「Study in the Philppines」第2弾に向けてGo!⑨

今日は金曜日。いよいよ学校訪問最終日です。   最初に訪れたのはHelp English Academy Longlong Campus。山道をくねくねと小一時間走ったところにありました。最初、タクシーの運転手さんが、全然違う学校の前で、「着いたよ」と言ったのですが、私の野生の勘が働いたのか、いつもはそんなことしないのに「本当に、本当にここ？」と念押し。最初は「いや、ここだ」という運ちゃん、私がしつこいので、通りすがりの人に聞いてくれて、やっぱ違っていることがわかりました。あー、こわかった。こんな山の中で下ろされて、間違っていたら、次のタクシーを拾うことは不可能でした。私の野生の勘に感謝。その後、運ちゃんは猛然と車を飛ばし、無事、約束の時間に着いたのでした。早めに出かけて正解でした。いろいろへまをやる私ですが、ここまでのところ、ほぼ遅刻なし。

畑と森しかない山の中にあるHelp English Academy Longlong Campus。 景色は最高。空気もきれいです。校舎は掃除が行き届き、きれいです。

Longlong Campusの学生マネージャー、中原ゆのさん。大学を休学して留学中。 生徒として学びながら、インターンとして働いています。

さて、訪れたHelpは、ロンロンとマーチンスという二つのキャンパスを持っていて、ロンロンは、ESL（English as a Second Language＝英語以外を母国語とする人たちのための英語）プログラム、マーチンスはテスト対策に特化したプログラムを提供しています。ロンロンからマーチンスに移ることもできますが、それにはスカイプによる面接試験にパスしなければなりません。ロンロンもマーチンスもスパルタ式ではありますが、マーチンスは、スコアアップという明確な目標があるので、がっちりお勉強という感じ。キャンパスの雰囲気も微妙に違います。 どちらもEOP（English Only Policy＝英語しか話しちゃだめ！）が徹底していて、違反をすると罰金（250ペソ。案外高い）。

テスト対策に特化したプログラムを提供。生徒たちのモチベーションが高く、 周りががんばっているから私もがんばる！という気にさせられます。

マーチンスはやや中心地よりですが、ロンロンは、周囲にな～んもない山の中にあり、Wi-Fiもつながりにくく、もう勉強するしかないって感じの立地。平日は外出禁止ですが、そうでなくてもどこにも行けなさそうです。週末のみ中心街まで無料で乗せてくれるジプニーが出ているそう。こういう厳しい環境をあえて選んでくるわけですから、モチベーションの高い学生が多いとのこと。 Helpでもう一つ特筆したいのは、食事のおいしさ。餃子、チャプチェなど手の込んだ料理も学生たちの楽しみになっています。

Help English Academy Martins Campusの日本人マネージャー、高橋もといさん。 ワーホリで、オーストラリアのタスマニアにいたそうです。

マーティンスキャンパスで学ぶ西島瑞紀さん

次に訪れたのはPINES。韓国資本の学校で、フィリピン留学の草分け的な学校の一つです。

案内をしてくれた、日本人マネージャーの小林あずささん。

レベルは１～10まで分かれていて、レベルごとにキャンパスが３つに分かれています。１～３（リフレッシャー）、４～５（ブリッジング）、６～10（チャピスキャンパス） レベルがあがるごとにキャンパスが変わることで、励みにもなり、マンネリ化を防ぐ目的もあるそうです。ここも、EOPが厳しく、違反した人は１時間の強制自習が課せられます。掲示板に違反者のリストが貼られていましたが、強制自習が16時間もたまっている生徒も。これは厳しい！

社会人経験を経て、ワーキングホリデーでアイルランドに行くために勉強中の小林汐里さん

PINESのリフレッシャーとブリッジングのキャンパスは、ホテル内のフロアを利用していて、1階はスーパーや銀行、フードコートなどの商業施設が入っています。平日は外出禁止ですが、これらの施設を利用できるので、不便は感じなさそう。学生寮は、ホテルの部屋をそのまま利用しているので快適です。 チャピスキャンパスは、車で15分ほどのところにあり、築４年ほどの新しいビルに教室と学生寮が入っています。校内には、成績優秀者が顔写真とともに貼り出されているなど、モチベーションアップのための仕掛けや工夫がいろいろなところで見られました。

PINESは、ホテル内のフロアに教室、寮があり、ホテルの施設や１階の商業施設も 利用できるのが魅力。

上級者が学ぶ、PINESチャビスキャンパス。キャンパス内はEOPを徹底。 違反者は容赦なく罰せられます。

さて、４カ所のキャンパスで、学生さんにも取材をして、BECIの寮にもどったのは夜７時前。食堂はとっくに閉まっていて、食べるものがない！！！近くにはレストランもないので、寮内の購買部へ。カップラーメンと菓子パンを買って食べました。んー、こういう夜もいいよね。    

明日は、バギオ最後の日。一昨日訪れたJICの光本さんが、市内を案内してくれるとか。楽しみです！