ニュージーランドの教育制度を知ろう

公開:2019-01-09 更新:2019/04/15

NZ教育制度2

ニュージーランドでは新学期は1月下旬〜2月に始まり11月下旬〜12月中旬に終了。国が学校の教育の質のレベルを厳しく管理していることが特徴です。日本とはちょっと違う教育システムをご紹介します!    

日本との違い

ニュージーランドでは新学期は1月下旬〜2月に始まり 11月下旬から12月中旬に終了。国が学校の教育の質のレベルを厳しく管理していることが特徴です。 ニュージーランドでは、「学年」のことをYearと呼び、Year1〜13が日本の小学校〜高校に当たります。Year1は5歳から始まり、Year11までが義務教育です。    

中等教育

NZ教育制度

ニュージーランドには、公立校、私立校がありますが、85%の生徒は公立校に通学しています。中高校一貫教育が行われていて、セカンダリースクール、ハイスクール、カレッジなど学校によって呼び方は異なりますが、すべてNCEA(全国共通資格試験)に向けた授業を行っています。ケンブリッジ試験や国際バカロレア(IB)のプログラムを開講している学校もあります。Year11〜13の生徒はNCEA(全国共通学力試験)を受験。この結果はその後の進路や進学に大きく影響するので、生徒たちは真剣に勉強をします。    

高等教育

ニュージーランドの高等教育は、NZQA(New Zealand Qualifi cations Authority=ニュージーランド資格庁)によるレベル1〜10までの資格があり、その質が保証されています。各レベルと、得られる資格は下の図のとおり。  

NZ教育制度

NCEAとは

ニュージーランドでは、多くの高校生が、全国統一の高校教育認定資格であるNational Certificates of Educational Achievement (NCEA)を取得します。NCEAとは、各学年(Year11~Year13)の年度末に行われる全国統一試験のことで、ニュージーランドの政府教育機関であるNZQAが管轄する大規模な試験です。この試験の成績が、ニュージーランド国内の専門学校・大学進学などの判定基準になるため、学生にとって重要な試験となっています。  

 

NCEAはレベル1、レベル2、レベル3の3段階となっており、Year11でレベル1をクリアすると、Year12に進級するか、工科大学・ポリテクニックのサーティフィケート課程に進学することができ、Year12で、レベル2をクリアすると、Year13に進級するか、工科 大学・ポリテクニックの準学士課程(Diploma)に進学することができます。そしてYear13でレベル3をクリアすると、大学課程や工科大学・ポリテクニックの学士課程(Bachelor’s Degree)に進学できます。    

日本からニュージーランドの大学に進学するには

ニュージーランドではYear13で、日本の大学1年次に履修する教養課程に当たる内容と、専攻分野に進むための基礎科目を修了し、大学では1年目から専門科目を勉強します。日本の高校を卒業してニュージーランドの大学に入学する際、学力や英語力が入学基準を満たしていない場合、1年間の大学入学準備コースを修了しなければなりません。大学入学準備コースは、大学が独自に設けているものと、工科大学・ポリテクニックや私立の高等教育機関が開講しているコースがあります。    

 

進学希望の学部に合わせた科目を履修し、大学での専門課程に向けて準備をします。 さらに、論文の書き方、リサーチやプレゼンテーションの方法など、大学の授業についていくためのスキル(アカデミック・スキル)を学びます。 入学条件は、高校卒業と、IELTS 5.5以上または、TOEFL iBT 70点以上の英語力が必要。英語力が条件に満たない場合は、語学学校の進学準備コースで英語力を上げておく必要があります。    

 

いかがでしたでしょうか? 留学先として人気の高いニュージーランドの魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。

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