皆さんは「サマータイム」という言葉聞いたことありますか?またどんなものか知っていますか?多くの人が「名前は聞いたことあるけど、よく知らない」と答えるのではないでしょうか。
サマータイムを導入している国は世界中で約80の国と地域もあります。
そして、そのうちの1つが
ニュージーランドです。実は先日、4月2日にサマータイムが終わり、日本とニュージーランドの時差は4時間から3時間と1時間短くなりました。
そこで今回はサマータイムが、いったいどんなものなのか紹介します。
サマータイムって一体何?
サマータイムというのは、夏せっかく日の出の時間が早いのに寝ているのはもったいない、明るい時間を有効活用したい、という発想で始まったものとされています。
サマータイム中は時計の針を1時間進めて、夏が終わると再び1時間後ろにずらします。ニュージーランドではSummer Timeとはあまりいわず、Daylight Savingという言葉を使います。
国によってサマータイムが始まる日は違っており、ニュージーランドの場合、始まるのは9月の最終日曜日午前2時、そして終わるのは4月の第1週目の日曜日の午前3時です。
ちなみに日本でも占領軍の施政下にあった1948年から1951年の3年間だけサマータイムが導入されました。ところが1952年に占領が終了したため、その後、導入されることはありませんでした。
サマータイムが始まる日は1日が23時間に
サマータイムが始まる日の午前2時になるとどうなるのか?というと、2時になった瞬間、時計の針を1時間進めなければいけません。つまりサマータイムが始まる日は「1日が23時間しかない」ということですね。
またサマータイムが始まった日は1時間時間が早くなっているので、いつも通りの目覚まし時計で7時に起きると8時に起きたことになるので「1時間の寝坊をしてしまった」となってしまいます。寝る前に必ず目覚まし時計の針を1時間進めるようにしましょう。
ちなみにパソコンやスマホ、タブレットは自動でサマータイムが来ても時間を修正してくれるので、昔ながらの目覚まし時計や掛け時計、電子レンジやビデオデッキなどの時計を直すようにしましょう。
逆にサマータイムが終わる日は1日が25時間に
では、今度はサマータイムが終わるときはどうなるのか?というと、午前3時になった途端、時計の針を今度は1時間戻して2時にします。つまり「1日が25時間」になります。
普段、「1日がもっと長かったらな」なんて思うことありませんか?
絶対に叶わないことのように思えますが、サマータイムが導入されている国では1年に1度、25時間の日があるんです。
この1時間を使って1時間多く寝てもいいし、その分だけ好きなことをしてもいいと思います。昔ながらの目覚まし時計の針を戻し忘れても、1時間早く起きただけなので、ちょっとゆっくりした朝を過ごすのもいいですね。
まとめと次回の予告
サマータイムは日本人にとって馴染みがないため、いったいどうして良いのかわかりにくいですね。今回の話を簡単にまとめると
●サマータイムが始まる日の前日、寝る前に時計を1時間進める
●サマータイムが終わる日の前日は、寝る前に時計を1時間戻す
この2つだけを覚えておきましょう。
次回は、ニュージーランドの
お酒を買う法律にまつわるお話しです。お楽しみに。
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