公開:2019-01-17 更新:2019/07/04
留学先として日本人に人気な国、フィリピン。フィリピンは2010年頃から留学先として人気が高まり、現在では約3.5万人もの日本人がフィリピンで英語を学んでいる。実はフィリピンは世界で3番目に英語を話す人口が多い国で、Business English Index (ビジネス英語指数2013年)によると世界で最も英語能力が高い国としても知られている。短期間で安価に効果を実感できるフィリピン留学は韓国、日本はもちろん、台湾、タイ、ベトナム、などさまざまな国の学生で人気が高まっている。
ここでは、フィリピンの語学留学するためのお役立ち情報をまとめてご紹介。
日本から飛行機で約4時間、時差はわずか1時間という近さ、物価は日本の3〜4分の1ということから、格安で留学できることが最大の魅力だ。また30日以下の滞在ならビザはいらないことも利点。
マンツーマン授業が中心なので間違えても恥ずかしくない、嫌でも英語を話さなければならない環境におかれるので上達が速いと好評。欧米の留学では先生1人につき生徒10~20人が一般的であることに比べると、アウトプット量が圧倒的に多い。
1日8〜12コマが標準。学校によっては平日は外出禁止で、朝から寄るまで勉強漬けの環境。欧米では授業は1日4〜5時間で、午後は自由時間の学校がほとんど。フィリピン留学は授業数が多く密度の濃い学習ができる。
日本人は英語に対して苦手意識を持つ人が少なくない。フィリピン人講師なら同じアジア人なので抵抗がなく、また日本人と同様、英語を第二外国語として学んでいるから英語学習者のつまずきやすいポイントを熟知している。
フィリピンの語学学校の多くは、同一キャンパス内に、学校、学生寮があり、毎日3食、週1〜3回の清掃、選択など家事サービスも留学費に含まれる(別料金の学校もある)。そのため、キャンパス内で生活が完結でき、勉強だけに集中可能だ。
フィリピンはリゾート地としても有名。スパルタ式で確実に英語を身につけつつ、ダイビングやアイランドホッピング(島巡り)など、リゾートライフが同時に楽しめることもフィリピン留学の魅力だ。
日本国籍の場合、21日以内のフィリピン滞在であれば、事前のビザ取得は不要。入国審査の際、パスポート(残存有効期限が6か月以上あること)と往復の航空券を提示すれば、21日間有効の観光ビザが付与される。現地で就学するためには、現地到着後にSSPを取得する必要がある。60日間以上滞在する外国人は外国人居留許可証(ACR I-Card)の取得が必要。ACR I-Cardの手続も、SSPの取得と同時に学校が代行してくれる。
30日以内の観光滞在ならビザは不要。
学生ビザ9f 大学・高等学校以上の高等教育への留学
SSP=Special Study Permit(特別就学許可証)
フィリピン留学では保険に必ず入った方が良い。フィリピンへ留学していた学生で、現地の水が合わずにお腹を下してしまったり、熱中症に掛かって病院に行かなければならなかった学生がいる。3カ月未満の留学の場合、保険への加入は任意だ。しかし、住み慣れない場所へ一定の期間渡航することになるので、荷物の盗難にあったり、病気やけがの心配もある。そのため、海外旅行保険に入っておくと安心だ。
クレジットカードでカバーされている海外旅行保険で十分だと考える方も、その保険についてどの範囲までどのくらいカバーされるのかを再度確認しておこう。
保険に関してもっと詳しく知りたい方はコチラ
留学期間や選択したコースによって費用は変わってくるが、費用の目安としては下記のよう。
・ 学費:$350~$450 / 週
(地域、学校、コースによって大幅に異なる)
・生活費:
[ホームステイ]$235~$325 / 週(食事付)
[シェアハウス]$165~$440 / 週
[最低生活費]約$19,000 / 年
自分の目的別に学校を選ぶことをおススメする。「マンツーマン」「スパルタ式」が、フィリピンの語学学校の共通点だが、その中でも、よりスパルタ式に特化している、テストに強い、スピーキングに強いなど、学校ごとに強みがある。たくさんの語学学校があり、複数の強みを持つ学校もあるなど、それぞれに特徴がある。授業内容や授業時間、場所、学校の規模、 国籍割合などが学校を選ぶ際のポイントになるだろう。
たとえば短期留学なら、小〜中規模でアットホームな語学学校が友達も作りやすくおススメ。長期留学なら、中規模以上の語学学校で多彩なプログラムが開設されている学校や、校内の設備が充実している学校などが適している。日本人スタッフが在勤している学校もあるので、英語力に自信のない人はその点も考慮しよう。
日曜日にフィリピン入りをして、月曜日に入学・レベル分けテスト・オリエンテーションがあり、火曜日から授業開始、金曜日に卒業式というのが一般的なスケジュール。定期的にテストを行い、学習の進捗を確認します。結果によっては上のクラスに移ることも。
朝は7~9時から授業が始まり、夜は6~10時まで授業がある。
朝食前の早朝や、夜に小テストを行う学校も。
平日は外出禁止(門限はあるが外出可の学校も)、土日はフリータイムになっていることが多い。土曜授業を設けている学校も。
各学校とも、生徒一人ひとりのレベルに合わせた授業を行うため、留学初日には必ずレベル分けテストを行う。レベル分けは、おおよそ10段階前後に分かれている。平日は外出禁止(門限はあるが外出可の学校も)、土日はフリータイムになっていることが多い。土曜授業を設けている学校も。
まずは、インターネットや留学雑誌などで情報を集めよう。公的なwebサイトとしては、次のようなものがある。
そのほか、フィリピン政府観光省とフィリピン留学普及協会が共催で毎年フィリピン英語留学フェアを開催している。留学体験者に聞くのも参考になるだろう。
現在フィリピンには、500校以上の英語学校があるといわれているが、留学業界は法整備が遅れており、学校の質は玉石混淆。直接学校にコンタクトを取り情報を集めることもできるが、不安なら信頼のおける留学エージェントを通じて学校選びをすると安心だ。しかし、残念なことに、留学エージェントも信頼がおけるところばかりとは限らない。必ず数社から情報を集め、納得のいくエージェントを選ぶべきだ。
①歴史が長い
②J-CROSS (※1)の認定を受けているか、JAOS (※2)に加盟している
③希望をじっくり聞いてくれる
④質問にていねいに答えてくれる
⑤特定の学校だけを強く勧めてこない
⑥契約や支払を急がせない
⑦キャンセル時の条件なども丁寧に教えてくれる
※1 J-CROSS:一般社団法人 留学サービス審査機構。 留学エージェントなどの留学サービス業者の質を保証するための基準を作成し、業者が遵守しているかチェックする第三者機関
※2 JAOS:一般社団法人JAOS海外留学協議会。安心できる留学環境実現のために、留学に関わる事業者に対し、サービス内容や費用、広告の表現などについてガイドラインを設けている
留学の目的を明確にし、予算、期間などを考慮しながら学校を決める。留学エージェントを通して学校を探す場合、手続きは、留学エージェントが代行してくれる。
①出発前に必要なもの
● パスポートを用意する
有効残存期間:帰国時まで
● 航空券
復路または他国への出国チケットが必須
②現地で必要な手続き
● ビザの延長手続き
滞在が31日間以上の場合
● SSP(特別就学許可証)の申請
● ACRIカード(外国人登録証)の申請
※現地での手続きは学校が代行してくれるのが一般的。
授業開始の前日には現地入り。学生寮の都合もあるので、早すぎてもいけない。空港から学校へ行くのが不安な人は、学校の送迎サービスを申し込むといいだろう(学校によって有料・無料の場合がある)。
①場所で選ぶ
語学学校は、南のビサヤ地区(セブ島、ダバオ、バコロド等)、マニラのあるルソン島地区(クラーク、バギオ等)に多くある。マニラはフィリピンの首都であり大都会。ダバオ、バコロド等は、マニラから飛行機で1時間〜1時間30分の地方都市、バギオは、マニラから車で3時間位の高原リゾートだ。セブは、日本人にも人気のリゾートだが、学校の多いエリアは、海が近いマクタン島と、中心街のセブ・シティとに分かる。地方都市は都会に比べて授業料も物価も若干安くなる。リゾートも楽しみたいのか、都会の利便性を優先するのか、田舎でのんびり過ごしたいのかなど、目的やライフスタイルによって場所を決めると良いだろう。
②学校タイプで選ぶ
フィリピンの語学学校には、キャンパス型、ビル型、スパルタ型、セミスパルタ型など、さまざまなタイプがある。また、歴史の長さ、日本資本の学校か、韓国資本の学校かによっても雰囲気は異なる。
③寮のタイプで選ぶ
キャンパス内に学生寮がある学校、外部の学生寮やホテル、コンドミニアム、シェアハウスに滞在する学校がある。キャンパス内に学生寮がある場合は、通学時間がかからず、また授業の合間に自室で休むこともできる点が便利だ。外部の寮やホテルの場合は、徒歩やバス(学校からシャトルバスが出ていることが多い)などで通学しなければならないが、外の世界にも触れられるというメリットがある。高級リゾートホテルで滞在できることが売りになっている学校もある。部屋は、1人部屋から6人部屋まである。人数が多くなるほど費用は安く抑えられるが、シャワーやトイレはルームメイトと共用になり、気疲れすることも。予算か、快適性か、何を優先するのかで判断しよう。また、シャワーは温水が出るか冷水だけか、クーラーやWI-Fiは完備されているかなど、施設設備についても確認しておくべきだ。
④政府公認の学校を選ぶ
フィリピンで英語学校を経営するには、TESDA (フィリピン政府認定)とSSPの取得認定校の資格が必要だ。認定校かどうかを必ず確認しよう。
⑤コースやプログラムで決める
月〜金曜までマンツーマン授業が4時間、グループレッスンが2時間、無料オプションレッスンが2時間の合計8時間が、多くの学校の一般的なコース。学校によってマンツーマン授業のみも可能、土曜授業があるなど、異なりますので確認しておくと良いだろう。プログラムは、一般英語コース、ビジネスコース、IELTSやTOEIC、TOEFLなどの資格試験対策コースなどを提供している。資格試験対策コースでは、目標点に達するまで指導してくれる「点数保証」つきのコースを提供する学校もある。これも学校ごとに内容やメソッドが異なりますので、自分の目的と照らし合わせて最適なプログラムを選ぼう。
⑥日本人スタッフが常駐しているかどうかを確認する
病気をしたとき、先生やクラスメイトとトラブルになったとき、部屋の設備が故障したときなど、英語ではうまく伝えられない事態が起こったときには日本人スタッフがいると心強いもの。日本人スタッフがいるかどうかも確認しておくと良いだろう。
フィリピンの語学学校では、どんなふうに一日を過ごすのでしょうか。セブ市内の語学学校に通う永瀬彩菜さんと植草加奈さんのある一日を紹介します!
この学校は、同じビル内に教室と学生寮があります。朝起きると、3階の学生寮から4階の教室フロアへ行くだけで通学完了。毎朝7時20分から単語テストを受け、朝食。その後は夕方まで授業です。夕食後は自由時間ですが、ほとんどの学生は自習室で自習をしています。平日は外出禁止という学校もありますが、2人が通う学校では、門限さえ守れば外出可能。学生寮の食事に飽きたら、友だちや先生と学校近くのレストランに繰り出すことも。でも、平日は勉強が忙しいので、実際には近くのコンビニでお菓子を買うくらいだそう。朝から晩までみっちり勉強漬けの平日が終わると、楽しい週末。大型ショッピングモールで買い物を楽しんだり、みんなでビーチに出かけたり。セブ島のリゾートライフを楽しんでいます!
植草加奈さん(右)と永瀬彩菜さん(左)は、同じ美容学校卒の友達同士。2人でフィリピン留学をした後、オーストラリアにワーキングホリデーに。その後、「あまりにフィリピンが楽しかったので」また、フィリピンに戻ってきたそう。マンツーマン授業の効果の高さを実感している2人です。
通学は3階の学生寮から4 階の教室フロアへ移動するだけ。
ベランダで昨日の復習。
毎朝15問の単語テストがあります。
その場で採点。見事満点を取れました。
スープ、ご飯、サラダ、おかず2~3品。日本人の口に合った料理が嬉しい。
午前中はマンツーマン授業。「Good morning!」先生の部屋を訪ねて授業がスタート。
英語でヨガを学ぶクラスも。リフレッシュになると人気。
シェイブアップもできちゃいます!
みっちり授業を受けたあとはランチで息抜き。
午後はグループ授業でディスカッション
少人数グループの授業。他人の英語を聞くことも勉強になる。
長い1日が終わり。PM8時までは自由時間。門限はあるが外出は可能。
近くのコンビニエンスストアへ買い物に。週末は、ショッピングモールやビーチに行くことも。
アイスを食べて休憩。PM6時から夕食。部屋で自習。ラウンジや自習室で勉強することも。11時ごろに就寝。
明日も授業は続きます!
すぐ近くの大型ショッピングモールでお買い物。大型スーパーもあり日常生活に必要なものはすべてそろいます。
セブシティから車で約40分。マクタン島のリゾートホテルのプライベートビーチへみんなと出かけました!
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