海外の常識・非常識 ニュージーランド編

公開:2019-03-06 更新:2019/03/06

ニュージーランドといえば羊! でもファーマーに羊の数を聞くのはNG

ニュージーランドの羊の写真です。

羊の誕生シーズンは8月頃。この時期、牧場では愛らしい子羊の姿が見られる

  ニュージーランドといえば羊を真っ先に思い浮かべる人も多いはず。羊は1773年頃、キャプテン・クックによってイギリスからこの国に持ち込まれ、本格導入された19世紀以降、イギリスを主な貿易相手に羊毛と羊肉の輸出産業が盛んになった。  

 

最盛期は1982年で、当時の人口318万人に対し羊の数は何と7000万頭にのぼったとか。現在は大幅に数が減ったものの、2700万頭と飼育数は多い。人口は470万人なので、一人当たり約6頭の羊が存在することになる。ニュージーランドはまさしく羊大国なのだ。  

 

そんなお国柄だけに、ワーホリメーカーもファームステイや観光などで羊農家を訪れる機会もあるだろう。その際、オーナーに羊の飼育数を尋ねるのは失礼に当たるので注意したい。羊産業で生計を立てているファーマーにとって、羊の数イコール経済力を意味するため、「あなたの年収(財産)はいくらですか?」と聞くことと同様の質問になってしまうからだ。   ステイ先などで親しくなったファミリーには、気軽に聞いても嫌な顔はされないが、「唐突」に聞くのは要注意。判断は難しいが頭の片隅に覚えておくといいだろう。

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