Hi! Yukiです。一瞬
オークランド に戻りました!!!
目的はオークランドにある美術専門学校の卒業制作展に参加するためです!
私も、美術大学に通っていたので、お声がかかった時はとっても嬉しかったのですよ!
ニュージーランドの美術学校をがっつり堪能させていただきました。
Let’s goooooooo!
Whitecliffe College
Whitecliffe College of Arts and Design
Whitecliffe Collegeはオークランドにある私立のデザイン系専門学校です。
シティーからは歩いて20分ほどでしょうか。
緑いっぱいの美しい街並みに馴染む、
ホワイトクリフの名の通り、崖にひっそりと佇む、真っ白い教会のような小さな学校・・・・
と思いきや、やはり美術学校、
中に入るとカオス!広い広い。
各タイプのアトリエが混在する、アーティスト秘密倶楽部とでも銘打ちたくなるような、
ロマンチックな空間が広がっているのでした。
校長先生のMichèle Whitecliffeさんと談笑
もちろん名前はホワイトクリフさん!彼女の作った学校だもの!!!!!!!
旦那様はアーティストで、うしろに飾ってある、絵をお描きになっているそうです。
素敵でしょーーーーー!と、旦那さんの絵を絶賛するところに、
この学校の良さが詰まっている気がした。
美術学校って一番初めの赤ちゃんのような表現を肯定してくれる場所だ。
アートに学校は必要ないと思う人もいるかもしれないけれど、
アーティストは一番初めに褒めてくれた人を絶対に忘れないと思うの。
そこから道は始まっていくものね。
彼女が、自分の生徒を次々と絶賛しだす。
ミシェルが学校を作った理由がここにあるのならば、
この学校はいい学校だろうと初めに思いました。
ごめん、ミシェル・・・半分くらい何言ってるかわからなかった・・・・
でも、伝わったよ。
全部で500人ほどの小さな学校です。
彼女の愛が隅々まで届いてる素敵な学校。私も通いたいよ。
Whitecliffe Collegeとはこんな学校
美術、グラフィックデザイン、写真メディア、そしてファッションデザインの学科があり、
本格的な学士、修士のコースがあります。
本科に入るには、ポートフォリオ(作品集)の提出が必要です。
でも、入学を希望する人全てが過去に自分が制作した作品集なんて持っていません。
そんな時には、「デザイン修業プログラム」というのがWhitecliffe Collegeにはあります。
それは、美術学校に入学し、学位取得へ進むための条件を整える下地のプログラムで、
・ニュージーランド芸術・デザイン修業プログラム
・ニュージーランドデジタルメディア・デザイン修業プログラム
の、2種類があります。
まったく経験がない人でも18週間のこのプログラムで学ぶことができます。
18週間のプログラムには、IELTS 5.5以上の英語力が必要ですが、スコア持っていない!という方。なんと、
37週間のプログラムもあり、それは前半で英語を集中的に学び、後半でデザインを学ぶというものです。
つまり、英語力も、美術の経験もないけれど、美術を勉強したい!と思ったときに
学べる環境があるのです。
また、インターナショナルの学生が全体の60%を占めるので、それぞれの学生に合った学び方を選べるようになっています。
今まで考えもしませんでしたが、アートだもの。
自分の殻を破るショックが沢山あるって最高ね。
海外でというより、いろんな国の人が集まっている場所で学ぶのは、とっても素敵!
知らなかったよ!!!!!!!
今、日本人は2人いるみたい。
語学留学だけでなく、アート留学。そんな道もあるのですね。
基本的に、1年目には基本的な技術や知識を身につけ、2年目以降にはより専門的なことを学ぶそうです。
ファッションショーや、ギャラリーなど、作品を披露する機会も数多く設けられています。
色々、おしゃべりしたところで、ミシェル一押しの生徒、John君が学校の中を案内してくれました。
モデルかと思った・・・身長190センチのフォトグラファー、John。
両親は中国人。生まれと育ちはニュージーランドだそうです!
ファッションデザイン科の工房。
ファッション!!!!!!
ああ!ファッション!!!!!
美術科の教室
ワクワクする!!!!!!!アートの匂いだ!!!!!!
いよいよ卒業制作展へ
学校でやるのかと思いきや、オークランドの大きな施設を貸し切ってのアート祭り。
びっくりしちゃったよ。一学校のお祭りではなかった。
規模が・・・・違う・・・・
オークランドのど真ん中!海沿いの素敵な場所で。
何故、そこに!?と突っ込みたくなるようなアートすぎる工場跡地を使って実験映像の展示・・・
ねえ、何故!?美術学生の展示にウェルカムシャンパンと、美しいフィンガーフード・・・
巨大な体育館のような場所に迷路のような仕切りを立てての現代アート展。
ものすごくスパイスの香りがして、立体的にすり潰す音が聞こえたり、
映像と映像がどんどん影響していったり・・・
ここでも、ばったりと校長ミシェルに出会う。
「Yuki!この現代アート展は自分たちのルーツがテーマなの!
ただ見るだけじゃなくて、この説明を読んだ?
この生徒は自分の故郷の山を想って、ここに自分の魂である苗を植えて、上から当ててあるピンク色の光には意味があって、
影はあえて緑色になるように加工がしてあり、この影を一つ一つ見ると、ほら・・・・・・・素晴らしいでしょ!」
ぼんやりと眺めていたらお尻を叩かれた。。
それは、自分のアートの可能性を決して見逃さないでと言われているようだった。
気を引き締める。
メインのファッションデザイン科のファッションショーへ!
パリかと思った・・・・・
大量のお洒落な人とシャンパン。
ニュージーランドにお洒落な人って一人もいないと思ってたんだけど、
ここにいた。
多分、ここにしかいない。それくらい、お洒落な人だけが集まっていた。
私、とても、びっくりした・・・・・
ものすごい人数・・・・
明らかに、父兄ではない。ファッション業界の人。
ショーが始まります。
モデルはプロなのか!?!?!?
すごすぎる!
このデザイナーさんのが好きだった。
バイクでてきたりした。
ショーの終わりにオーガナイザーのLianneとパシャリ。
寝巻きみたいな格好で来て本当にごめんなさい!!!!!!
やーーーーーーん。
びっくりしちゃった。
4時間弱。プロだった・・・・・デザイナーもモデルも客もプロだった・・・・
一番最後にデザイナーがモデルと手を繋いで出てくるんだけれど、
その時だけ、名前読んだりして学生っぽくて、友達がお花あげたり、
モデルが抱きついてデザイナーが泣いていたりして・・・
そうか、卒業制作だったんだね・・・・うっかりもらい泣きしてたら、わりと、プロらしき客席も泣いていた。
学生の卒業展に大人が本気を出していて、
あなたさえその気があるならば、と言わんばかりに受け入れていて、
久しぶりにとても素敵なものを観ました。
Brandon Tan グラフィックデザイナー
ホワイトクリフの卒業生は、個人で起業する生徒も多いそうです。
(と、教えてくれた、Brandon Tan グラフィックデザイナー。彼も卒業後は自分で会社を作るそう)
授業はアートだけでなく、デザイン業界のマネージメントからビジネスなどのカリキュラムもあるそう。
道はある。必ず。
色々考えちゃったよ。
校長のミシェルは可愛らしいイミテーションのジュエリーをつけているの。
こんな大きな芸祭をやる私大の校長なぞ、モノトーンの服に、上質なマテリアル、本物主義!みたいなイメージあるじゃない。
きっと彼女に聞いたら、これは〜と説明があって、素敵でしょ?と微笑まれ、
私の価値観なぞ揺らいでこれが世界で一番美しいと思うに違いない。
校長が、価値にとらわれず、本当に好きなジュエリーをつけていること、
学生の芸祭にシャンパンが出されること、
アートとはなんぞや、問う素敵な日になりました。
ありがとう!!!!私も通いたい!!!!
最後に、芸祭を案内してくれた、ホワイトクリフを愛するJohn君の声で終わりたいと思います!
「What do you think of your school?」
I think Whitecliffe offers the best learning experience for my major which is photography.
For the Photo-media course , the teachers I had this year are all very experienced and helpful.
I choose Whitecliffe because I want to find the best school that can benefit my photography, which Whitecliffe can help me.
Over the past year at Whitecliffe I met quite a lot of new friends including overseas students, in fact one of my best friends is from Japan.
I think the most unique thing about whitecliffe is really the experience, meeting lovely people and trying out cameras that I have never even seen before, are definitely the few highlights of this year.
In year 3 Photo-Media course, we will have an opportunity to work, which I think is a really good chance to help me decide what to expect in the future after graduation.
John Shen
フォトグラファー
「この学校、どう思う?」
ホワイトクリフは、僕が勉強している写真についてベストな経験をさせてくれていると思うよ。
写真メディア科で今年お世話になった先生は、とても経験豊富で色々と教えてくれたし。
写真を学ぶ上で、自分にとって一番利益になる学校を選びたかったからホワイトクリフを選んで、実際素晴らしい学校だよ。この学校で
留学生を含めてたくさんの友達に出会えた。現に僕の親友の一人は日本人だしね。
ホワイトクリフでもっともユニークなのは、学校が経験させてくれること、素晴らしい人たちに会えること、そして見たこともないカメラを使えたこと。
それが今年を振り返って強く思うことだね。
写真メディア科の3年次ではインターンシップが必須で、それが卒業後の進路を決めるのにとても役に立つと思うよ。
Whitecliffe College of Arts and Design(英語)
http://www.whitecliffe.ac.nz/
日本語ページ
http://www.whitecliffe.ac.nz/international/japanese/
https://youtu.be/sXbgwiYb-M0