公開:2017-04-26 更新:2019/04/10
木村和世さん シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル 人事総務部 HRスーパーバイザー
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルは、東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルの一つ。東京ディズニーリゾート内にあるという立地がら、海外から観光で訪れるお客様も多い。留学経験者の採用も行ってきた同ホテルの人事総務部 HRスーパーバイザー、木村和世さんに、求める人材像を聞きました。
Q.どんな仕事?
大きくは宿泊と料飲部門に分かれます。その中でも、フロント、ベルサービス、レストランサービス、宴会などさまざまな職種があります。
Q.最近の動向は?
ここ数年で海外からのお客様が急増しています。以前は欧米のお客様の割合が高かったのですが、最近ではアジア圏からのお客様が増えています。オリンピックをきっかけに、さらに海外からのお客様、従業員が増えていくと感じています。
Q.求める人材像は?
お客様の変化に伴い、ホテルマンに求められる資質も変化しています。語学力はもちろん、時にフレンドリーな接客や、積極的に話しかけることも大切です。日本人のお客様は自から要望を言わない方が多く、こちらが察してさりげなくサービスをすることが喜ばれます。それに対し、海外のお客様は「こうして欲しい」とはっきり意思表示をされる方が多いので、それに応じることプラス、期待する以上のサービスを提供する、そういう一歩進んだホスピタリティが求められます。 そのために必要なのは、お客様が何を欲しているのか表情や立ち居振る舞いをよく見る“ 観察力”、お客様の話を“ 聞く”力、“共感”する気持ち。そういう力のある方に来ていただきたいですね。
Q.留学経験者に期待することは?
従業員の中には、留学経験者もおり、好奇心や行動力には感心させられることが多々あります。語学力だけでなく、現地で異文化を見てきた経験を活かして、各国の文化に合わせたサービスの提案などを期待しています。
Q.これから留学する人へ
学校で勉強するだけでなく、たくさんの友達を作り、現地の人とふれ合い、さまざまな出会いを体験してほしいと思っています。苦労はあってもそれを糧に、その後の経験に活かしてほしいですね。