公開:2018-12-27 更新:2019/08/23
ニュージーランドは、治安がよく安全な国として世界的に知られており、保護者も安心して子どもを留学させられる環境です。また、氷河や火山、海、山など、変化に富んだ自然に恵まれていて、スキーやトレッキング、ダイビングやラフティングなど、自然を活かした多彩なアクティビティを楽しむことができます。
ここでは、ニュージーランドに高校留学するためのお役立ち情報をまとめてご紹介。
ニュージーランドの高校留学とはどんなものか、とにかく体験したい人には、日本の夏・冬休みなどを利用した1~数週間の短期留学がおススメです。ある程度しっかり留学を経験したいけれど、高校は日本で卒業したいという人には、1年間の交換留学がいいでしょう。ニュージーランドの学校で取得した単位は、学校長の判断で36単位まで日本の学校でも認められます。また、留学先の学校で卒業することを目的とした本格的な「卒業留学」を目指す人も増えています。
科目選択制は英語圏の留学先国でほぼ共通したシステムですが、科目の選択肢が豊富なことがニュージーランドの特徴。ロッククライミングやカヤックを学ぶ「アウトドアエデュケーション(Outdoor Education)」など、自然豊かなお国柄ならではの科目もあります。またYear 11以降は、日本の大学の一般教養課程に相当する科目も選択肢に入ります。法律学や経済学、心理学、観光学といった専門性の高い科目を学べることも魅力です。
ニュージーランドの学校は留学生の受入れに慣れています。留学生のための英語が母国語ではない学生のための英語を学ぶ特別なESOL(English for Speakers of Other Languages)クラスを設ける学校も多ので、全く英語ができなくても大丈夫です。しかし、早く学校生活に慣れるためにも、日本にいるうちから可能な限り英語力を上げておくとよいでしょう。
ニュージーランドの高校はほとんどが公立校で、私立校が少ないことが特徴です。また、日本のような中学・高校の区別はなく、Year9〜13(通常13〜18歳)が通うセカンダリー・スクールが高校に該当します。公立・私立ともにほとんどの学校が留学生を受け入れており、ESOLやその専任教師を配置しているところも多いです。サポート体制が整っていることも、ニュージーランドの特徴です。
また、セカンダリー・スクールは全国共通の指導要領はあるものの、学校運営の自由度が高いことも注目すべき点です。公立校もそれぞれ自校の教育理念に基づいた独自のカリキュラムを持つなど、個性豊かな学校が揃っています。
国語(英語)、数学(および統計学)、理科、社会、芸術、技術、保健体育、外国語の8つの学習分野が設けられています。Year9、10では必修科目を勉強し、Year 11からは必修科目に加えて、興味関心や将来の進路に合わせた科目を履修します。
また、Year11~13になると、全国共通資格試験(NCEA: National Certificate of Educational Achievement)を受験します。この結果の良し悪しは、その後の大学進学や就職に大きく影響するので、みな熱心に勉強しています。
留学先の高校を自分で見つけることはなかなか難しいです。親しい人がすでに留学したことがある高校で、とても信頼できるなど、特別なことがない限りニュージーランドのすべての高校から希望の留学先を見つけるのは大変です。そんな時にはぜひ留学エージェーントに相談しましょう。相談は無料なところがほとんどなので、気軽に問合せをしてみましょう。
ニュージーランドの高校へ留学したい場合、英語力は問われないことがほとんどです。卒業留学の場合、日本の学校での成績が段階評価で3以上が目安。交換留学の場合は、留学プログラムを提供する団体が行う試験に合格しなければならない場合もありますので、希望される場合にはしっかりと条件を確認しましょう。短期留学はだれでも参加できます。
学校の規模やカリキュラム、都市部なのか郊外なのか、日本人留学生の数なども確認して自分の希望に沿った学校を選びましょう。
公立校の場合はホームステイが一般的です。私立校の場合は、学生寮に滞在するかホームステイとなります。滞在先は学校が手配してくれます。
ニュージーランドの高校留学には学生ビザが必要です。ただし、3か月未満の短期留学やスタディーツアーなどの場合、学生ビザは不要になります。
※2019年10月1日以降3ヵ月以内の短期滞在でもNZeTA(電子渡航認証)の事前申請が必要になります。
ニュージーランドでは、ビザの種類に関わらず語学学校、高校、大学などに通う場合、その期間をカバーしている医療保険へ加入することが義務付けられています。日本を出発する前に加入しておくと、いざという時に日本語で対応してもらえ安心でしょう。保険会社によってサービスの内容や、緊急時の対応などに違いがあるので、時間をかけて調べてから加入するようにしましょう。
留学期間や選択したコースによって費用は変わってきますが、費用の目安としては下記のようになります。
・ 学費:
公立校の場合 およそNZ$13,000~NZ$18,000 /年
・滞在費:
NZ$12,000~NZ$15,000 / 年
制服代がNZ$300~NZ$500。その他、お小遣いや交通費、通信費など。
ニュージーランドには国立総合大学が8校、国立の高等教育機関である工科大学・ポリテクニックが16校ありますが、その数は多くはないため、日本に帰国して進学するか、海外の他国へ大学・専門留学するケースが多いです。日本の大学は、帰国子女枠のほかAO入試などを通じて、帰国生を受け入れるところが増えています。ただし、全国共通資格試験(NCEA)の取得レベルを出願要件とする大学もあるため注意が必要です。早い段階で志望校を決めて入試システムを調べ、必要なNCEAレベルを取得しておくと、進学に迷ったときに多くの選択肢を持つことができるでしょう。
親子留学
291,600 円~
語学留学
1,270,000~
語学留学
243,600 円~
語学留学
1,390,000 円~