公開:2018-12-27 更新:2019/06/05
高い教育水準と、美しいブリティッシュ・イングリッシュや多様な文化で、ヨーロッパの留学先として不動の人気を保ち続けているイギリス。街並みの美しさもさることながら、マナーなどの所作の美をイギリスの人々に感じることができる。伝統的なイギリスの英語を身に付けることができ、歴史や美術、音楽などさまざまな分野で世界のトップにいるイギリスでの高校留学を紹介。
まずイギリスの教育制度について見てみよう。
イギリスでは、子どもたちの90%が公立高校に進学するが、基本的に公立高校で留学生の受入れは実施していない。公立高校へ入るには、海外赴任で駐在している家族や親がイギリス市民権を取得している場合に限られる。
イギリスでは5歳(Year 1)から入学、16歳(Year 11)で義務教育が修了する。
日本の様に中学を卒業して高校へ進学するという考え方ではなく、日本での高校2~3年生が進路を考える時期と進学を目指す生徒の受験シーズンのようなものになる。
16歳(Year 11)の修了時点でGCSE(General Certificate of Secondary Education)という全国統一試験を受ける。これはその後の進路を決定するための重要な試験。進学コース(6th Form College)、就職コース(職業教育)のコースを決める際の判断材料になっている。
大学進学の希望者は18歳(year 12~13)までにGCE-A(level General Certificate of Education- Advanced Level)という全国統一試験を受ける。
※6th Form CollegeはGCE-Aの試験のに焦点を当てて、学力に合わせた指導を行う。
そのため、イギリスで高校留学を果たすにはyear 12~13の進学コースを目指すこととなり、実質2年間となる。高校生3年間をイギリスで過ごすためには中等教育が始まる7~9歳(year 11~13)までに留学することが条件。
GCE-Aでの勉強はかなりハードルが高く、英語力を要求されるため、学年を下げて入学、1年GCSEに向けての勉強をしてからGCE-Aのコースに行くのもおススメのスタイル。(学校によって変わるため、許可されるか事前の問い合わせが必須。)
イギリス私立高校と全寮制高校(ボーディングスクール)は教育の最高峰
どちらも同じ私立高校。イギリスの一般家庭の子供たちの多くは公立高校に進学し、留学生は基本的に公立高校には入学できない。そのため私立高校は高い教育水準を保っており、留学生の入学許可のハードルも高くなっている。(一部プログラムにより、公立高校交換留学ができる場合もある。
留学した場合、ホームステイを利用して私立の高校に通うか、全寮制高校で宿舎から通うかがほとんどだ。また全寮制の場合はガーディアンと呼ばれる、現地での身元保証人をつけることが法で定められている。
「パブリック・スクール」と呼ばれる全寮制の名門私立高校は、イギリス王室の子息・子女が入学することで知られている。こういった名門校には、わずか7~8歳で親元を離れ入学する。その分、少人数制で日常生活から学業・スポーツに至るまできめ細やかなケアがあり、世界的にも評価が高く、入学希望者が多い。
伝統やマナーを重んじるイギリス。特に全寮制高校では、下級生の世話や決められたことをみんなで実行し、規則正しく生活することができる。英語の習得とともに人間的な成長ができるチャンスになるだろう。
イギリスは9月が新学期。
そして私立高校は少人数制がほとんど。希望者が多いため、早めに出願をしないと
定員オーバーで出願自体を受け付けてくれない場合も。
少なくても1年前から探し始め、願書の受付スタート共に応募しよう。
重要視されている志望動機をしっかりと固めていこう。
日本で中学を卒業していれば、GCSEの認定を受けていると認められいるので、進学コース(6th Form College)でGCE-Aを目指すことができるが、かなりの学力と英語力が求められ、試験勉強についていけない可能性がある。
その場合は学年を一つ下げてGCE-Aを目指すまで1年間かけて英語力を蓄え、残り2年で試験勉強するのもいい。
高校留学に必要なビザはこれ!
3ヵ月前には準備をしよう!
Tier4学生ビザ
・17歳以下で6ヶ月以上留学する学生
・週20時間の労働が可能
※申請に関する費用や必要書類は変動があるため、イギリス大使館への確認が必須。
約400~700万円/年
・渡航費・宿泊費/食費(寮費、またはホームステイ費)
・制服代
・テキスト代
・保険代
・試験費用
・長期休暇時、帰省の為の航空運賃
・ガーディアンの年間契約費用
最低でもこの項目は必要。
その他にも、さまざまな費用がかかる。
日本とは違う教育制度ではあるが、早くから将来に向けての勉強をするため、自分がどのような分野を学んでいくか、またはどのような仕事に就きたいかを意識することができる。そこからたくさんの選択肢を得られるということは大きい。なんとなく、流されて、のんびりという生き方は決して悪いものではないが、早くから自分の将来を考える良いきっかけとなってくれるのがこのイギリス高校留学。きっと紳士淑女の国で得られるものは英語だけではない。
決断をしても簡単に留学するこができなかったり、人気の留学先としては他国よりも学費が高い傾向にあったり。とにかく渡英するまでにはたくさんの壁がある。そのような壁を乗り越えてイギリス高校留学を終えることができたら、未来が明るくすばらしいものとなるだろう。
イギリスの高校留学についてもっと知りたい?
まずは無料で資料請求をしてみよう。
語学留学
1,000,000円~
語学留学
279,600 円~
ボランティア
1,050,000円~
語学留学
119,800 円~