ニュージーランドのインターンシップ 【完全ガイド】 メリット・費用・資料

公開:2018-12-27 更新:2019/08/23

ニュージーランドのインターンシップ ニュージーランド
ニュージーランドで インターンシップ

 


インターンシップとは、学生が就職前に企業で一定期間、就業体験をすること。もともとは、アメリカで、就職や転職のミスマッチを防ぐために始まった制度だ。日本でも就活の一環としてインターンシップを行う企業が増えているが、日本の場合は、1週間、場合によっては1日、2日といった短期間が一般的。就業体験というよりは、企業見学に近いこともある。一方欧米では、学生もインターンシップ先の社員と同等に扱われ、会社の一員としてしっかり働くことが期待される。

 

ここでは、ニュージーランドのインターンシップについて、さまざまな役立つ情報をまとめ紹介する。

ニュージーランドのインターンシップの特徴は?

ニュージーランドの場合、大学や専門学校の学科の単位のひとつとして、数週間〜数カ月に渡って現地企業で就業体験をするのが一般的。ほとんどは無給だが、企業によっては成果報酬などの有給のインターンもある。

 

また、ニュージーランドには職業訓練を目的とした工科大学・ポリテクニックという国立の高等教育機関があり、カリキュラムの中にインターンシップが組み込まれていることがあります。大学でもコースによってインターンシップが含まれる場合があります。
「英語+インターンシップ」を提供している語学学校もあり、学校、一般企業、ホテル、介護施設などで働く経験ができます。充分な英語力がある、長期間留学できないなどの理由で、インターンシップだけを経験したいという場合は、インターンシップを専門に扱う留学エージェントに相談しよう。

 

何ができるの?

インターンシップは、実践の場で生きた英語を使う機会となり、英語力が格段に向上する。また、単なる見習い生ではなく、正社員と同様の貢献が求められるので、主体性や積極性、チームの一員として協力し合える協調性が養われる。さらに、担当した仕事を遂行する責任感や使命感、バックグラウンドの異なる人たちと渡り合えるコミュニケーション力や柔軟性など、さまざまな力が嫌でも身につく。これらは、帰国後の就職や転職において強みとなる。まれに、インターンシップ先にそのまま就職できるケースもある。

ニュージーランドでは観光産業が盛んなため、旅行会社やホテルなどでのインターンが人気だ。ほかに語学学校や留学代理店、貿易会社等の業種も、日本人に人気がある。

必要な英語力は?

英語力が低くてもあきらめないこと。日本企業と取引のある会社で日本向けマーケティング業務のサポート、旅行代理店で日本人観光客向けのプロモーション、語学学校での日本語教師など、日本人だからこそできる仕事もたくさんある。

しかし、現地の企業で、ネイティブスピーカーと共に働くなら、高い英語力が求められる。最低でもTOEIC750点は必要だ。語学学校などで英語研修を受けてからインターンシップ・プログラムに参加するとしても、日本にいるうちから英語力は上げておいた方が、インターン先で困らないし、仕事の選択肢も広がるだろう。

ニュージーランドインターン

必要なビザの種類は?

ニュージーランドでは、収入を得ずに3カ月以内のインターンシップであれば、ビザを取得する必要はない。反対に、3カ月以内の滞在であっても、収入を得る場合には就労ビザが必要になる。

※2019年10月1日以降3ヵ月以内の短期滞在でもNZeTA(電子渡航認証)の事前申請が必要になります。

また、ワーキングホリデービザであれば1年間の就労が可能だ。そのうえ、ビザの期限内に3カ月以上農園で働くとビザの期限を1年3カ月まで伸ばすことができるので、できるだけ長く滞在したいい場合には農園での仕事を探そう。さらに、政府認定の学校に6カ月以上在籍した学生は、週20時間以内であれば学生ビザでも就労することができる。

どのビザを申請すべきなのか、よく調べてから申請しよう。申請に必要な書類などを揃えるの時間がかかる場合もあるので早めに知って行動しよう。

 

保険は必要?

ビザの種類に関わらず、ニュージーランドでは語学学校、大学、専門学校などに通う場合、その期間をカバーしている医療保険へ加入することが義務付けられている。しかし、インターンシップだけでニュージーランドに行く場合には、保険の加入は義務付けられてはいない。

義務ではないが、日本を出発する前に加入しおくと、いざという時に日本語で対応してもらえ安心だ。保険会社によってサービスの内容や、緊急時の対応などに違いがある。時間をかけて調べてから加入しよう。

費用は?

ワーキングホリデー・ビザを利用して、留学エージェントが提供するインターンシップ・プログラムに参加する場合の費用の一例は以下のとおり。
●ビザの取得:約5万円(健康診断の費用)

●留学保険:約5万円/3カ月

●往復航空券:約8~12万円

● 生活費:約8万円/月~(地域、滞在場所等により異なる)

●プログラム参加費用(語学学校+インターンシップの場合):約80万円~/3カ月~

(※コース、内容によって大きく異なる。有給インターンシップもある)

ニュージーランドインターン

成功の秘訣は?

インターン先では、指示を待つだけでなく、積極的に自分の強みをアピールし、自分から「これをやらせてください」と言うくらいの積極性を持って臨もう。
上司や同僚とは、英語力に自信がなくても積極的にコミュニケーションをとり、帰国後も人間関係を継続させる。スカイプなどでコミュニケーションをすれば英語力の維持にもつながるだろう。仮に、希望の職種に就けなかったとしても、海外で働いた経験はキャリア形成に大いに役立つはずだ。

 

 

 

おすすめ留学プログラム

ページの一番上に戻る