公開:2019-06-07 更新:2019/06/10
世界遺産、アンコール遺跡を有する、ASEAN加盟国の東南アジアの国、カンボジア。
1980年ごろまで内戦が続き、国の整備がまだ追い付いていませんが近年は日系企業も進出し、急成長を遂げています。
これからよい未来をつくっていくというエネルギーが国中に溢れており、まだまだ発展途上ではありますが、確実に進化しているカンボジアには魅力がたくさん詰まっています。
カンボジアの成長を支援するためのインターンシップが多くあります。
まだまだ安定した雇用が少なく、特化した産業がないため、家族を支える者は国外への出稼ぎが一般的なようです。
農業:農業支援、農作物生産、加工、農作物の卸
農業が国の30%を占める大きな産業となっているカンボジア。
しかし、効率化につながる農作機械などの導入が遅れており、慢性的な人手不足となっています。
こういった状況から、日系企業などが農業ビジネスの拡大と安定のためインターン生を募集しています。
農業を通じて流通の経済を知ることができ、汗を流して作業するということも貴重な体験になります。
IT:アプリ開発(金融、観光客向けサービス)
スマートフォンなどが広く普及し始めているカンボジアでは、ITによる金融サービスなどのインフラ整備が急がれています。
また、観光地ならではのサービス提供によって観光業界の活性化にも力を入れています。
開発や営業サポートなどさまざまな業務があります。
観光・ホスピタリティ:ホテルレセプション、スパ
観光はカンボジアの経済成長において欠かせないものです。世界中から訪れる観光客のため、ホテルやスパでホスピタリティを学べます。観光客向けホテルやスパはほとんどが英語対応。英語のレベルが試されます。その分、報酬がもらえることが多いのも観光・ホスピタリティインターンの特徴です。
日本語教師:日本語学校等
これから日本の技術を取り入れ、国内経済の発展に寄与するべく、多くのカンボジアの若者が日本語を学んでいます。 意欲溢れるカンボジアの人たちにこちらがエネルギーをもらえるインターンです。
各インターンシップ斡旋会社が様々なインターンシッププログラムを提供していますので、最新の情報は各社に問合せてみて下さい。
カンボジアの公用語はクメール語(カンボジア語)です。身近ではない言語ですが、日常会話や挨拶を練習しておけばOKです。
若者を中心に英語が通じることが多く、また業務も英語で行われていることがあります。
英語もインターンによっては日常会話ができればできるものがありますので、現地で働きながら覚えるということもできそうです。
長期滞在ではアパートを借りる人が多いようです。ですが、アパートは電気代や家具も必要になるので、
期間や費用と照らし合わせて考えましょう。
短期ではゲストハウスが人気です。
ゲストハウスは良し悪しも大きく変わることがあるので、自分に合わないなと思ったら気軽に変えることができます。
アパート、寮:200~300$/1ヶ月
ゲストハウス:8~15$/日
・エアコンの有り無しでも金額が変わります。
・インターン先で住宅費の補助が出ることもあります。
※カンボジア通貨はリエルですが、為替レートの関係により、現在はほとんどの場合、米ドルが流通しています。
細かい金額やチップなどにはリエルを使用します。
往復航空券:4~10万円(LCC選択やシーズンなどで大きく変動します)
滞在費(宿泊日):2~5万円/月
食費:1.5~2万円/月
生活費:1~2万円/月
海外旅行保険:1~1.5万円/月
屋台やレストランでは200円前後でおなか一杯になれます。マッサージやスパなども安く、
休日に行ってみるのもいいですね。
移動はバスやバイクが多いです。観光用のトゥクトゥクなどはローカル金額ではないので割高です。
物価は日本の3分の1程と考えてよいでしょう。
カンボジアへの入国は必ずビザが必要になります。
大きく分けて観光ビザ、ビジネスビザの2種類。
無給:観光ビザ
有給:ビジネスビザ+労働許可証
有給の場合は必ず労働許可証が必要ですので、事前に受け入れ企業から許可番号を取得しましょう。
基本的には無給の場合が多い、カンボジアのインターン。
企業によっては月$200程度の報酬がもらえることがあります。
無給の場合でも、住宅費や交通費は支給という場合もありますので、経験したい事と併せて考えましょう。
これから発展していくカンボジア。まだまだ、国の法整備、交通インフラ、電気、雇用などさまざまな面で遅れています。
ですが、20代の人口が非常に多く、若く活気にあふれたカンボジアで得られるものは大きいでしょう。
国が安定していない分、不安や生活苦から、つり銭のごまかしやひったくりなど小さくて犯罪はあります。
決して治安が良いとは言えませんが、おおらかで優しい国民性を持っているカンボジアでインターンをすることは、 カンボジアの国の発展に貢献することと同じ意味があります。
もちろん、自分の経験のためでもありますが、助け合うということをより肌で感じることができる経験となるでしょう。
不便も多いカンボジアで生活をすれば、サバイバル力が身に付くこと間違いなしです!
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