公開:2018-12-20 更新:2019/07/01
フランスには文化や歴史の宝庫と呼べるくらい、たくさんの食文化、アート、世界遺産が生まれた国。あえて美術館や歴史遺産を見に行かなくとも、日常生活を送り、人と話しているだけで文化的な雰囲気を感じられます。フランスに行けば、フランスがなぜここまで美しい文化を持つことができたのか、その一端を垣間見ることができ、きっと自身のセンスや知識、教養に活かすことができるでしょう。
フランス特有の文化にふれられるほか、さまざまなバックグランドを持つ現地の人たちとの交友も楽しみの一つです。フランス人は自己主張のはっきりとした国民性が特徴なのですが、これも移民が多く、多様な文化が入り混じるフランスにおいて自分の意見をしっかり主張したりすることは大事なことだからでしょう。
一方で、好き嫌いが激しい、感情的になりやすい、ごみを道に捨てるなどの、日本人が持つイメージとは違ったフランス人の一面も見ることができるのも、現地に滞在して初めて分かることです。日本人とは違った民族とふれあうことで、きっとその民族の文化だけでなく、自分のルーツである日本の文化や歴史について考えることも多くることでしょう。
教育水準の高いフランスでは英語が通じる場合も多く、観光しやすいイメージのある国ではないでしょうか。しかし、フランス国民は自国の文化とフランス語を誇りに思っており、英語が話せても、フランス語を用いてコミュニケーションを取ることを好みます。そのため、フランス人と交流する際はフランス語をなるべく覚えて、楽しく交流できるようにしたいものです。
このようにフランスには独自の文化と独自の国民性があるため、フランス語を習得することによって濃厚な異文化体験することができ、自分にとって新しい価値観を得られる良い機会になるでしょう。
日本にいるときには、ヨーロッパは大変遠く感じる地域ですが、フランスに滞在すれば、ドイツやアイルランド、イタリア、スペイン、スイスなど、多くの国と国境を接することになります。日本では考えられないような安い値段で航空券を取ることもでき、気軽に周辺諸国へ旅行に行くことが可能です。ヨーロッパと一言で言っても、実際には文化や歴史が全く異なります。それぞれの国を目で見て知ることで、自分の視野が広がり、より国際人としてのスキルが身につきます。
フランスはヨーロッパ諸国や他の地域から毎年多くの観光客が訪れ、フランス料理やフランス美術、デザインやアートなど専門的なことを学びたい留学生が世界中から集まります。そんなフランスで人気の都市を紹介します。
世界が憧れる都市:パリ
世界遺産と都市が共存する都市:リヨン
海と山に囲まれた豊かな都市:マルセイユ
フランスでワーキングホリデーをするためにはワーキングホリデービザが必要です。毎年発給人数が決まっているので、早めの申し込みがおススメ。
希望する留学スタイルによって準備期間は異なります。しかし、語学留学でもワーキングホリデーでもやることは基本的に同じ。いつからその準備をはじめたらよいのでしょう?自分が行きたいと思っている時に出発できるように、今すぐチェックしておきましょう!
ビザ申請料:無料
往復渡航費:15万~20万円
保険料:25万円(年間)
語学学校の費用:25万円(3カ月)
宿泊費/生活費:200万円(12カ月)
※アルバイト(収入):72万(8カ月)
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合計:約200万円
※費用は概算です。
いよいよフランスへ出発の日を迎えます!チケット、パスポート、ビザなどの準備は大丈夫ですね?きっと新しくはじまるフランスでのワーホリ生活に期待と不安でいっぱいだと思います。
日本の空港を出発するのに問題はないはずです。では、それぞれの留学先の空港、または経由地に到着してからどのような手順で入国していくのでしょうか。空港に到着したらすでに日本語は通じない可能性が高いですよね。不安を少しでも減らすため、出国・入国の手順を把握しておきましょう!
フランスは、10,000ユーロ以上の現金・小切手類をEU圏内に持ち込む場合、税関への申告が必要です。
また、日本の大使館・領事館に在留届を提出しなければいけません。
フランスに到着したからもう安心というわけではありません。いよいよワーキングホリデー生活がはじまりますので、安心して1年間を終えられるように、到着後にしておくべき手続きがいくつかあります。必ず確認しておきましょう。
ワーキングホリデー制度がスタートした当初から人気があり、倍率の高かったフランス。しかし 定員は年々増えており、1500人にまでになりビザが取得しやすくなりました。 18歳から30歳までという年齢制限はありますが、ワーキングホリデービザの有効期間である1年間の過ごし方は自由。語学学校に通ったり、旅行したり、働くこともできます。そのため渡航目的もさまざまで、観光を楽しんだり、あこがれの街で暮らしてみたいという人から、本場で料理や製菓のプロを目指す、あるいは、ファッションやアートを学びたい、といったプロ志向の人まで幅広くいます。
フランスへ行きたい人にとっての不安材料は、やはり言葉の問題でしょう。フランス語ができなくても大丈夫か、英語はどの程度通じるのか……。
旅行だけなら英語でも大丈夫ですが、生活や仕事となるとフランス語が必要です。多少のフランス語ができて、料理や製菓、服飾関係など専門技術を持っていれば、実力次第で仕事を見つけることは可能でしょう。言葉もできず技術もないと なると、かなり厳しいのが現実。それなりの努力が必要になります。
しかし、パリには日本人コミュニティーもあります。日本食レストランのほか、日本の書店、日本人観光客が多い土産物店や日系のデパートなど、選り好みをしなければなんとかなるでしょう。 もちろん、フランス語ができればできるほど仕事の選択肢は広がるし、生活もしやすくなります。何よりフランス人とも親しくなれるので、出発前は英語よりもフランス語を勉強しておくほうが有意義な1年になることは間違いないでしょう。
マカロン発祥の店といわれる「ラデュレ」のマカロン。料理や菓子の本場フランスでは食べておきたいものがたくさんあります。
夏休みに開催されるセーヌ川岸を浜辺に見立てた「パリ・プラージュ」。
ヨーロッパは、隣接する国へ気軽に旅行できるのがうれしい。国際高速列車のユーロスターに乗れば、ロンドンへも2時間ちょっとで行けます。
建物は古くても改装されて中はキレイ。ブティックもおしゃれ!
料理学校「ル・コルドンブルー」の授業。プロを目指して日本から勉強に来る人も多いです。
プロの料理人、菓子職人のなかには、ワーキングホリデービザで修行する人も。腕が認められて店に雇われ、就労ビザで働く人もいます。
「SOLDES」はフランス語でセールのこと。出発前に資金を貯めてショッピングも楽しみたい。
取材・文/豊田美喜 協力・写真提供/社団法人日本ワーキング・ホリデー協会、パリ観光局
語学留学
107,900 円~
ワーキングホリデー
1,790,000 円~
ワーキングホリデー
770,800 円~
専門留学
1,790,000 円~