公開:2018-06-18 更新:2019/06/06
今や日本では、キャラ弁など様々な工夫が凝らしてあるお弁当が流行っていますが、世界のお弁当事情はどうでしょうか。
アメリカならサンドイッチにポテトチップスといったお弁当が想像(個人的なイメージですが…)できますが、他の国々ではどうでしょうか。 世界のお弁当をのぞいてみましょう。
お弁当箱は一段でアルミ。
四ヶ所がしっかり固定されているものも。 韓国では冷たいご飯を食べる習慣があまりないようですが、韓国の定番は「キムパ」と呼ばれる韓国版海苔巻きです(見た目は日本の太巻きに似ています)。 中身は、人参、卵焼き、ほうれん草、ハムや味付けした牛肉、たくあんなどです。
ご飯や海苔にごま油を混ぜているのも特徴のひとつです。 家庭によってごぼうやツナ、ソーセージ、チーズ、キムチが入る場合もあります。 キムパの他におかずで定番なのが、「チャンジョリム」という牛肉の醤油煮です。 牛肉を醤油、砂糖、酒、みりん、生姜、ニンニクで味付けしているものも。
その他にも、卵焼きや鶏の唐揚げなど、日本とよく似ているおかずが入ることもあるそうです。 90年代後半から、学校で給食が導入され、サラリーマンやOLのランチは外食が増えてきて、お弁当は姿を消しつつあります。 そんな中でも遠足の際には、必ずもって行くというお弁当の「キムパ」。 お母さんの愛情のこもったお弁当は、心が温まりますね!
お弁当箱はドカ弁型で深いものが多いようでう。
都心では外食や給食が増えてきていますが、地方ではまだまだ職場にお弁当を持参する人たちがたくさんいます。
ご飯の上に野菜炒めのようなおかずを1、2種類のせるぶっかけご飯が主流。 おかずは日常で作られる家庭料理が多いようです。 中国でも、冷たい食事の習慣がないため「ホーファン」と呼ばれるテイクアウトぶっかけご飯弁当が定番。
お店で白いご飯の上に数種類のおかずをのせてもらう。
こちらの方が温かいまま食べることができて、お弁当よりも便利であるため、現在は主流のようです。 以前のホーファンは、アルミのお弁当箱に家から持って出てお店でご飯とおかずをのせてもらい、食べ終わるとまた洗って再利用していましたが、現在では使い捨て容器に頼るほうが多いみたいです。 日本人にとってはお弁当の冷たいご飯(おにぎり)は、温かいご飯と違う美味しさがあると思いますが、国によって考え方が違うとお弁当事情も違ってくるのが興味深いところではないでしょうか。
参考文献:「世界のお弁当」服部直美 情報センター出版局
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