世界の家【イギリス編】

公開:2019-02-06 更新:2019/05/29

私たちの生活に欠かせない「衣・食・住」。 どれが欠けても生活が困難になります。 今回はその中の「住」をピックアップして世界の家づくりの特徴をご紹介します。
まず今回はイギリスの住宅です。 古い家の多くは今でも暖炉や煙突を使っています。 日本のようなアパート・マンションは大都市以外ではほとんど見られなく、一軒屋かセミ・デタッチ・ハウス、または庭付きの家がほとんど。 また、間口がせまくても奥行きの深い家が多くみられるのが特徴です。


その他、イギリス住宅には欠かせないのが「コージー・コーナー」と、「イングリッシュ・ガーデン」です。 「寛ぎの場所」「暖かくて心地良い空間」などを意味するコージー・コーナーは、特に暖炉のある空間(リビング)を指しています。 またイングリッシュ・ガーデンと呼ばれるほど、ガーデニングがとても盛ん。 各家庭で思いおもいに園芸を楽しんでいます。
では、イギリスの家(住宅)について詳しく見てみましょう。

デタッチ・ハウス

一戸建て住宅。 ベッドルームは4部屋以上、部屋数は10室以上と敷地面積はかなり広めで、イギリス人の憧れの住まいです。 どちらかと言えば、都市部よりも郊外に多く見られます。

セミ・デタッチ・ハウス

一棟に二軒入る二戸建て住宅。 一戸建ての住宅をちょうど真ん中で2分割した左右対称形の住宅。 庶民向けで都市部に多く見られます(庶民といっても大きな住まい)。 間取りは主に1階に居間とリビング、キッチンがあり、2階に寝室と浴室があります。 デタッチ・ハウスに比べると安価です。

タウン・ハウス

3階建て以上の大きな数戸続きの建物。 17世紀後半~19世紀にかけて、大地主や富裕な商人が住むために広壮な広場を囲んで建てられた地下室、屋根裏つきの3~4階建てのテラス・ハウスを指します。

テラス・ハウス

連続してテラスのようになっていることから「テラス・ハウス」と呼ばれています。 列や並びを意味する「ロウ(Row)」からロウハウスとも呼ばれています。 2階建てで通常6軒ぐらいが1棟でつながっていて、主に労働者向けの住宅です。

カントリー・コテージ

屋根はわらぶきで、イングリッシュ・ガーデンが広がる家。 比較的小さく、昔ながらの田舎の家です。
おしゃれで見た目もかわいいイギリスの住宅ですが、古い家になると築100年以上にもなります。 補修を繰り返しながら、ガーデニングに熱中したり、コージー・コーナーにこだわりを持ったりと、それぞれが住みやすい家をつくり上げているようです。 家を大切に、快適な住まいを楽しんで暮らすのは憧れですね。

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