緒におりがみをやろう!」
●Make a triangle 「三角形をつくる」
●make a crease 「折り目をつける」
●make a preliminary fold 「予備に折る(あとで折りやすいように)」
●turn it over 「裏返しにする」
●put the edges together 「端をそろえる」
●fold the edges together 「端を折る」
●fold the other side 「反対側を折る」
●fold this part into the center 「真ん中にむかって折る」
●fold the corners into the middle 「角を中心にむかって折る」
●First , 「最初に」
おりがみ会館 友禅の柄など2000種以上の和紙が揃い、和紙工芸品が数多く展示されている。 売り場のほかに3階では館長のおりがみデモンストレーション、また5、6階では教室を開催。 料金は1回1000円(2~3時間)
〒113-0034 東京都文京区湯島1-7-14 TEL 03-3811-4025 FAX 03-3815-3348
URL: http://www.origamikaikan.co.jp/
営業時間:9:00~18:00 定休日/日曜・祝日
会館へのアクセス: JR中央線・御茶ノ水駅聖橋口/地下鉄丸の内線・御茶ノ水駅より徒歩5~6分
この記事を書いた人
パックンマックン:アメリカ人パックンと、日本人マックンのお笑いコンビ、パックンマックン。英語や、アメリカと日本文化の相違をおもしろく取り入れたネタで人気。テレビ、雑誌、ライブを中心に幅広く活躍している。 所属事務所:株式会社ハブ・マーシー |