2016年6月の日本人渡豪者数は前年同月比21.7%増、上半期プラス成長
夏休みの旅行先としても人気 さらなる市場拡大に期待
オーストラリア政府観光局(以下「TA」)は、オーストラリア政府統計局(ABS)による集計結果から、2016年6月のオーストラリアへの日本人渡航者数が2万200人となり、前年比21.7%増となったと発表した。今年上半期6ヶ月としては前年比27.9%増、さらに昨年9月以降、10か月間連続でプラス成長。7月以降も夏休みの旅行先として日本人渡豪者数は堅調に推移しているとみており、今後の伸びにも期待している。
オーストラリアは、19の世界遺産や、コアラやカンガルーをはじめとする固有動物とのふれあい、質の高い食とワイン体験、さらには美しい海でのアクティビティなど、ここでしかできない魅力あふれる体験や観光スポットを数多く有しており、幅広いターゲット層にその魅力が再認識されはじめている。昨今の不安定な国際状況の中、時差が少なく安全な旅行先であるというイメージもあり、こうした旅行需要を、昨年8月以降、相次いで就航した直行便が取り込み、渡豪者数の増加につながった。
さらに、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)が6月30日に発表した「夏休み旅行動向調査」における夏休み旅行人気ランキングで、オーストラリアはファミリー層の旅行の増加を受けて、7位(昨年は10位)となった。