Text/Yuri Kikuchi Photo/Koichi Saito
有名な観光エリア、ガスタウンの中心に佐伯さんの通う学校がある。昼休みは、先生や友だちとすぐ近くの広場まで行って、芝生の上でランチする。海も見えて、ダウンタウンの中でも自然が感じられて気持ちいい。皆手作りの弁当を持参するので順番に回して食べる楽しいひととき。
家の目の前に広がる緑地公園。バンクーバーでは郊外に行くほど環境がよく、高級エリアとされている。それでもダウンタウンまではバス1本で15分程度と、不自由はない。
公園が目の前の人気高級住宅エリアでベースメント(半地下)生活
仲の良かった友人が海外に留学したことと、英会話スクールで英語により興味を持ち始めたことが、留学のきっかけとなった佐伯美奈さん。人と話すのが大好きという佐伯さんは、生活の中でさまざまな工夫を凝らしながら楽しく生活している。週始めに食材を10ドルで買い、週末以外は必ずすべて自炊。映画は安い映画館で見る。
友だちと楽しくおしゃべりしながら過ごしたい時は、安くておいしいカナダのドーナツチェーンTim Hortonsで。パーティーは毎週あるが外食は基本的にしない、など。
佐伯さんが住んでいるベースメントは、閑静な高級住宅エリアに位置する。エージェントの紹介で見つけたが、常に満員で空けばすぐに次が決まるという人気の物件。家の前に広々とした緑地公園があり、ダウンタウンとはまったく違った静かで美しい環境というのがその理由だ。都会よりも自然が大好きという理由で選んだバンクーバー。
放課後は友だちと話しながらイングリッシュ・ベイを散歩する、お金をかけずに楽しむカナダ流の遊びが新鮮で楽しい。
バスパスは留学生の必需品
1ゾーンのバスパスが69ドル/月。これで、1ゾーンエリア内ならどこまでも行ける。土日はもちろん、平日でも午後6時以降は2ゾーン以上のところでも、このパスでOK。日曜日には友だちを1人、タダで乗せられるという特典付きだ。
洋服やコスメは我慢
バンクーバーはおしゃれとは言い難いファッションやすっぴんの人であふれていて、ここに来てから化粧が薄くなったという女子は意外と多い。どこに行くにも「徒歩」の人が多いので、つられてヒールを履かなくなる留学生が続出。ナチュラル志向になっていくようだ。
パソコンは日本から小型のものを
やはりインターネットはすごく便利。学校で友だちと撮ったデジタルカメラの画像を取り込んで日本の友だちや家族に送ったりするのにも使う。やはり電化製品は日本の方が安くて品数も豊富。
趣味にはお金を出し惜しまない
スポーツ用品専門のセカンドハンドショップなら、バドミントンのセットもかなり安く買える。コミュニティセンターに立ち寄れば5.25ドルで陽気なカナディアンに混じって体育館でプレイができる。
友だちへのプレゼントも手作り
佐伯さんは学校を卒業してしまう友だちに、手作りのストラップをプレゼント。ビーズなどの道具でコストは5ドル程度。カナダではちょっとした記念に手作りの物や心のこもったカードが喜ばれるので、そういった素材が安く手に入りやすいのだ。
1WEEKの節約メニュー
韓国や南米からの学生は実家が裕福な場合が多く、彼らの大半はホームステイ。一方日本人はワーホリで来て、自分で準備した資金をやりくりしながらアパートシェア、ベースメントなどで生活している自炊派の学生が多い。
自炊する上での節約ポイントを聞くと、ご飯はまとめて炊いて冷凍、特定の商品が安い時にまとめて買ってストック、品物によって安いスーパーが違うので買い分ける、などさまざまな工夫が見られた。大型スーパーやアジア系マーケットを利用する人が多く、中にはスーツケースを持って買い出しに行く人もいるほど。
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